GUITAR WORK SHOP Vol.2 LIVE2016/09/09 07:03

 1978年10月20日と21日の2日間、今はなき、六本木ピットインで行われたライブでの録音。38年前にこんなご機嫌でカッコいい音楽が、夜な夜な演奏されてたんですよねぇ、自分もよく通ったもんです。
GUITAR WORK SHOP Vol.2 LIVE
 で、このアルバム、レコードが擦り切れるくらい聞いてました。CDの帯の裏に当時のレコードについていた帯が印刷されてました、むっちゃ懐かしい。スタジオ盤のVol1.は4人でそれぞれ2曲ずつと全員で演奏の1曲の計9曲が収められていましたが、LIVE盤は、それぞれ1曲ずつと全員の1曲の計5曲。収録曲数は少ないのですが、熱くて、カッコよくて、スゲ~演奏を聴くことが出来ます。これ、生で聴けた人たち幸せだよね。
 このアルバムは、大村憲司さん、森園勝敏さん、山岸潤史さんに、Vol.1に参加の渡辺香津美さんから替わった秋山一将さんの4人に、ドラムに村上ポンタ秀一さん、ベースが小原礼さん、パーカッションにペッカーさんと横山達弘さん、キーボードは坂本龍一さん、笹路正徳さんと難波裕之さん、サックスの中村哲さんとスペクトラムのホーンセクション(兼崎順一さん、新田一郎さん、吉田俊之さん)というパーソネル。ん~、豪華メンバーですな。
GUITAR WORK SHOP Vol.2 LIVE
 収録曲は
01 Rhythm Road
 大村憲司さんの代表曲、カミーノで一緒だったギタリスト是方博邦さん作曲の曲。静かなイントロから一転、スリリングでスピード感あふれる演奏に切り替わります。圧巻はワウワウを使ったギターソロ。これが無茶苦茶カッコいいのだ。そして、ドラムのポンタさんのタムのフレーズがカッコいい。
02 Glass Dolphins
 静かな教授のピアノのアルペジオから始まる2曲目は、森園勝敏さんのバラード。作曲はサックス奏者のジョン・クレマーさん。ギターバリバリというより、全員のアンサンブルとサックス、ピアノのソローをフューチャーして、みんなで楽しんでますってのが伝わってくる曲です。中村さんのサックスが気持ちいいです。
GUITAR WORK SHOP Vol.2 LIVE
03 Red Baron
 今回初参加の秋山一将さん、演奏する曲はドラマーのビリー・コブハムさん作曲の曲。この曲、同じパターンを延々と繰り返す曲なのですが、グルーブ感が半端無い。コブハムさんの演奏もカッコいいのですが、この演奏は本家に負けない無茶苦茶カッコいい演奏になってます。ドラマーの曲ってこともありますが、この曲もポンタさんのドラムがさえてます、ポンタさんのハイハットとタムは完璧だね。
04 Corkscrew
 最後は山岸潤史さん、今はアメリカに住んでブルースを演っているようですが、この当時は早弾きで有名でしたね。軽快なサンバのリズムに乗って弾きまくる弾きまくる、ちなみに、当時、ギタータブ譜を持ってたのですが、この曲のおたまじゃくしの数半端じゃなかったですよ。それにしても、秋山さんといい山岸さんといい、単調になりがちな曲でこのグルーブ感ってなんなんでしょうねぇ。これがプロ
っていってしまえばそれまでですが、ホントすごいです。それにしても、明るいなこの曲は。
GUITAR WORK SHOP Vol.2 LIVE
05 Another Star
 全員で演奏する曲は、スティービー・ワンダーさんのキー・オブ・ライフに収録されているAnother Star。この曲、学生の時バンドで演ってたので、思い入れがありますね~。とにかくカッコいいの一言、特にホーンセクションのバッキングがホントにカッコいい。あと、全員のユニゾンで決めるとこがいいんだよね~、バンドで演ってたときもここが一番気持ちよかった。ちなみに、ここのドラムの細かいおかずがまた、カッコいいんだよね~。

 で、今回のCDは2003年にコンプリート盤っていって、2日間の演奏を丸々収めたCDのマスターを使っているので、発売当時のアナログアルバムでは聴けなかった部分も聴くことが出来ます。

 ちなみに、これがVol1.。
GUITAR WORK SHOP Vol.2 LIVE
 ジャケット並べると繋がりがあって面白い。ちなみに、Vol3はこのアルバムと同じメンバーでのダイレクトカッティングレコード、要するにスタジオでライブ演奏して、そのままレコードに音を刻んでいくってやつ。これも、一発撮りのスリリングな感じがたまらないんだよね。
GUITAR WORK SHOP Vol.2 LIVE
 懐かしいし、カッコいいし、引き続きの愛聴盤になりそうです。

 そうそう、ギタータブ譜、探してみよっと。