JAZZ IMPRESSION / 渡辺香津美 ― 2016/03/30 06:03
RESONANCE VOXのCDと一緒に買ったCD。エレクトリックギタートリオのMO'BOPシリーズと、アコースティックギターのGUITAR RENAISSANCEシリーズに注力していた香津美さんが、原点のJAZZにフォーカスしたアルバム。ベースの井上陽介さん、ドラムスの則竹裕之さんのトリオを中心に、SAXの本田雅人さん
藤陵雅裕さんが参加しています。あぁ、あと、KAZUMI BANDで一緒だった山木秀夫さんとのDuoも収録されています。
1曲目からいい感じですね、則竹さんのたたき出す軽やかな4ビート、温かみのある井上さんのベース。JAZZだけど香津美さんは相変わらず弾きまくりいつもと違うのはディストーションで音がひずんでないことだけかなwww。それにしても、フュージョンドラマーってイメージの強い則竹さん、4ビートもいいですな。 2曲目は井上さんとのDuo、香津美さん気持ちよさそうに弾いてますね。
本田さん参加の4曲目はフォーマットはJAZZだけど、ちょっと、ロックのフレーバーがあふれてますね。香津美さんのギター、ちょっと、エレクトリックギタートリオ入っちゃってますね、曲も明るい感じだけど、楽しそうにも演奏してるのが伝わりますね。
6曲目のバラードの井上さんの弓による演奏、気持ちいい。
8曲目と9曲目には藤陵さんが参加してます。ちなみに、9曲目は、やっぱりエレクトリックギタートリオ入っちゃってますwww。
10曲目は、ドラムの山木さんとのDuo、二人とも弾きまくりの叩きまくり、最後の「KANG-FOO」カッコいい。
そして最後は、KYLYN LIVEの1曲目を飾る「Inner Wind」、アコースティック版ですね、バラードというかちょっとボサノバ入ってます。
それにしても、正統派のJAZZからフリーまで、やっぱり香津美さん引き出しがすごい。
自分、FUSIONは好きだけど、JAZZはいまひとつなんだけど、このアルバムはいいですな。ちなみに、これまで井上さんのことあまり知らなかったのですが、風貌からして自分より年上かと思っていたのですが、則竹さんと同い年、ってことは自分より年下、人は見かけで判断しちゃダメだってことね...。
収録曲は以下の10曲、音はJAZZだけど、エレクトリックギタートリオと同じくらい熱い演奏が収録された一枚です。
01 Route 65 (Kazumi Watanabe)
02 All The Things You Are (Jerome Kern)
03 Impressions (John Coltrane)
04 Meteor (Kazumi Watanabe)
05 Four On Six (Wes Montgomery)
06 A Child Is Born (Thad Jones)
07 El Dorado (Kazumi Watanabe)
08 Venetian (Kazumi Watanabe)
09 Cool K (Kazumi Watanabe)
10 Hot K (Kazumi Watanabe)
11 Inner Wind (Kazumi Watanabe)
ところで、今回ワーナーミュージック・ジャパンから再発売されたこのCD買ったら、香津美さんのピック付いてきた。
45周年記念のピックってことね。「KW」のロゴ入り、これ、27年前のアルバムキロワットのジャケットのデザインですね。で、右の写真は、33年前に発売されたMOBOのジャケット写真と同じポーズの香津美さん。
これが、その33年前の写真。
んっ、太られました？
