第48回大学選手権準決勝2012/01/03 17:37

 昨日の録画を見ました。

 第一試合は、天理大学 VS 関東学院大学です。
 天理大学の立川選手は良いプレーヤーですね、プレーの選択、あたりの強さなど、しかも、パスもキックも「うまい」。早くトップリーグにあがってきてほしいです。確か、クボタに内定しているようなので、今は、トップイーストなので、早くトップリーグに返り咲いてほしいですね...。
天理のフォワードはサイズが小さいながら、よく関東学院のフォワードの攻めを防いでました。特にフランカーの唄(バイ)選手は身長167cm、62kgというハーフのような体格で大きな選手の足元に入り確実にとめてましたし、ラックでもボールの上に入り確実なボール出しに貢献するなど活躍してました。大型化する一方のバックスリーの中で、彼のような選手が活躍するとラグビーも面白くなりますね。ウィングにコンバートしても面白いかもしれませんね。
 で、試合のほうはバックス、フォワードともにバランスの取れた天理大が、8トライの猛攻で関東学院を下しました。関東学院も、フォワード周辺の攻めは良かったんですけどね、天理大のバックスのプレッシャーを凌駕することができませんでしたね。

 天理大学(関西大学リーグ1位) 42点 VS
         関東学院大学(関東大学リーグ3位) 17点

 第二試合は、帝京大学 VS 筑波大学です。
 昨年のディフェンディングチャンピオンと準決勝初挑戦の国立大学の対戦です。筑波大学は、対抗戦では、早稲田、慶応に勝利し、当該校同士の勝敗で4位にはなりましたが、同率2位の実力で、選手権のトーナメントにはいってからは、関東リーグ2位の東海大学を破り、対抗戦では敗れた明治大学に勝利してここまであがってきました。その筑波大学が、帝京大学の強力フォワードにどこまで対抗できるかがこの試合の注目点だったのですが...。
 やっぱり、大型フロントローとロックに2人の留学生を擁する帝京大学のフォワードのパワーは強力で、セットプレーで押されまくられた筑波大学は手も足も出ずにやられてしまいました。
 提供のバックスの実力を測ることもできないまま試合が終わってしまい、勝ちにこだわらなくていけないトーナメントとはいえ、少しつまらない試合でした...。

 帝京大学(関東対抗戦1位) 29点 VS
         筑波大学(関東対抗戦4位) 3点

 決勝の見所は、天理大学が帝京大学の大型フォワードの突進をどのようにとめるか?セットプレーの優劣は?帝京大学が天理大学の立川選手、トンガ出身の両センターをどうとめるかですね。今日の試合では、帝京のバックスの実力のほどが良くわからなかったので、なんともいえませんが、フォワードは帝京かな...。

 ボールを大きく動かす試合が見たいです。

 そういえば、観客が少なかったですね...。いわゆる伝統校(早稲田、慶応、明治etc)が出ていないということもあると思いますが、これが今のラグビー人気なんですね...。少しさびしい気がします。発表では1.5万人ほどとのこと、まぁ、日本選手権決勝も似たような人数だけどね。