トップリーグ 2017-2018 第3節 2日目 ― 2017/09/09 07:02
秩父宮に行ってきた。
五郎丸人気は、まだまだ続いてました...第一試合が、昨季の1位と2位の試合ってこともあるんですけどね、この日の秩父宮は凄い人でした。キックオフの4時間前にスタジアムには着いてたんだけど、いつもの定位置の座席を確保することができませんでした。

1試合目は、サントリーサンゴリアスとヤマハ発動機ジュビロの試合。両チームとも今季も充実しています。フランスから戻ってきた五郎丸選手がどうチームにフィットしているか、これみものですね。松島選手とのマッチアップも見逃せません。

一進一退、両チームとも硬いディフェンスで、なかなかゴールラインを割らせません。アタックのスピードは凄いんですけどね...リロードが速くて、ディフェンスの枚数が減ることがありません、無茶苦茶、締まった試合でした。

ヤマハは、とにかくフォワードが強い、昨年も強かったスクラムは今季も健在でした。サントリーのペナルティのほとんどは、そのスクラムがらみでした。セットプレーだけではなく、ディフェンス時の仕事ぶりもすさまじいものがありました。あの、ジョージ・スミス選手でさえ、何度も押し返されてましたからね。アタックでも、キャプテンの堀江選手をはじめ、スピードのある走りで、かつ人に強い日野選手が目立ってましたね。

サントリーは、江見選手、中靍選手、松島選手のバックスリーが良かったですね。キレキレだし、人に強いし、体幹も凄い。SUNWOLVESのスタメンをはっていたのは伊達じゃなかったですね。この3人のスピードは凄すぎ、この3人がいることで、他のバックスの動きが生きてました。
前半終了間際、中靍選手のインターセプトからの村田選手のトライ、かっこよかったですよね。

後半序盤のヤマハのアタックも凄かったですよね。伊藤選手のトライまでの一連の攻撃は教科書どおりのミスの無いアタックで、最後は人を余らせて2体1の状況を作ってのトライ、見事でした。っていうか、この試合の両チームのトライどれもよかったですよね。

観客が待っている五郎丸選手のゴールキックですが、ワールドカップの時に有名になったあのポーズは見られませんでした。何でも、フランスに行っている間にルーチンが変わったそうです。それでも、この日のゴールキックは4本蹴って4本成功の100%、しかも、そのうちの2回は難しい角度、キック上手くなったかも...。あと、ハイパントも高くていいパントを蹴ってました。

今年もこの2チームとパナソニック、神戸製鋼の4強は変わらないかな。そういう意味で、パナソニックとの直接対決が楽しみです。パナソニックの10月21日のサントリー戦、12月24日のヤマハ戦は見逃せないかも...。

試合終了間際の逆転負けで、悔しそうでした、そりゃそうだよね...。

最後の怒涛のアタックと、小野選手の逆転トライ、無茶苦茶、凄くて面白い試合で、80分間があっという間でした。久しぶりにみていて感動した試合でした、本当に試合終了直後、泣きそうになった。

この試合、前半34分にロックのクリシュナン選手がシンビンで、その直後のスクラムで人が少なくて押されちゃったので、組みなおしのときに、なんと、五郎丸選手がフランカーでスクラムに参加、なかなか、みることができないと思います。かつ、五郎丸選手、とってもいい姿勢で組んでました。五郎丸選手、サイズもあるし、フランカーでもいけるんじゃないの?

2試合目は、キヤノンイーグルとトヨタ自動車ヴェルブリッツの試合。キヤノンは、良い選手がたくさんいるのにここまで勝てていません。一方、トヨタは第1節でヤマハに負けはしましたが、3点差と好勝負、前節は近鉄に快勝、強かったトヨタが戻ってきたか?トヨタは選手も補強されてますが、監督が2007年のワールドカップで南アフリカを優勝に導いたジェイク・ホワイトさんですからね、期待大です。

前半は、両チームとも中々攻めきれなかったですね。トヨタは強いフォワードが戻ってきました。とにかく、ガツガツという表現がピッタリなほどの肉弾戦で挑んでました。キヤノンも負けてませんでしたね。特に、アニセ・サムエラ選手、SUNWOLVESのエドワード・カーク選手が良かったですね。

カーク選手のポイントでのボールへの働きかけは凄いの一言ですね。淡々と凄い仕事を行ってました。ラックからこぼれたボールには、必ずといっていいほど反応してましたね。やっぱり、JAPANに欲しい人材だなぁ。

この日は、田村選手も目立ってました。ギリギリでの絶妙のキックにパス、職人技で、何度もチャンスを作ってました。その動きは、ここまでの2試合とは全然違ってましたね。

後半14分にキヤノンが同点に追いついたのですが...ここからはトヨタの時間でした。とにかく、体を当てまくる、まるで、南アフリカ代表のようなチームになってました。そりゃそうか、ヘッドコーチが元南アフリカのヘッドコーチだもんね。

ヘッドコーチの立てた戦略にサイズのあるフォワードの選手がきっちりと対応している、答えているって感じでした。ホント、フォワードの強いトヨタが帰ってきました。今年のトヨタは台風の目になりそうです。

12対34、後半20分過ぎから3トライ、トヨタの独壇場でしたね。開幕から3連敗キヤノンは、どうしちゃったのかなぁ...。
一緒に見に行った友人がもらってきました。トヨタの応援のビブス。

配ってたスタッフに「トヨタのファンですか?」って聞かれて「ファンじゃないけど、(帝京大学出身の今年のルーキーで、しかも、キャプテンに抜擢された)姫野くんのファンですっ!!」って言って貰ってきたそうです。ん~、自分にはできない...。
この日の選手との一枚はこの方。

サントリー、リコー、キヤノンでも活躍した、ロッキー・ハビリ選手、あぁ、帰化されてるからハビリ・ロッキー選手だな。ロッカーに戻られるところに声を掛けて一緒に撮ってもらいました。ムッチャ、優しく応じてくれたな。37歳、ベテランだよね。確か、スタローンさんのロッキーが好きで、愛称をロッキーにしたんだよね。