第49回 日本ラグビーフットボール選手権大会 決勝 ― 2012/03/18 22:04
国立競技場に行ってきました
トップリーグプレーオフ決勝と同じ対戦になった今年の日本選手権決勝。この2チームがやっぱりぬきんでていると思います。先週の試合を見る限りサントリー有利という感じですが、パナソニックがどこまで食らいつくか?
両チームが整列して国歌斉唱。
パナソニックのキックオフで試合が始まりました。試合開始から、緊張感あふれる攻防が続きます。どちらも一進一退で、なかなか得点に結びつきません。最後のゴールラインはなかなか割ることができません。パナソニックは、先日のプレーオフ決勝よりきついディフェンスで、サントリーもなかな前進することができません。
サントリーが苦しくてキックを使うとか、ブレイクダウンでのボール確保に人数をかけるという試合はこのシーズンで始めてみました。それくらいパナソニックのディフェンスは迫力がありました。もちろんサントリーのディフェンスへの戻りの早さもすごいものがあります。今日はディフェンスのガチンコ勝負という感じの試合でした。
つまらなくて時間がなかなか過ぎない試合というのは何度も経験したことがありますが、面白くて、一瞬たりとも目を離せない試合で、なかなか時間が過ぎない試合というのを初めて経験しました。一緒に見ていた友人が前半終了時点で、「1試合見たくらい内容の濃い試合だね」と言っていましたが、本当にそんな感じの試合でした。
サントリーのトライがピシ選手のある意味強引な個人技だったり、小野沢選手の技ありのインターセプトだったりと、いつもの華麗な連続攻撃でのトライでとったわけではないところが今日の試合の厳しさを物語っていると思います。一方、パナソニックもサントリーの堅守でトライがなかなか奪え無いという判断だったのか、キックで得点を重ねる作戦でした。結局、サントリーが勝ちましたが、パナソニックのキックがすべてきまってていたら試合もわからなかったですね。まぁ、デラーニ選手がもう少し縦についても良かったんじゃないかなと思う場面も多かったですけどね...。
パナソニックはホラニ選手やアイブス選手など主力を怪我で欠いてのシーズンでしたが、この結果はすばらしいと思います。来期、本当の意味でのベストメンバーを組んでどんな試合をするのかいまから楽しみです。
とにかく、今期の最後を飾るにふさわしい、すばらしい試合でしたね。トップリーグのレギュラーシーズンの試合が、この試合のようなレベルの試合ばかりになれば、日本のラグビーももっと強くなるような気がします。試合見ていて思ったのですが、この2チームであれば、スーパー15の下位チーム、たとえばチーターズとかレベルズとかであれば勝てるんじゃないかなぁ?
サントリーサンゴリアス 21点 vs パナソニックワイルドナイツ 9点
ハーフタイムに、31日と4月1日に行われるセブンスの試合にあわせたハーフタイムショーがありました。2日通しでいくか決勝だけ見に行くかちょっと迷ってます。
<おまけ> パナソニックの応援ボード
帰宅してよく見たらこのボード、微妙に違いがありました。
これは、プレーオフバージョンというか秩父宮ラグビー場用。
こちらは、日本選手権バージョン、他の試合会場用。
違いは、上は「秩父宮ラグビー場を青く染めましょう」と書いてあり、
下は「スタジアムを青く染めましょう」と書いてあります。
色も微妙に違うんですよ。