[新版]ブルー・オーシャン戦略 / 競争のない世界を創造する2016/01/02 06:34

 たまには、こういうビジネス書も読むんだよね。正月早々だけど、会社の社長が面白いから読むようにって言ってたので読んでみた。

 この本、10年位前に出版された本ですよね。先輩が朝礼で、この本の話をしていたのを覚えています。43カ国で翻訳され、350万部以上を販売し、5つの大陸でベストセラーになったけど、当時、日本ではいまひとつ受けなかったそうです。それが10年ぶりに復刻したものです。
[新版]ブルー・オーシャン戦略 / 競争のない世界を創造する
 読んでみると、そんなに難しいことは書いてなくて、旧来のビジネスに、要素を足したり引いたりして、新しいビジネスを作り出すって事が書いてあります。一番分かりやすいのが、シルク・ド・ソレイユ。サーカスに演劇や、芸術の要素を取り入れて、動物使いや道化の要素を取り除いて、新しいジャンルのエンターテイメントに再構築して成功したってこと。15年位前にシルク・ド・ソレイユ見たとき、サーカスって言われてもピンとこなかったもんね。
 で、この本を読んで、経営学っていうのも、自分の学んでいた生物学とあんまり変わらないんだなって感じた。事象を丁寧に調べて分類をして法則性を探り出すっていうのは、文系の学問も理系の学問も変わらないんだね。で、学者も別に新しい手法を作り出す訳ではなくて、過去の事象から法則を探り出すだけなんだなって。最初に法則を探り出して発表したもの勝ちって事なんだね~。って、本の内容自体も面白かったんだけど、そんなことを感じながら読むのも面白かったな。

 結構、面白い本だと思うんだけど、何で日本で受けなかったのかな?

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