トップリーグ 2016-2017 第5節 1日目 ― 2016/10/01 06:03
秩父宮に行ってきた。
今年最後のナイターゲーム、パナソニックワイルドナイツとNTTコミュニケーションシャイニングアークスの試合。どちらも応援しているチームなので楽しみ。
上り調子のNTTコムと開幕からちょっと調子の上がらないパナソニック、競った面白い試合になると思ってたんだけどな。NTTコムは、小倉選手のキックで陣地を取りにくると思ってたんだけど...。
NTTコムは、自陣から果敢にボールをまわしてくるんだけど、パナソニックの固いディフェンスを突破することが出来ませんでした。確かに、スピードのあるNTTコムのバックスの攻撃って魅力的なんですけどね。それにしても、NTTコムは、ロブ・ペニー監督に、キックを封印されていたかのように、徹底的にまわしてきてました。まるで、自分たちのライン攻撃を確かめているようでもありました。
一方、パナソニックは、前節までとは打って変わって固い攻撃を繰り返し、敵陣に入っては、得点を重ねるという試合運びでした。それにしても、やっぱり、田中選手は前が良く見えてますね。前半2本目のラックサイドを突いて、最後、ヒーナン選手が中央にトライしたシーンも、NTTコムのディフェンスのズレを見逃さないさすがのプレーでした。
パナソニックは、バックマン選手と今季初先発の林選手が良かったですね~。林選手の思い切りの良い縦突進、久しぶりに見てしびれました。バックマン選手は、ランに、タックルに、とにかく走りまくってました。そうそう、後半10分のモールからのトライ、サポートしたのが、スタンドオフのバーンズ選手。ん~、この方たちのラグビーは次元が違いますね。
NTTコムは、後半17分からの猛攻が、前半から出せていたらもっと競った面白い試合になったんだけどなぁ...。スタッツを見たら、ポゼッションは、パナソニック45%、NTTコム55%...前半はパナソニックが、7割くらい地域もボールも支配してたと思うんだよね。ところが、後半に、ショーン選手と小泉選手が入ってから、NTTコムの試合になってた。とにかく、この2人の走りが良かったですね。パナソニックのタックルミス、この2人が出てからグッと増えたんじゃないかな。ホント、二人ともキレキレでしたね。
スタッツだけ見てたら、勝ったのNTTコムみたいだもんなぁ。
80分間、安定した強さを見せるのって難しいんだね。ん~、ラグビーって奥が深いな。NTTコムは負けちゃったけど、次に繋がるいい試合だったんじゃないかな。パナソニックは、やっぱり課題が残る試合だったんじゃ無いかなぁ...後半、ディフェンスボロボロだったもんな。
42対14、得点だけ見たら、パナソニックの圧勝だけど、実際は、そうでもなかった。
そうそう、パナソニックはベテランの北川選手が良かったですね。後半、キックオフでNTTコムの選手がこぼしたボールへの反応だったり、終了のホーンがなった後、トライを目指してボールを回していたNTTコムのパスをインターセプトしたトライも、さすがベテランって感じでした。形勢が、悪くなったときも落ち着いていたもんなぁ。今日の試合、一番楽しんでたんじゃないかな?
先に、秩父宮に着いていた友人が送ってくれた。
元、三洋電機ワイルドナイツのスタンドオフのトニー・ブラウンさん。来季のスーパーラグビーでは、新しいJAPANのヘッドコーチに就任したジェイミー・ジョセフさんの後任として、ハイランダーズのヘッドコーチになることになってます。で、来季のスーパーラグビー終了後、JAPANのアタックコーチに就任する予定です。
現役時代のワイルドナイツのプレー凄かったもんなぁ、今のワイルドナイツを形作ったのも、彼と言っても過言じゃないですよね。
ますます、楽しくなるねぇ、JAPANのラグビー。