FUNKY CARAVAN / SPACE CIRCUS ― 2014/05/31 07:01
最近、昔のCDを引っ張り出して聞いてます。
高校生の頃、バンドのドラマーが「スペース・サーカス聞いたことあるっ?」っていって、このレコード(当時はレコードですよっ!)を貸してくれました、「とにかく、ベースが凄いから聞いてみろって」。
聞きましたよ、1曲目から、びっくりしました。どうやって弾いてんのこれ?なにやってるか、ほとんど解明できない。そんでもって、自分も早速、買いました。買ったはいいけど、どんだけ聞いてもやっぱり弾き方が分からない。とにかく、岡野ハジメ氏のベースを聞くためだけにこのアルバムを買う価値ありです。
長らく、CD化はされていなかったのですが、今から8年前の2006年6月にセカンドアルバムの「FANTASTIC ARRIVAL」と一緒に紙ジャケットで発売されたCDを、ディスク・ユニオンで購入しました。このあと、すぐ廃盤になって、そのあと、一度だけボーナストラックを追加して再発されたそうですね。
歌詞カード(そもそも、インストバンドなので歌詞カードじゃないんですけどね)」もレコードに付属していたものそのままです。字が小さすぎてよく見えないですけどね。
さまざまなジャンルのフュージョンが入っているファーストと、シンフォニックでハードなプログレの曲で構成されているセカンド、知らなければ、同じバンドのアルバムだとは分からないかもしれません。自分はどっちも好きですけどね。ちなみに、ファーストはアルバムの出来としてはちょっと、厳しいかも、音がスカスカ、ハイハットなんてシャキシャキです。とにかく、音が固まりになっていない。ライナーノーツ(あっ、そうだ歌詞カードじゃなくてライナーノーツだ)によると、ほとんど一発録音のスタジオライブ録音だったそうですね。そういう意味じゃ、テクニックはものすごい、きっと、もっといいプロデューサーがついてたら、アルバムのできも変わっていたかもしれませんね。
1. Alibaba
とにかく、この曲、ググって、YOUTUBEでも何でも良いので聞いてみてください。曲自体はそこそこの曲ですが、ベースがとにかく凄いんです。
2. Network
この曲のベースは、バックに徹しているのですが、その粒のたったベースラインちょっと好きです。
3. African Reggae
ピアノソロで始まるスローテンポの曲。ちょっと、おしゃれな曲です、でも、どこがレゲエなんだろう。ところで、この曲も、もっといい、プロデューサーがついていたらもっとかっこよくなったと思う。
4. Funky Caravan
ハードなギターのイントロで始まるミドルテンポの曲。曲の構成は、確かにプログレっぽい。かつ、きっと、チック・コリア、スタンリー・クラーク、レニー・ホワイト、アル・ディ・メオラのリターン・トゥ・フォーエバーが好きなんでしょうね、この曲、影響バリバリですもん。
5. The Way We Were
ベースのメロディラインで始まるバラード。バーブラ・ストライサントとロバート・レッドフォードの映画の主題曲で有名な「追憶」です。昔、ネスカフェのコマーシャルにも使われてました。
6. Spring Wave
この曲も明るい良い曲なんですけどねぇ、やっぱり、アルバムってプロデューサー大事なのね。ハイハット、シャリシャリすぎ。
1978年の作品。岡野氏22歳、いつの時代も才能のある人はいるのね...。
そういえば、岡野氏が後に作ったバンドの「PINK」のドラマー、高校の先輩だったな、当時、学祭のライブかっこよかったもんなぁ...。