結局、買った~日本ラテン化計画活動報告 3 ― 2015/11/05 07:02
さて、先日はライブ、で今回はCD、Maloの3枚目を入手しました。
「EVOLUTION」、進化とか発展という意味ですね。確かに、進化してます。一曲目からホーンセクションがバリバリですが、リズムはファンクそのもの、まるで、アースかクール&ギャングのようです。
ジャケットはこれまた、インカかインディオって感じですね。このビジュアルでラテンロック、想像できないんじゃないか?どう見てもフォルクローレですな。
ということで、前2作よりロック色が強くなっていると思います。
1 Moving Away
とにかく、リズム隊の繰り出すリズムがファンクしてます。ギターソロもギンギン(死語か?)にロックしててカッコいい。パーソネルをよくみたら、このアルバムはツインギターじゃなくて、ホルヘ・サンタナさんだけなのね。
2 I Don't Know
一曲目とは打って変わって、スローでメローなおしゃれな感じの曲。昔流行ったAORの香りがするラテンフレーバーのロッカバラードってやつかな、出だしの2曲を聴いただけで、前作とは趣が違うことが分かります。それにしても、ホルヘ・サンタナさんの色っぽいギターソロがいい感じですな。
3 Merengue
曲のタイトルどおりメレンゲの曲。ピアノのモントゥーノも、ラテンパーカッションも、ホーンセクションもしっかりラテンしてるんだけど、全体の感じはやっぱりロック。ちなみに、歌詞は英語じゃなくてスペイン語、この曲は、ラテンロックですね。ギターソロの次から始まるパーカッションソロ、いいすね~、コンガの音が太いっ!!それにしてもピアノのカルロス・フェデリコさん、7分間ず~っとモントゥーノ引き続けるのもすごい。
ここまでがレコードのときのA面。
4 All For You
やたら明るい、スローテンポのバラード、さすがカルフォルニア、底抜けに明るい感じ。ホーンセクションがまたいいんだわ~、トロンボーンがいいのよね。
5 Dance To My Mambo
この曲は思いきっりラテンですな。曲のタイトルどおり「マンボ」のリズムが素敵っ!コロの歌詞も「baila manmbo!=マンボで踊れ!」だもんね。で、ちなみに、曲の構成はサルサですな。3分から始まるトランペットソロがカッコいい。それにしても、ここまで聴いてきてベースが目立ってるのがイイ感じ、やっぱりラテンはベースが目立たないとね、あっ、ファンクもかっ!
6 Entrance To Paradise
メローなギターがイイ感じのスローバラードから始まって、サンバというか早めのボサノバにリズムが変わってのオルガンソロ、このオルガンソロもカッコいい。で、オルガンソロが終わったと思ったら、またリズムが変わってスピード感あふれるトランペットソロ、で、またまたスローバラードになっておしゃれでジャジーなトランペットソロにと、これプログレじゃない。前作までもそうだったけど、Maloはプログレっぽいアプローチ好きなんだね。
ということで、盛りだくさんのインストゥルメンタルの曲です。
7 Street Man
最後の曲もこリャ、ファンクだね、ジェームス・ブラウンが出てくるんじゃないかってね...かなり黒い感じの曲。きっと、ベースのパブロ・テーレスさんラテンも好きだけど、ファンクも好きに違いない。オルガンソロに入るところのベースのフレーズなんてカッコよすぎです。
ラテン色が強くないので、初心者向きの一枚かも...松岡直也さんが好きな人は気に入ってもらえると思う。