トップリーグ 2015-2016 第5節2015/12/13 07:30

 黄金色の絨毯で引き詰められた外苑に行ってきた。

 もちろん、秩父宮ラグビー場でラグビーを観るためですよ。年内は仕事の関係でラグビー観戦は昨日が最後。サントリー、東芝、パナソニックの強豪と、今季、東芝を破って上り調子のNTTコミュニケーションの4チームの出場、今年最後の観戦を飾る、質の高い試合が期待しちゃいます。
トップリーグ 2015-2016 第5節
 第一試合は、先週、パナソニック相手に良い試合をしたNTTコミュニケーションと、サントリーの試合。NTTコムの健闘を期待しますね~。
トップリーグ 2015-2016 第5節
 NTTコム、前半6分にサントリーに先制されたけど、よく耐えてたんだけどな...サントリーもディフェンスが揃ってなくて、NTTコムのバックスに何度かラインブレイクを許してたんですけどね...。
トップリーグ 2015-2016 第5節
 NTTコムは先週に比べると、精度が良くなかったですね。サントリーのちぐはぐなディフェンスに付け入ることができませんでした。せっかく裏に抜けても、そのあとの、2人目、3人目のフォローが悪くて得点まで持っていけません。NTTコムは、アタックだけでなく、ディフェンスもフォローが甘くて、先週とまるで違うチームのような感じでした。
トップリーグ 2015-2016 第5節
 一方、サントリーはディフェンスは良くなかったのですが、アタックはさすがという感じでした。先日のワールドカップで活躍したJAPANの5人と南ア代表の2人、計7人の国代表を擁するだけあって、その選手達を中心に早い出足でNTTコムを翻弄します。前半だけで4トライ、ほぼ、試合を決めてしまいました。
トップリーグ 2015-2016 第5節
 NTTコムは後半、交代で入った選手たちがちょっと、流れを変えたんですけどね...結局、1トライを返したのみで、その後が続きませんでした。前半で流れを変えられたら、もっと、競った試合にできたんじゃないかなぁ...。NTTコムで今日良かったのは、金選手のすばやい出足と刺さるタックルくらいだったなぁ。前半、サントリーのバーガー選手に刺さったタックル、凄かった。
トップリーグ 2015-2016 第5節
 ということで、5対38でサントリーの圧勝でした。
 NTTコム、来週はHonda、再来週は近鉄、上位に残るためには、現在リーグ2位の近鉄を破ることが必須ですね。サントリーは東芝に勝つことが必須。どちらも、最後まで気が抜けません。まぁ、自分はNTTコムを応援するんですけどね。

 第2試合は、現在リーグ1位のパナソニックと、2位の東芝の試合。両チームとも、代表5人を擁するチーム、代表以外の選手も候補だったり、元だったり、レベルの高いプレーヤーがたくさんいて、この試合も質の高い試合が期待できます。
トップリーグ 2015-2016 第5節
 ということで、試合開始から双方一歩も譲らないガチンコ勝負、とにかく、両チームともミスがほとんどないので、プレーの時間が長い。反則も、スクラムとモールのコラプシングくらいで、オフサイドはほとんどありません。1試合目に比べると、その質の高さは段違い、まさしく、格が違うって感じでした。
トップリーグ 2015-2016 第5節
 ステイン選手の距離の出るキック、それがどこに落ちてくるか最初から分かっているようにポジショニングするバーンズ選手。児玉選手のトライに繋がった林選手の技ありのキックや、もう少しでトライにつながった廣瀬選手のキックなど、一つ一つのプレーの精度が高くて、とにかく凄い試合でした。
トップリーグ 2015-2016 第5節
 JAPANのキャプテン、リーチ選手の縦突進、凄かったですね、聞くところによると、膝の怪我で本調子ではなかったそうですが、パナソニック戦ということで出場をしたそうです。怪我をしているとは思えない力強いプレーでした。
 パナソニックの南ア代表のJP・ピーターセン選手は、先週同様、献身的なプレーで何度もチャンスを作ってました。ウィングの北川選手へのパス、何度か正面で見たのですが、鋭いのに、やわらかく取りやすそうな綺麗なパスでしたね。パワーだけじゃなくてテクニックも超一流ってことなんだと思います。
トップリーグ 2015-2016 第5節
 極めつけは、バーンズ選手ですね。フィールディングから、オフェンスのラインの動かし方まで、すばらしいの一言。彼の良いところは、ハーフからパスを受けてから、必ず、前に出てから次のプレーを選択してこと。パスをするときは、バックスのラインにスピードが乗りますし、パスができないと見ると自ら縦に突く、とにかく、チーム全体を前に動かすことを意識しています。後半、認定トライを取ったモールにも、ここが勝負どころと見るや、そのモールに迷わず参加してました。まさしく、ラグビーをするために生まれてきたって感じのプレーヤーですね。
トップリーグ 2015-2016 第5節
 後半終了間際までパナソニックが1トライ1ゴール差でリードしていたのですが、この日のMOMの東芝の山本選手に、ラック際のトライを奪われて17対17の同点。最後はホーンの後もプレーが続いて、どちらかが得点するまで続けるのかと思ったのですが、東芝のステイン選手のタッチキックで試合終了。

 勝ちたかったと思います。規律の高さと全員の意思統一の精度はリーグ随一ですね。残りの試合は、クボタとHonda、まぁ、リーグ戦1位は硬いですね。
トップリーグ 2015-2016 第5節
 東芝は、残りの2試合は、現在2位の近鉄と4位のサントリー、2試合とも気が抜けませんな。近鉄戦が肝になるかなぁ...。
トップリーグ 2015-2016 第5節
 やぱっり、上位チーム同士の試合は、締まった質の高い試合になりますね。

 ということで、次の観戦は年明け1月9日の順位決定トーナメント1回戦、この後に決まる順位でどの競技場に逝くのか決めます。秩父宮か、駒沢か、ニッパツのどれかだな。