香港湿地公園 ― 2012/11/11 16:19
香港湿地公園に行ってきました。
ここは、2006年にオープンした自然公園で、新界の西北に位置しています。ここへは、MTR西鉄線の天水圍駅から輕便鐵路でも行けるのですが、近所からバスが出ていたのでそれに乗っていってみました。

高速道路に乗って香港の町を抜けていきます。ここは荃湾です。

青衣島と半島の間にかかる巨大なつり橋です。

ここから、トンネルに入って北に向かいます。このトンネルが結構長かったです。

で、トンネルを抜けると自然の中に街が見えてきます。最終目的地の天水圍の街並みです。高層マンションが立ち並ぶ新興住宅地です。こんなところに自然公園なんてあるの?って感じ。ちなみに、ここまで約1時間でした。

バスの終点から高層マンションの間を抜けていくと道を1本隔てて公園があります。
これは、チケットセンターの入り口。

こんな感じで、オブジェがおかれています。壁に張り付いているのはカニです。

チケットセンターから見たビジターセンターの入り口です。奥に見えるのがセンターの入り口。センターの屋根は芝生の坂になっています。

センターの入り口に向かう小道にもたくさんの生き物のオブジェが置かれています。

公園内の地図です。全体では、総面積約60ヘクタール(東京ドーム約14個分)の広さがあるそうですが、人が入れるところはごく一部、下の地図の左側の黒い線で書かれたルートだけです。

ビジターセンターを抜けるとまずは、小川のある風景。ちょっと、懐かしい田舎の風景という感じでした。

ここを抜けると大きな池があります。

池の真ん中にも小さな資料館があって、公園の生き物や、水辺での生活についての紹介がされていました。

資料館前には水辺の作物の野外展示がされていました。稲や蓮、タロイモなどが植えられていました。

ふと振り返るとそこには高層マンション群が...。

さらに海側に歩いていくと鳥の観察小屋がありました。人がかごに入って鳥を見るという感じですね。「鳥にも耳があるので静かにしてね」と看板に書いてありました。

こんな感じで、鳥を観察できます。黒や白の点に見えるのが鳥です。
さらに進むと、今度はマングローブ林の間を抜ける木道があります。干潟ではマッドスキッパーやシオマネキがたくさんいました。

こんな景色が見られます。11月だというのに雲が夏の雲ですね。

干潟の真ん中にサギでしょうか、たくさんの種類の野鳥を見ることができます。
マングローブの林。自然がいっぱいです。

でも、すぐそこまで、住宅地が迫ってるんですよね。

こっちも...。

公園内を散策すること2時間。これでも途中で休憩なし、ゆっくり歩いていたとはいえ、ほとんど歩きどおしですから、その広さがお分かりいただけると思います。
ビジターセンターのロビーはこんな感じ、ここも広いですね。

帰りに、芝生の坂道を登ってビジターセンターの屋上に行ってみました。すると遠くに高層ビル群が見えました。そうです、対岸は中国の深圳です。経済発展に挟み撃ちされてる自然と見るか、経済発展の中にもまだ自然が残ってると見るか、ちょっと、複雑な感じでした。
帰りは、輕便鐵路とMTRを乗りついて帰りました。

さて、生き物や施設内の写真もたくさん撮ったので、それは明日に...。