エディーに学べ 世界で勝つ組織論2016/05/30 20:34

 なんかブームに乗るみたいで、なんとなくいやだったんだけど、AMAZONで99円だったので買ってみた。週刊ダイヤモンドの特集で記事になったものを、Kindle本にまとめたもの、で、ラグビーの記事ではあるものの、組織論を解いたビジネス書ですね。
エディーに学べ 世界で勝つ組織論
 エディーさん、JAPANのヘッドコーチになる前の2011年のワールドカップを特集した雑誌で、カーワンヘッドコーチ時代のJAPANについて相当厳しい発言してましたからね。そのとき、次のヘッドコーチはこの人じゃないかなぁって思ってたら案の定、ヘッドコーチになりましたね。
 自分が思うに、今回のキャリアがスタートしたときは、口うるさいおじさんくらいのイメージだったんですけどね。南アフリカとの組み合わせが決まってからのJAPANの進化を見ると、エディーさん、やっぱりプロだったんですね。それにしてもこの組織の強化の仕方、理想ですよね。選手はもちろんのこと、スタッフのそろえ方から何から何まで目標に向かって関係者全員が動いていたこと、実際の現場ではなかなかできることではないですよね。そういう意味で、エディーさんもすごいけど、周りもすごいってことだよね。
 自分が一番びっくりしたのは、香港代表の監督のリー・ジョーンズさんのディフェンスコーチとしての招聘かな。アジアのライバルの代表チームの監督をスタッフに入れるのって、チームに実力差があるといっても勇気がいることだと思うなぁ。案の定、2019年に向けて香港協会は、選手とプロ契約を結ぶことを決めて、15人制で24人、セブンズで11人がプロ契約をしたそうです。香港だって、ストレングスと規律を高めることによってもっと強くなれると思います。で、エディーさんの影響ってこんなところにもあったんだなぁと、そう思うと、やっぱりすごい人なんだなこの人。

 自分は、エディーさんになろうと思ってもなれないけど、夢を現実にするための努力は続けたいなぁと、この短い本を読んで思ったのでした。