The Beautiful Game / Vulfpeck2017/06/29 07:05

 youtubeで偶然見つけた。

 ミシガン州出身の4人組、Vulfpeck、日本語だとヴァルフペック?バフペック?一応、今年の3月に日本でもCDが発売になっているのですが、とにかく情報が少ない。そういえば、先日アルバムをダウンロードしたichikaさんも情報少なかったけどね...。
 ということで、英語のwikiで調べてみた。2011年に結成されたファンクバンド、これまでに4枚のEPとこのThe Beautiful Gameを含む2枚のアルバムを発表しています。2014年には、spotifyでSleepifyという無音のアルバムを発売して入場無料コンサートの資金にしたり(spotifyの再生回数に応じてミュージシャンにお金を払うという仕組みをつかって、寝てる間も流しっぱなしにしてもらって回数を稼ぐって寸法、無音だったら流しっぱなしにしておいても気にならないもんね)、手作り感覚満載のMVをリリースしたりとアイデアが面白いバンドです。
 メンバーは、 キーボードとドラム、ギター担当でリーダーのJack Strattonさん、ギターとドラムのTheo Katzmanさん、キーボードのWoody Gossさん、ベースのJoe Dartさんの4人で、曲によってゲストミュージシャンが参加しています。このJoeさんのベースが彼らのサウンドを決めてると言っても過言ではありませんな、とっても、ファンキーなのよ。
The Beautiful Game / Vulfpeck
 ということで、bandcampで彼らのアルバムThe Beautiful Gameをダウンロード。軽快なファンクで始まると思いきや、クラリネットの小曲から始まるのよね、いきなりのはぐらかし、やってくれるよね、そして2曲目はムッチャ軽めのファンクチューン、youtubeでは日本語字幕の入ったこの曲のMVも発表してます。なんか、人を食った人たちですな。
 収録曲は以下。
 01. The Sweet Science
 リズムはムチャクチャファンキーなんだけどね、クラリネットがとぼけてていい感じ。
 02. Animal Spirits
 星野源さんが作りそうな曲。youtubeの日本語字幕見てみてね、歌詞がいいのよね。
 03. Dean Town
 16分音符のベースのフレーズがなんかいい、ベースが主役の曲ですね。
 04. Conscious Club
 女性の声がカッコいい、これがSwing Out Sistersっぽい。コンガもいい感じ、それにしてもベースカッコいいな~。
 05. El Chepe
 リズムは16分なんだけど、全体のイメージはゆったりとした不思議な曲。昔の高中さんっぽい。
 06. 1 for 1, DiMaggio
 この曲はThe Jackson 5が歌ってもいい感じじゃない?ときどき、サディスティック・ミカ・バンドっぽい雰囲気になるとこも好き。
 07. Daddy, He Got a Tesla
 初期の高中さんっぽい。アルトサックスが効いてるね~。
 08. Margery, My First Car
 この曲は、ちょっと、テクノっぽい。TOWAさんのアルバムに入ってそう。
 09. Aunt Leslie
 バラードなんだけど、ちょっと変わった雰囲気の曲。
 10. Cory Wong
 ゲストギタリストのCory Wongさんの名前がタイトルになった曲。JackさんとCoryさんのギターがカッチョいい。

 アルバム通して聴いて、自分はなぜか、サディスティック・ミカ・バンドやラテンに走る前の高中さんのソロアルバムに似てるって感じた。なんか、ファンキーで軽いんだけど、とっても、おしゃれでカッコいいって感じ、あっそうそう、Swing Out Sistersも似てるって思ったな。ちなみに、MV見てもらうと分かるけど、Vulfpeckの皆さん、お世辞にもかっこよくなくて、さえない白人の兄ちゃんたちって感じなんだよね~。とはいえ、来日したら観にいきたいな、日本に来ないのかなぁ~。

 ちなみに、ググったら、「ミニマル・ファンク・バンド」って書いてあったんだけど「ミニマル・ファンク」って何?