沖仁 con 渡辺香津美2017/10/29 07:03

 先週の日曜日、台風21号の接近で激しい雨の振る中、JR上野駅公園口の正面にある東京文化会館に行ってきた。
沖仁 con 渡辺香津美
 フラメンコギターの沖仁さんとジャズギターの渡辺香津美さんのデュオコンサート。タイトルの「沖仁 con 渡辺香津美」のconは、スペイン語の"with"のことですね。昨年の香津美さんの45周年コンサートで沖さんのフラメンコギターを聴いて、今回お2人でデュオコンサートをされるってことで行くことにしました。
沖仁 con 渡辺香津美
 チラシにはパーカッションのヤヒロトモヒロさんが参加されるの載ってたんですね...自分当日までゲストがいるの知らなかった...でも、ヤヒロさんがいたことで、ムッチャ盛り上がったんですよね~。そして、香津美さんに「雨男」っていじられてました。そもそも「太鼓は雨乞いで使ってた」って言ってね。
沖仁 con 渡辺香津美
 ちなみに、内緒で撮ったステージの様子、ムッチャ、シンプルですね。一部はアコースティックギターのデュオ、二部とアンコールはヤヒロさんを入れたトリオ編成でした。
沖仁 con 渡辺香津美
 ということで、一部はクラシックっぽいというか格調高い感じでしたね、バンドネオン奏者のピアソラさんの「タンゴ組曲のアンダンテ」「リベルタンゴ」、サイモン&ガーファンクルの「スカボロー・フェア」と、しっとり聴かせるって感じでした。「スカボロー・フェア」を選曲した沖さんが、香津美さんのイメージがイギリスの曲って言ってたのが面白かったですね。

 二部は、ヤヒロさんも入ったことで派手でした、テーマも「祭り」って言ってましたからね~。一緒に行った奥様が「パーカッションの人、忙しそ~」って言ってましたけど、ホント、音の厚みが凄すぎでした。ちなみに、ヤヒロさんのパーカッション、ほとんど生音でしたね。
 曲もエスプリに収録されている最近の渡辺さんの定番の「ハバナ」、この日のコンサートに行くきっかけになった沖さんのフラメンコギターが光る「フラメンコ・ブルー」、「フラメンコ・ブルー」が収録されているGuitar is Beautiful KW45では香津美さんが押尾コータローさんと共演しているラヴェルの「ボレロ」と、おなじみの曲が披露されてたので、聴きやすかったです。「ボレロ」の終盤で香津美さんがエレキギターに持ち替えたのは、ちょっと想定外でしたね。で、アンコールはチック・コリアさんの名曲「スペイン」いや~、これもかっこよかったですね。あと、2人で観客席に下りてくると思わなかったです。
 本当だったら、音楽的なコメントを書くとこなんでしょうけど、とにかく、ただただ良かったんですよ。好みを言わせていただくと、もう少しフラメンコバリバリの曲も聴いてみたかったなぁ...。

 ところで、観客が自分を含めオジさん、オバさんばかりで、「スペイン」の終盤で沖さんが「立って」って身振りしなかったらきっと、静かな感じのコンサートだったんだろうなぁ...。

 香津美さんがクラシックギターの殿堂だって言ってたけど、音が良かったですね、でも、エレキはちょっとあわなかったかなぁ...。

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