トップリーグ 2017-2018 第4節 2日目2017/09/11 07:00

 秩父宮に行ってきた。

 いつものように、銀杏並木側の入り口に並んだんだけど、もう、銀杏が落ちてた。掃除をしていたおじさんに聞いたら、今年は少し例年より早いみたい。でも、もうこんな季節なんだね。
トップリーグ 2017-2018 第4節 2日目
 第1試合は、ここまで1勝2敗のクボタスピアーズと3戦全敗の豊田自動織機シャトルズの試合。そういう意味ではどちらも負けられない1戦。序盤から両チーム、積極的にアタックしてましたね。
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 昨季より加入しているフィージー代表のパトリック・オズボーン選手、両センターの人に強い立川選手、シオネ・テアウパ選手を軸に、クボタは何度も豊田自動織機ゴールに迫ってました。迫ってたんですけどね...、中々、ラインを割ることはでき無いでいました。
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 で、先制したのは、豊田自動織機。ベテランの元トンガ代表のヴァカジョセフ・ウィルソン選手。186cm、112kgの体躯で、速くは無いものの力強い走りでディフェンスを振り切ってトライをあげました。ヴァカ選手は、そのパワーで、何度もチャンスを作ってましたね。
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 クボタも攻めあぐねていたのですが、15分のシオネ・テアウパ選手のトライから、201cm、112kgの巨体には思えない、シャープな動きでチャンスを作っていたフランカーのグラント・ハッティング選手とたて続けにトライをあげて、前半終了間際には、始めに書いたようにこの日大活躍だったパトリック・オズボーン選手のトライで、クボタリードで前半を折り返しました。
トップリーグ 2017-2018 第4節 2日目
 豊田自動織機はディフェンスと、ラックで相手を超えていくことを意識してボールを確保するプレーは良かったんですけどね、スクラム、ラインアウトのセットプレーでいいところがまったくなく、後半2トライをあげるものの、5トライのクボタに破れました。パナソニックの川俣選手の補強などフォワードの強化を図ってると思うんですけどね...上手く機能していないようで、このあとの戦いも厳しそうです。
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 27対19、クボタはアタックのスピードがいいので、何とか上位に食い込んで欲しいです。そうそう、ハーフの岡田選手の強気のプレーが良かったですね。
 それにしてもこの試合、激しい当たりで傷む選手が多かったのですが、それにしても長い試合でしたね。この試合も前の日の試合同様、ハーフタイムを含んで2時間でした。昨日も書いたけどTMOの導入もあるとは思うのですが長すぎだよね。

 第2試合は、サントリーサンゴリアスとNTTコミュニケーションシャイニングアークスの試合。
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 1試合目の2チームには申し訳ないけど、やっぱり1試合目より締まったいい試合だったな。とにかく、両チームともノッコンなどのハンドリングミスが圧倒的に少ない。そして、ボールが動き出すとすばやい球出しと、ピッチ全体を大きく使った攻撃、スピードのある走りで、ゲームが停滞して退屈する時間がありませんでした。
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 しかも、接点での相手ボールを奪ったり、攻守の切り替わりも早くて、面白かったです。前にも書きましたが、サントリーのバックスリーは現時点で、日本一だと思います。この日は、中靍選手、松島選手に加えてルーキーでセブンズ代表でもある松井選手だったのですが、3人のスピードは驚異的です。しかも3人とも、体はそんなに大きくないのですが、人に強い。松井選手1本、中靍選手1本、松島選手2本としっかりトライゲッターとしての役割を担ってました。
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 ルーキーの松井選手は、この細っこい体のどこにあのパワーがあるのか良く分かりません。とにかくスピードだけでなく、体のキレ、そして倒れない、体幹が凄いってことなんでしょうな。
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 パナソニック山田選手のように、スピードを落とさずに筋肉を増量すれば、JAPANとしても海外の選手にも負けないプレーができると思います。これからが本当に楽しみな選手です。
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 コムも良かったんだけどなぁ、守っては、サントリーのペネトレイター真壁選手の攻撃はことごとく潰してましたし、センターの石橋選手のタックルには、ホントにしびれました。アタックでも、ヴィリー・ブリッツ選手やアマナキ・レレイ・マフィ選手を軸にフィジカルに攻めてましたし、金選手の相手の死角からトップスピードでボールを受け取って相手の裏に出るプレーも効果的でした。
トップリーグ 2017-2018 第4節 2日目
 この日の勝敗を決めたのは、スクラムですね。以前より、コムはフォワード、特にスクラムが強く無いチームだったのですが、この日は、はっきり言ってダメダメでした。今季のサントリーもスクラムはあまりよくないのですが(4節終了時点でスクラム成功率が、サントリーが86%で16チーム中15位、コムは82%で最下位)、そのサントリーにさえも、まったく歯が立たないということで、後半、スクラムのペナルティーで白選手がシンビンの間は、ノンコンテストという押し合わないスクラムで試合が継続するような状況でした。ちなみに、トップリーグでノンコンテストのスクラムを見るのは初めて、長いことラグビー見てますが、町田で行われたキヤノンとブルー・ブルズの試合以来の2回目でした。
トップリーグ 2017-2018 第4節 2日目
 36対11、サントリーの圧勝は圧勝だったのですが、質の高い試合で面白かったですね。NTTコムは課題のスクラムが強くなれば、アタック、ディフェンスともに悪くないので、もっと、強くなれると思うんだけどな。
トップリーグ 2017-2018 第4節 2日目
 そうそう、東海大学出身のルーキー湯本選手は、パスも綺麗だし、球捌きも早くて攻撃のリズムをきちんと作っていたし、これからが楽しみな選手ですね。この試合、ルーキーの活躍が目立った試合でもありましたね。

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