ゅ 13-14 / ユニコーン2016/08/16 07:05

 先週の火曜日、タ○ーレコードから荷物が届いた、フラゲってやつね。
ゅ 13-14 / ユニコーン
 ユニコーンさんの通算13枚目にして、前作のイーガジャケジョロから2年ぶりの新作、「ゅ13-14」ゆニコーンの13枚目14曲入りだからこのタイトルなんだそうな。
 ちなみに、ジャケットに写ってるのは、メンバーじゃなくて、メンバーのお面をかぶった人たち。そして、真ん中に置いてあるのは、往年の名車、マツダコスモスポーツ。この車、レシプロエンジンじゃなくて、世界初のロータリーエンジンの量産車なんだよね。ちなみに、昔のマツダのエンブレムは、このロータリーエンジンのローターでした。今の若い人は走ってるとこ、見たこと無いだろうなぁ。そういえば、広島つながりか...。
ゅ 13-14 / ユニコーン
 それにしても、相変わらず、ふざけたというかおしゃれな感じですな。ジャケットの裏面は、シンプルそのもの、ちなみに、特設サイトはこのナンバープレートのデザインで統一されてます。
ゅ 13-14 / ユニコーン
 収録曲は14曲、一曲目から飛ばしてます。ユニコーンといえば、5人のメンバー全員が曲を作って歌って踊れる?というとっても、すばらしいバンド。昔、一回、解散(バンドとしての活動休止?)してますが、再結成してリリースした2009年のシャンブル以降は、リラックスした感じで、5人がとっても大人の関係でつながってる感じが伝わってきます。
 ということで、頭の5曲はメンバーが順番に歌ってます。
 1曲目は、民生さんの「すばやくなりたい」、EBIさんのベースのドライブ感がすんばらしいロックンロール。
 2曲目は、手島さんの「オーレオーレパラダイス」ヘビーなロックンロール、親父感満載の歌詞のボーカル、さすがですぅ。
 続いて、ABEDONさんの「サンバ de トゥナイト」どこがサンバなんじゃ?って思ってたら、いきなりのサンバ。これは、究極のプログレじゃないかぁ!さすが、引き出しの多さを感じさせますな。ABEDONさんの曲はなんか広がりがあるんだよね~。
 曲を作ったのは手島さんだけど、歌は川西さんの「僕等の旅路」しっとり歌い上げてるって感じですね。川西さん、歌上手になったんじゃない?この曲、ドラムは民生さんなんだって。
 そして最後はEBIさんの「」。EBIさんの声は変わりませんな。牧歌的な雰囲気のある曲です。若い頃、見た目がパンクだったEBIさん、当時から見た目と違って、結構、朴訥としたいい曲書いてたよね。 
ゅ 13-14 / ユニコーン
 メンバーが一巡して、民生さんに戻ります。アコギのアルペジオで始まる「ハイになってハイハイ」。民生節、全開ですな、このゆるさはいったいなんだ?そして一転ハードなバース...ん~、いったいなんなんだ?
 続いて、ご機嫌なブギウギの曲。歌も曲も川西さん「マッシュルームキッシュ」。こういう、短い曲にユニコーンのよさが詰まってんだよね~
 いかにも、ABEDONさんらしい「TEPPAN KING」。ABEDONさんの曲って、メロディアスで、広がりがあるんだよね~。「魚王」のコーラスがカッコいい。
 アコースティクギターが素敵な、これまた民生さんらしい「マイホーム」。ビートルズの影響大な曲だね。これまた、EBIさんのベース、ポールを髣髴させてカッコいい。
ゅ 13-14 / ユニコーン
 2曲続いてアコースティックギターで朗々と歌い上げるEBIさんの曲「CRY」。良く聞いてると、民生さんの曲と違うけど、この曲もビートルズの影響大だね。
 テレビドラマの主題歌「エコー」、この曲もやっぱり民生節、全開だね。
 このアルバムは疾走感のある曲が多いね、で次の曲はABEDONさんの曲「第三京浜」。第三京浜といえばドライブだよね~。ABEDONさんの切ない感じの歌い方がいいね。
 ABEDONさんの曲で民生さんの歌って組み合わせ、自分は結構好き。てことで「風と太陽」。それにしても、このアルバムのビートルズ感、スゲ~な。
 そんでもって、そのカッコいい余韻のまま終わるのかと思いきや、この曲を最後に持ってくるあたりさすがユニコーン。川西さんの「フラットでいたい」。スプリングマンに収録されているABEBさんの「音楽家と政治家と地球と犬」と同じ匂いのする曲ですな。
ゅ 13-14 / ユニコーン
 ということで、まぁ、5人で楽しくアルバム作っちゃいましたってとこが、無茶苦茶伝わってくるアルバムです。

 お勧めです。