機内で映画2014/11/23 07:04

 基本的に映画館で見た映画しか感想を書いてこなかったのですが、今回の香港出張で観た映画がちょっと面白かったので。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー/Guardians of the Galaxy
 スパイダーマンやX-メンのマーベル・コミックのヒーロー映画です。宇宙人の海賊にさらわれた地球人(実は父親が宇宙人?)ピーター・クイル/スター・ロードとアライグマのロケット、木のヒューマノイドのグルート、家族を敵のロナンに殺された戦士ドラックス、これも敵によって訓練された暗殺者ガモーラの5人がチームを組んで、銀河系を破壊する力を持つオーブという物質を悪から守るという映画です。
 まぁ、ハリウッド映画にありがちな設定の映画なんですが、まぁ、な~んにも考えないで見られるという意味では結構楽しめた映画です。暴力的なシーンもあるのですが、まぁ、大人も子供も楽しめる映画で、娯楽とはこうあるべしと言った感じの映画でした。ちなみに、心を打つメッセージなどはまったくありませんよ~。

マレフィセント/Maleficent
 ディズニーで有名な「眠れる森の美女」ですね。アニメのようにオーロラ姫側からではなく、悪役の魔女マレフィセント側の視点で物語が進展します。これも、ハリウッド映画にありがちな悪役よりもその相手のエゴというか、悪の面のせいで物語が悪いほうに向かっていくという筋書きになってます。同じディズニーの「オズ はじまりの戦い」と同じ匂いのする映画でした。そもそも、王になったステファンがマレフィセントを利用したところから、その娘のオーロラ姫の悲劇が始まるんですからね。まぁ、結局このステファンは死んで、オーロラ姫は目覚めて、マレフィセントも死なずハッピーエンドという話なのですが、この映画も「オズ」同様、子供に見せちゃない映画だと思います。まぁ、悪い人がやられて、良い人は最後に勝つという勧善懲悪な話なんですけど、そこにいたるまでの話の流れがひどすぎます。これが、子供に夢を売るディズニーの映画ですからね...よく考えたら、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーもこの映画もディズニーの映画、ん~、どっちも、あんまし子供には見せたくないな。
 アンジーがカワイイというのがこの映画のキモですな。

ジャージー・ボーイズ/Jersey Boys
 トニー賞受賞のミュージカルで、「シェリー」や「君の瞳に恋してる」のヒットで知られるフォーシーズンズの実話を基にした、クリント・イーストウッド監督の作品。映画館で見ようと思っていたのですが、機内映画にあったので見てしまいました。
 イーストウッド監督の「グラン・トリノ」や「J・エドガー」も機内で見たのですが、この方の作品は面白いですな。まぁ、ドラマなので、実話を元にしてるとはいえ、脚色されていることもあるとわかっていても、ついつい感情移入してしまいました。
 知っている曲もたくさん出てくるのですが、実は、フランキー・ヴァリがフォーシーズンズのリードシンガーだとか、「シェリー」が彼らの曲だとか、「君の瞳に恋してる」がフランキー・ヴァリのソロの曲だとか、タモリ倶楽部のオープニング曲の作者がこれらの曲の作者だとか、以外に知らないことが多くてそのあたりもついつい入り込んでしまった理由のひとつかもしれません。そうそう、俳優のジョー・ペシも関係者の一人だったなんてのも面白いエピソードでした。
 ファランキー・ヴァリ役の主役のジョン・ロイド・ヤング氏は舞台のミュージカルでも主役なんですが、歌も演技もいいですね~。
 脇役では、クリストファー・ウォーケン氏ですね。36年前の映画「ディア・ハンター」で見て以来好きな役者さんなんですが、今回の飄々とした演技良いですね。エンディングのダンスシーンも顔色一つ変えずに踊っているところ、さすがの一言ですね。
 ん~、映画館でお金払って見るべき映画でした。
 
 最初にも書いたように基本的にお金を払った映画以外は、感想を書いてこなかったのですが、これからはいろんな意味で面白かった映画を見た場合は、感想を書こうと思います。