ユニコ2017/04/17 07:05

 最近、お仕事の関係で手塚プロさんの「ユニコ」を読んだ。

 ユニコは、1976年に、あのキティさんのサンリオさんが創刊した「リリカ」という、全頁カラー、左開きの漫画雑誌に連載されていた手塚治虫さんの作品。
 手塚さんは、サンリオさんの米国のスタジオに行ったときにこの作品のアイデアをひらめいたそうです。当時、手塚さんは、「ブラック・ジャック」や「三つ目がとおる」などを連載していた時代で、かなり忙しかったはずなのですが、手塚プロの担当の方に聞いたところ、全頁カラーっていうことや、洋書と同じ左開きで、米国でもそのまま出版できるってことで、この作品を作ることを楽しんでいたそうです。といっても、全頁カラーですからね、とんでもなく大変だったと思います。
ユニコ
 今回、読んだのはそのオールカラーの本ではなく、Kindle版だったので白黒でした。ユニコのことは以前から知っていたのですが、読んだのは初めてだったのですがやっぱり手塚さんの作品は面白い。
ユニコ
 ビーナスのねたみから、様々な場所や時間に連れて行かれてしまうユニコ、その先々で、その特殊な能力で人々を幸せにしていくって話なのですが、ユニコがほんとにカワイイんですよ。まぁ、久しぶりにほっこりする作品でした。

 そういえば、サンリオさんの作った映画もあるんですよね。今度、探して見てみよう。