クマムシ本 ― 2015/01/24 07:03
先日、クマムシのニコ生を見たからって訳ではないのですが、クマムシ本を読んでみた。
堀川博士の文章は、以前からナショナルジオグラフィックの日本語版WEBで掲載されている「クマムシ観察絵日記」を読んでいたので、その面白さは知っていたんですけどね。この本、クマムシだけかと思いきや、博士の交友関係というか友人の研究者の話なんかもあって読み物として面白かったですね。まぁ、自分もその端っこのほうをかじったことがあるのでわかりますが、理系でしかも生物系の研究職なんてぇ人は、大体変わった人が多いですからね。
で、堀川博士が何でクマムシの研究をしているかというと、クマムシが乾眠の状態で、乾燥、凍結、真空、高圧、放射線にも耐えうるという仕組みを、人類が宇宙旅行をするときに応用できないかということを調べているんだそうです。人間も乾眠の状態で宇宙の旅を耐えて、着いた新しい星で復活するっていうことなんだそうですけど、いくら、同じ生き物とはいえ、こんな小さな生き物の仕組み応用できるのかな...って、かくいう自分も、学生のころヒキガエルの精子が、卵の膜に穴をあける仕組みを研究してて、それが、人の不妊治療にいかせるって考えていたんですからね。まぁ、自分の場合、研究職には付かずただのサラリーマンになっちゃいましたけど。そんなんでいまだに、こういう類の本や情報を詠むの好きなんですけどね。
そういえば、堀川博士は、自分の研究資金をこの本や、クマムシグッズを販売して捻出しているっていう、ちょっと、変わった方でもあります。
で、もう一冊読んでみました。こちらは、慶応大学の鈴木博士の本。堀川博士のものより、より詳しくクマムシのことに触れています。クマムシ研究の歴史が、図版とともに書かれていて面白かったです。いろんなクマムシの絵が見られるので、それだけ見ていても面白いと思います。岩波書店のこの本の紹介ページに行くと歩くクマムシの動画も見ることができます。この、動画を見たら、クマムシのとりこになると思いますよ、なんてったって、かわいいですから。
ますます、実物を見たくなっちゃいました。
さて、今日は、ワイルドカードの一回戦、リコーブラックラムズvsNTTコミュニケーションシャイニングアークス戦を見に行きます。もちろん、リコーの応援にね。
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