LOTUS NIGHT / 渡辺香津美 ― 2016/04/09 08:26
先月の大人買い、最後の一枚はこれ。
5年前の1月に発売された、香津美さんと、バイブのマイク・マイニエリさんと、ピアノのウォーレン・バーンハートさんのトリオのライブ。発売の前年に行われた東京JAZZの前哨戦として、銀座のヤマハホールで行われたライブが収録されています。この年の東京JAZZでは、1980年にリリースされた「TO CHI KA」バンドの30年ぶりの再演があったんですね。メンバーは、このアルバムに参加している3人に、ベースのマーカス・ミラーさんと、ドラムのオマー・ハキムさんと豪華なメンバー、見に行けばよかったなぁ...。ちなみにそのとき演奏された曲は以下だったようです。
01 Liquid Fingers / Cokumo Island(TO CHI KA収録)
02 Impressions(JAZZ IMPRESSION収録)
03 Half Blood(MOBO収録)
04 To Chi Ka / Sayonara(TO CHI KA収録)
05 Ensyu Tsubame Gaeshi(MOBO収録)
06 Unicorn(TO CHI KA収録)
encore Manhattan Flu Dance(TO CHI KA収録)
TO CHI KAから6曲演奏されてます。そういえば、マーカスさんとオマーさんはMOBOにも参加してましたね。で、ググったらYOUTUBEのマーカスさんの公式アカウントでこのときのLIVEの模様が観られますね、これも必見ですよん。

さて、このアルバムですが、1曲目から、3人の息のあった演奏が聴けます(1曲目は、実際は、マイクさんとウォーレンさんのDuoだったのに、香津美さんがあとからギターをオーバーダビングしたそうです)。香津美さん、マイクさんとは1999年の「ONE FOE ALL」以来、ウォーレンさんとは、なんと1981年の「DOGATANA」以来。これだけブランクがあっても、息のあったプレイを聴かせられるのはさすがプロです。あと、リズム隊がいないのにそれぞれの曲のビートが聴こえてくるのがすごいですな。

自分は、6曲目の「枯葉」が好き。ジャズのスタンダードなんだけど、3人のソロがむっちゃカッコいいし、それぞれのソロのバックの演奏がすばらしい。ドラムレスなのにこの4ビートのグルーブはいったい何?ってくらいビートが感じられて、無茶苦茶カッコいい。
さて、収録されているのは以下の7曲
01 Praise
02 Stella by Starlight
03 Los Dos Lorettes
04 Berimbaou
05 Sara's Touch
06 Autumn Leaves
07 Momo
02 Stella by Starlight
03 Los Dos Lorettes
04 Berimbaou
05 Sara's Touch
06 Autumn Leaves
07 Momo
ベース、ドラムレスのトリオの演奏もいいねぇ。
今年は香津美さんの45周年。てことで新しいアルバムも出るし、5月にはオーチャードホールでコンサートもあるもんね、今から楽しみだなぁ。