我が家の小さな海

　秩父宮に行ってきました。

　長年、ここでラグビーを観戦していますが、こんなに並んだのは初めてです。会場の1時間以上前に来て300人くらい並んでました。こちらは、東入り口側。

　でこちらが正面口。

　練習中のMaori All Blacks (Maori ABs)。体は大きいし、スピードもあります。JAPANは前週のリベンジができるのか．．．。

　JAPANは、堀江選手や、田中選手など8名の主力を欠く状況でしたが、序盤から果敢に攻めます。開始早々に得たペナルティもゴールを狙わず、タッチに蹴りだしトライを狙いに行きました。結果としては、トライを取りきれなかったのですが、JAPANは、アグレッシブに攻めていて、前週よりミスも少なかったように思います。

　逆にMaori ABsのほうがミスというかペナルティが多かったですね。とはいえ、切り返しのときの反応とスピードはやっぱり凄かった。最初のトライをあげた、フッカーのコーディー・テイラー選手の走りなんて、フォワードのスピードじゃありませんよ。

　さて、昨日はJAPAN DAYでした。下の写真でパスを出しているスタンドオフで先発の小野選手、良かったですね。キックとランをうまく使い分けてました。自身も体は小さいですが、人には強いですからね。小野選手からのパスを受けるリーチ選手は先週同様、良い動きでした。

　強烈なハンドオフを受けるへスケス選手。ここでは、はじかれちゃいましたけど、先発で出場した昨日は、果敢に攻めてました。

　JAPANのディフェンス良かったです。上の写真で、へスケス選手がハンドオフされた直後、ハーフの日和佐選手のタックルでしっかり止めてました。

　前週は、途中出場でしたが、昨日はフル出場のアマナキ・レレ・マフィ選手。先週同様、力強い走りとディフェンスでしたね。先週も書きましたが、ここまでまったく表に出てこなかったのが本当に不思議なくらい良い選手です。

　前週同様、昨日もフォワードは良かったですね。

　ラインアウトもしっかり対応していましたし。場面によっては、Maori ABsのミスを誘ってました。

　極めつけはスクラムです。スクラムは前週同様、負けていませんでした。後半7分のペナル

ティートライもMaori ABsゴール前のスクラムからでした。しかし、インターナショナルのレフリーはペナルティートライの判断が早いですね。2試合連続のフォワードのプレーでのペナルティトライ、JAPANの強さは本物だと思います。

　マレ・サウ選手も良かったですね。後半交代するまで、全力のプレーでした。ABsもいやだったでしょうね．．．。

　ツイ選手、ちょっと、単独で行ってつかまっちゃうことが何度かありましたが、アグレッシブでしたね。

　ということで、あともう少しで、国対抗の試合で17連勝中のMaori ABsをあわやというところまで追い詰めました。最後のプレーで逆転されてしまいましたが、結局、そこがJAPANの弱点というところでしょうか？　最後の最後まで、気を抜かないプレーができるかどうかが、10位より上を目指すには重要ということですね、明らかにバテていたMaori ABsがあそこであのプレーで、逆転し、それを守りきれるところが世界なんですね。

　そういえば、2011年のワールドカップの決勝のフランス、ニュージーランド戦のキャプテンのリッチー・マコウ選手の鬼気迫る姿、あれが世界だって感じたことを思い出しました。　フォワードのセットプレーや、攻撃のシェイプなど強化は確実に進んでいると思います。更なるステップ・アップの鍵は、ある意味そういった気持ちの部分なのかもしれません。

　でも、本当に強くなりました。このスコアボード、世界を驚愕させてますよ、絶対。直さん、写真ありがとうございました。

　ということで、試合後、JAPANの選手にジャージにサインしてもらいました。選手の皆さんありがとうございました。長らく試合に出られなかった山中選手に「おかえりなさい」と声をかけたら、小さくうなずいていたのが印象的でした。

　昨日の試合の23名です。誇り高き、代表ですね。

　ヨーロッパ遠征も良いニュース待ってます。