WOOD JOB!〜神去なあなあ日常〜 ― 2014/05/16 07:04
矢口史靖監督の最新作「WOOD JOB! (ウッジョブ!)〜神去なあなあ日常〜」を見てきました。
三浦しをんさんの小説が原作で、受験に失敗した若者が1年間の林業研修で成長していく姿を描いた映画です。「ウォーターボーイズ」や「スイングガールズ」の矢口監督が作っているので、ユーモアがちりばめられ、笑いあり涙ありの2時間、あっという間でした。先日見た「テルマエ・ロマエⅡ」より正直、面白かったかも。
外材の輸入や、山村の過疎化のため斜陽産業、かつ、過酷な林業ですから色々と大変なこともあるのでしょうが、そんな悲壮感は微塵も感じさせない素敵な物語になっています。物語の中でも語られていますが、100年かけて自分の孫の代に向けて樹を育てていく、また、先祖が育ててきた樹を引き継いで育てていき、それを商品として送り出すという壮大な事業なんですね、そんなことも軸になっているので素敵に感じたのかもしれません。
クライマックスの祭りのエピソード、笑わせてもらいました。CGを一切使っていないそうなのですが、この祭りのシーンどうやって撮ったのかな?ホントにあんな大きな樹を切ったのでしょうか...。
とにかく、いい映画でした。観客が思ったほど入っていなかったのですが、お勧めですよ。