グラスホッパー2015/11/26 07:03

 11月7日公開の映画「グラスホッパー」の原作小説を読んだ。

 2004年角川書店から出版された小説、漫画もあるらしい、で、今年、映画化。伊坂幸太郎さんの作品は「アヒルと鴨のコインロッカー」とか「陽気なギャングが地球を回す」とか「ゴールデンスランバー」映画化されている作品がたくさんあって、前から読もう読もうと思っていたんですけどね、読んだのは今回が初めて。
 他の作品を読んだことがないので、なんともいえませんが、この作品は、読みやすかったですね、文庫本で345ページ分、あっという間に読み終えました。読みやすいというか、行間から映像が容易に想像できるって感じですね。
グラスホッパー
 小説の内容は、いろんな種類の殺し屋が出てきて、最初はバラバラだった登場人物たちが奇妙な糸に引かれていくっていう話。荒唐無稽で思い話なんだけど、軽いタッチとテンポのある展開で小説の世界に引きずり込まれました。ということで、面白かったことは面白かったのですが、テンポがよすぎて、次の展開がなんとなく見えちゃうところがいまいちだったかなぁ。とはいえ、エンターテイメントとしては良くできた作品だと思う。

 登場人物では、「蝉」のエピソードが面白かったかな。いまどきの若者で、危ないやつなんだけど、変なところで、真面目というかまともだったりするところの対比が面白かったですねぇ。

 ということで、映画もまだやっているので、見てみようかな、あと、他の作品も読んでみよう。

 ところで、ジャック・クリスピンってミュージシャンっていないよね?