トップリーグ 2016-2017 第5節 2日目2016/10/02 07:03

 秩父宮に行ってきた。
 10月からはデーゲームとなり、キックオフ時間が5時間早くなります。てことは、行動開始も5時間早くなるってことで、平日、会社に行くより早い時間に家を出ました...眠い...。

 1戦目は、クボタスピアーズと近鉄ライナーズの試合。近鉄の試合をみるのは今季初ですね。で、リーグ戦では、この試合が最後になります。日本選手権に進んでこないと今季は見ることが出来ません。ん~、大阪のチームだからしょうがないけどね...そういえば、神戸製鋼や、トヨタ自動車、コカ・コーラ、サニックスもまだ見て無いよなぁ...。
トップリーグ 2016-2017 第5節 2日目
 前季は、近鉄7位、クボタ12位。リーグ戦の対決は、近鉄が17対40で勝利しています。さて、今季はどうなることか...。
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 序盤からいい勝負だったのですが、ホント、微妙な差なんだけど、近鉄の方がバックスもフォワードも、ちょっとした接点でのあたりだったり、フォローのよりだったり、そういう細かいところで勝っていました。
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 前半、近鉄が2本のトライで、3対15とクボタを突き放して折り返し、この流れで行くと、ゲームとしては競っていても、近鉄の楽勝かと思ったのですが...。
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 後半、開始早々にキャプテンの立川選手がトライを上げると、クボタは前半と見違えるような動きで、近鉄に襲い掛かります。
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 立川選手のトライの後、合谷選手が抜群のスピードとアングルで立川選手のパスをもらってトライ、後半10分で20対15と逆転。クボタは、前半とまるで違うチームのように動きが良くなりました。
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 後半だけ見ると、クボタ17点に対し近鉄14点、前半からクボタがこのアタックが出来ていたら、この試合、分からなかったですね。
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 クボタは、グランド・ハッティング選手、ピーター・ラピース・ラブスカフニ選手、四至本選手のバックロー陣が良かったですね。接点への働きかけ、ボールを持ったときの突進、3人とも目立ってました。バックスは、ベテランのオツコロ・カトニ選手と、ルーキーの合谷選手が良かったです。オツコロ選手は、とにかく人に強くて、ボールを持ったら必ず、ゲインしてました。セブンズでも活躍した合谷選手は、スピードはもちろんのこと、体幹も強くて今後も楽しみな選手です。ひょっとすると、15人制の代表にも呼ばれるかもしれません。正直、サイズは無いけど、福岡選手や藤田選手より良いと思います。
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 近鉄は、やっぱり元JAPANのトンプソン選手かなぁ。ボールを殺すタックル、豊富な運動量、さすがとしか言いようがありません。あと、やっぱり元JAPANのタウファ統悦選手もディフェンスで光ってました。というか、近鉄のフォワードのタックル数、先発の8人で合計74本、ほぼ1人、10本の計算になりますね。近鉄って、ディフェンスのチームなんだね。
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 20対29、結局、前半有利に試合を進めた近鉄が競り勝ちました。スタッツを見たら、ポゼッションは、なんとクボタが64%、前半がやっぱりもったいなかったですね。

 一番左がタウファ選手、その一人挟んで右に立ってるのがトンプソン選手。二人とも35歳だけど、まだまだ、衰えていませんね。それにしても近鉄は30歳オーバーのベテランが多いなぁ...。
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 一方、クボタは30歳はオツコロ選手だけだったんじゃないかな?若いチームなので、これから、もっと、伸びると思う。試合に出てない選手にも、JAPANのアイブス選手や、南アフリカ代表のヤコ・クリエル選手、フィージー代表のパトリック選手と良い選手が控えているので、まだまだ、強くなれると思う。頑張って欲しいなぁ。
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 2戦目は、ヤマハ発動機ジュビロとリコーブラックラムズの試合。まぁ、実力から言うとヤマハの快勝なんでしょうけど、リコーに頑張ってもらいたいですね。
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 でも、やっぱりヤマハですよね。スクラムもラインのスピードも圧倒してました。特に、トンガ代表センターのヴィリアミ・タヒトゥア選手の力強い走りが目立ってました。
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 大田尾選手と今季加入のゲラード・ファンデンヒーファー選手の的確なキックがラインを押し上げてましたね。特に、ファンデンヒーファー選手の飛距離のあるキックが良かったですね。ファンデンヒーファー選手、五郎丸選手の抜けた穴を埋めるに余りある良い選手ですな。
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 あと、矢富選手ですね。やわらかくて正確なパス、そして、チャンスと見るとスピードのある走りでラックサイドを駆け抜ける。敵に回すと、こんなにいやな選手はいませんね。そういえば、このブログでも何度も書いてるけど、会社の方針でプロ化をやめてチーム力が落ちたときに、一人気を吐いていたのが矢富選手でした。当時、とにかく孤軍奮闘していたのが、むちゃくちゃ印象的でした。
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 リコーは、なかなか、ヤマハのディフェンスを崩すことが出来ませんでした。体幹と力強いランでゲインするセンターのアマナキ・ロトアヘア選手、フランカーの柳川選手、スピードとキレの有るステップでゲインする両ウイングの長谷川選手と渡辺選手と単発では、ヤマハをあわてさせる選手がいたのですが、得点までいたりませんでした。
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 前半、0対33でヤマハのワンサイドゲーム、でも、実際、現場で見てると、こんなに点差が開いているように見えなかったんですけどね...。
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 後半になって、リコーの動きが変わりました。上述の選手に加えて、ルーキーの松橋選手、途中交代のマウ・ジョシュア選手と良い走りで、ヤマハのディフェンスの裏に出るシーンが多く見られました。
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 前半、ヤマハに負けていたスクラムも、低いスクラムでしっかり組んで、逆に押し返す場面も見られました。バックスもフォワードも、明らかに、後半はリコーのペースでした。後半だけ見れば、14対14で同点でしたからね。
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 ヤマハは、後半、ウイングのハビリ・ロッキー選手、センターのマレ・サウ選手、ヴィリアミ・タヒトゥア選手のチーム・アイランダー(チーム・マオリ)のパワーで押し返していたって感じでした。
 そういえば、フッカーの日野選手のフォワードとは思えない走りも良かったな...。
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 リコーは、後半のプレーがコンスタントに試合を通して出来るようになれば、もっと、勝ちを取れるんじゃないかなぁ、確実に昨季よりも強くなっていると思います。
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 47対14、ヤマハの圧勝だったけど、点差ほど実力が開いている試合じゃなかったなぁ。よく考えると、一昨日のパナソニック、NTTコム戦、昨日の2試合と、秩父宮で行われた3試合は、どれも、負けたチームが後半巻き返した試合でしたね。スタッツだけ見ると、この試合もリコーが51%と3試合とも負けたチームの方が勝ってました。
 リコーは応援しているチームなので、昨日の後半の勢いで次節以降も頑張って欲しいですね。
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 ヤマハは、磐石ですね、今後、試合を重ねてけが人が出たときにどれだけカバーできるかが、今季のカギになりそうです。というか、不謹慎だけど、故障者でも出ないとヤマハがこのまま逃げ切りそうだ。
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 次節は、秩父宮での試合は無いので、熊谷に行くことになると思います。朝、大丈夫かなぁ...。