トップリーグ 2011-2012 第9節 ― 2012/01/09 18:40
秩父宮にいってきました。
ラグビー三昧3連休の最終日は、今年最初のトップリーグの試合です。
今日は、第一試合が、「ホンダヒート」対「東芝ブレイブルーパス」、第二試合が、「サントリーサンゴリアス」対「
NECグリーンロケッツ 」でした。4チームとも秩父宮ラグビー場がある港区に本社あるいは事務所があるということで、「港区ダービー」と銘打ってイベントが行われていました。
前節に神戸製鋼に敗れていまひとつ波に乗り切れない東芝と、日本代表を擁するも勝てないホンダヒート、立ち上がりはホンダが東芝をゴール前に釘付けにするという時間帯が続きました。東芝はちょっとエンジンのかかりが遅かったように思います。一方、ホンダは東芝ゴール前までは行くものの、最後の切り札が無く取りきれないという感じでした。勢いとしては完璧にホンダだったんですけどね...。
流れを変えたのは、ルーキーのリーチ選手でした。前半17分に相手のミスから独走のトライ、ここから少しずつ東芝のリズムになって行きます。このリーチ選手と、ベイツ選手、豊田選手の3列がよく仕事をしてました。ホンダは、後半立ち上がりにウイングのポンギ選手が個人技でトライをとるのがやっとで、何度も東芝のゴール前までいくのに得点をあげることができませんでした。一方、東芝は後半、疲れの見えてきたホンダに対し最後まで手を抜くことなくファイトしていました。
東芝のディフェンスもよいのでしょうが、ホンダは、前半の勢いが得点に結び付けられれれば、競った試合になったように思います。後半、日本代表の藤田選手が入ってからのスクラムなど良い部分もあったんですから...。
最下位のコカコーラも、ホンダも、よいところはあるのに得点力が無さすぎです。ホンダは、現時点でトライ数は最下位の15本で、1試合あたり1.6本ですからね...。
ホンダヒート 7点 VS 東芝ブレイブルーパス 48点
NECは、勝てたかもしれません。
まぁ、勝負の世界のことだからなんともいえませんが、後半の追い上げを見てたらなんとなくそう思ってしまいました。結局、トライ数ではサントリー3本に対し、4本ですから。今期のサントリーに土をつけられるとすると、東芝かNECだと思っていたんですけどね...。
今年のNECは、今の4位という順位があらわしているように、昨年のようなちぐはぐな感じが無く、いい感じです。リーグ戦は別にしてトーナメントを面白くしてくれそうです。
NECは、ナドロ選手の加入が大きいですね。身長195cm、体重129kgというロックでも通用する体格でバックス、しかもウイングですからね。ボールを持ってても、持って無くても、相手するチームはやりにくいと思います。また、田村選手をはじめ若手とベテランのバランスもよいですね。あとは、キャプテンのラトゥ選手の存在が大きい。ここというときの、集中力とファイトはさすがだと思います。
一方、サントリーは、デュプレア選手やスミス選手、ロッソウ選手、クレバー選手など外国人選手の働きはよかったのですが、日本人選手が目だって無かったですね。まぁ、彼らは、現役の代表選手たちですから良いに決まっているのですが、なんか、今日はそればかりが目だってたように思います。スミス選手のカバーなんて攻守ともに神がかり的でしたもの...。全体的には、決して悪くなかったんですよ、後半、日和佐選手が交代出場してからの攻撃のスピード感なんて、やっぱり「さすが」という感じだったんですが、最後、追い上げられちゃいましたからね...。
でも、東芝がいまひとつなので、今期はこのまま全勝でいってしまうと思います。
サントリーサンゴリアス 35点 VS NECグリーンロケッツ 29点
<おまけ1> 東芝のマイケル・リーチ選手。
試合後で疲れていると思いますが、快くサインに応じてました。いや、ほんとに疲れてると思いますよ、顔にそう書いてありましたもの。顔ちっさいですけど、手は大きかったです。腕の太さも半端じゃないですね...。
<おまけ2> 東芝の大野均選手。
大野選手も疲れてたと思います。でも、快く握手してくれました。やっぱり、「手」デカイです...。
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