The LUMPY MONEY Project/Object ― 2016/10/05 06:03
この手のCDはあまり買うつもりはなかったんだけど、新譜の予約先を検討してたら、タワーで、今ポイント10倍で、かつ、まぁまぁのお値段で売ってたので、ついついポチっとしちゃいました。
2009年、もともとは、2008年がLUMPY GRAVYとWe're Only In It For The Moneyの発売40周年ということで発売された1枚(正しくは3枚組みだから、3枚かな?)。
1枚目は、当時、MGMと契約していたにもかかわらず、Capitolレコードで発売しようとしたLUMPY GRAVYのオーケストラによる演奏と、We're Only In It For The Moneyのレコード発売時のオリジナルモノラル音源が収められています。このLUMPY GRAVYのオーケストラの演奏、自分は好きです、完成度が高いというか、かなり、良質な音楽だと思います。Zappa師匠、当時28歳、才能のある方は違いますな。で、このまま発売できなかったので、ピアノの中の声や、さまざまな音を編集してMGMから発売したのは有名な話。MGM盤も嫌いじゃないけど、自分は、音楽を純粋に楽しむという意味で、この音源の方が好きかも。
We're Only In It For The Moneyも、音もいいし、いいんじゃないですか。リズム隊の音を入れ替えた真意が良く分からないや。
2枚目は、1984年にCD化に向けてリミックスした音源。リズム隊が、Chad WackermanのドラムとArthur Barrowさんのベースに差し替えられているバージョンが収められています。We're Only In It For The Moneyは、CDでの発売があったのですが、LUMPY GRAVYは、CD化は今回が初めて、何でだろう?で、現在発売されているそれぞれのCDは、1995年のリマスター盤、てことで、それぞれ3種のミックスがあるってことだね。
それにしても、このリミックスも悪くないと思うんだけどね...We're Only In It For The Moneyは、なんか非難が多かったみたいですけどね。LUMPY GRAVYのPart Twoの頭のドラムも、カッコいいのになぁ。
3枚目は、バージョン違いや、アウトテイクが収められてます。
1曲目の25分にわたるHow Did That Get In Here?はいいですね。それにしてもこの曲完成度高い、よく考えると、この頃からHot Rats(1969リリース)やWazoo(1972リリース)の構想があったってことなんだろうなぁ。13分ころからのJazzっぽいアプローチも、むっちゃカッコいい。Section 8, Take 22のKing Kongの主題の演奏もカッコいいねぇ。それにしても、本当にLUMPYのオーケストラの演奏は良質ですね。We're Only In It For The Moneyのインストゥルメンタルもいいけど、自分は、LUMPYのアウトテイクがいいな。
ちょっと、毛嫌いしてたけど、これだけ完成度の高い楽曲が聴けるとなると、考え方変わりますね...。
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