Before The World / James Taylor2015/06/28 07:52

 別に無茶苦茶ファンというわけではないのですが、17日にリリースされたJames Taylorさんの13年ぶりの新作CDを買った。ドラマーのSteve GaddさんのTwitterで、このCDのことをツィートされてて、アップされてたビデオの音がちょっとかっこよかったので、ついつい、Amazonのボタンをポチッと。
Before The World / James Taylor
 James Taylorさんのアルバムは一応、1971年リリースの「Mud Slide Slim and the Blue Horizon」、1991年リリースの「New Moon Shine」の2枚をもってるんですが...普段、この手の大人のロックはあまり聞かないんですけどね。
Before The World / James Taylor
 どっちかというと、カッコよかったり、演奏のテクニックが凄い音楽が好きなんですが、たまにはね、こういう大人の音楽もいいですよね、良きアメリカって感じがプンプンで...。
Before The World / James Taylor
 演奏のメンバーは、
 Jimmy Johnson Bass
 Steve Gadd Drums この方が、CDを買ったきっかけを作ったんですね。
 Michael Landou Guitar
 Larry Goldings Keyboards
 Luis Conte Percussion
 Andrea Zonn Fiddle
 Arnold McCuller, David Lasley, Kate Markowitz, Andrea Zonn Vocals
で、最近のツアーはこのメンバーで行ってるんですね。最近リリースされたガッドさんのアルバムも同じメンバーですな。
Before The World / James Taylor
 収録曲は以下の10曲。
1. Today Today Today
 ミドルテンポのカントリー調の曲、ガッドさんのブラシのリズムとアコースティックギターの音色がいい感じです。

2. You And I Again
  Cello: Yo-Yo Ma
  Euphonium: Michael Davis
  Flugelhorn: Tony Kadleck
  French Horn: Larry Di Bello, David Peel
 ヨーヨー・マさんのチェロのメロディで始まる、バラード。チェロの音色いいですね。

3. Angels Of Fenway
  Vocal: Caroline Taylor
  Vocal: Henry Taylor
 最初「Fenway」て何のことかと思ったのですが、ググったら、ボストン・レッドソックスの本拠地フェンウェイ・パークのことだったんですな。レッドソックスのファンなのかな?テイラーさんの息子さんもコーラスで参加していますというか、途中その可愛い声のソロパートもあります。

4. Stretch Of The Highway
  Tenor Sax: David Mann, Lou Marini
  Baritone Sax: Roger Rosenberg
  Trombone: Randy Andos, Michael Davis
 ミドルテンポのロックですね。たまには、こんなゆったりとした曲を聴くのもいいかもって思わせる可愛い曲です。ハッピーエンドのロードムービーのエンディングに使えそうな曲です。

5. Montana
 モンタナの自然を歌った歌かな?ワルツのテンポがいい感じのこれもかわいらしい曲です。

6. Watchin’ Over Me
  Handclaps: Walt Fowler
 ここまで聴いてみて、どの曲もかわいらしい、そして楽しい感じ。67歳のおじいちゃんさすがです。間奏と最後のフィドルがいい感じ。ところで、ウォルト・ファウラーさんの手拍子はどこに入ってるのかな?何で、トランペット吹いてないのか?ガッドさんのバンドつながりで遊びに来たのかな?

7. Snowtime
  Condactor: JoAnn Tominaga
  Cocertmaster: Antoine Silverman
  Violin: Jonathan Dinklage, Rachel Golub, Hiroko Taguchi,
     Entcho Todorov, Orlando Wells
  Viola: Katharine Kresek, Philip Payton
  Cello: Emily Brausa, Peter Sachon
 どこまで、可愛い曲が続くのか、「Snowtime」だから冬の曲なんだろうけど、この明るさは何なんだろう。後半のティンバルの音なんて、カラッとしてて冬の厳しさとか感じさせないもんね。

8. Before This World
  Cello: Yo-Yo Ma
  Vocal: Sting
 アコースティックギターの音色が綺麗な牧歌的な歌です。スティングさんとのツインボーカル。間奏のヨーヨー・マさんのチェロとアコースティックギターのからみが美しい。この間奏の後、ちょっと曲調が変わります、よく見たら「Jolly Springtime」という曲とのメドレーになってたんですね。

9. Far Afghanistan
  Shehnai: Rajendra Prasanna
 この曲は、ちょっと他の局と違って重い感じですね。曲名も「遠い アフガニスタン」ですからね。シャハナイという、ちょっとチャルメラのようなインドの笛が印象的な曲で、このCDで唯一、暗い感じの曲です。

10. Wild Mountain Thyme
  Vocal: Caroline Taylor
  Vocal: Henry Taylor
 最後の曲もバラード、しっとり歌う感じとコーラスが綺麗な曲。フィドルのオブリガードがまたいい感じ。

 疲れた時や、ほっこりした気分になりたいときにおすすめ、リラックスして聴けると思います。ちょっと、ほめすぎか?でも、このCDを聴いた後に1971年のMud Slide Slim and the Blue Horizon」と聞き比べると、今のテイラーさんの声の温かみや、やわらかさ、すっごくいい感じです。

 そういえば、このCD、ビルボードで1位になったそうです。初めての1位ってことでご本人も喜ばれてました