アリストテレスの提灯 ― 2015/10/15 07:50
先日の夜、水槽のガラス面にウニがいました。なかなか、見えるところに出てこないんですけどね。
じーっと見てたら、体の中央の口、いわゆるアリストテレスの提灯が綺麗に見えることに気が付きました。
で、さらによく見ていたら、その口の中で歯が閉じたり開いたりしているのが見えました。青い矢印のところが口、五つの小さな点が歯です。この写真の状態が閉じている状態。ちなみに、5角形がウニやヒトデ、いわゆる棘皮動物の基本形ですね。海や水族館で5本足のヒトデ見たことがありますよね?ウニも体は丸だけど、基本構造は5角形なんですね。
これが歯を開けた状態。口の真ん中が黒く見えますよね。開けたり締めたりを繰り返して、岩に付いた藻類などを食べています。よく考えたら、うちに来てから早5年、エサをあげてないんだけど、何食べてるのかなぁ?
ウニは、管足という先端に吸盤の付いたやわらかい器官を動かして移動します。どうやら、エサを探したりするのにもこれを使っているそうです。ちなみに、ヒトデの裏にあるのも同じ器官ですね。
ついでにディスクコーラルの写真も撮ってみた、口盤が綺麗に開いてますね。この子達も、うちの水槽に来てまもなく丸9年になります。
海の生き物は長生きだな。
なんて、水槽の変な生き物達見たあと、ふと見上げると水槽の上のベルちゃんが、プラケの壁に顔押し付けてました。右側の口プラケの壁に付いてて引きつってるの分かりますか?
前足を踏ん張って、一体何をしてるんだか...。