トップリーグ 2017-2018 第10節2017/12/03 07:03

 秩父宮に行ってきた。

 外苑の銀杏並木はすっかり黄色くなって、歩道は黄色の絨毯が敷かれてました。
トップリーグ 2017-2018 第10節
 ウインドウマンスをはさんで、約2ヶ月ぶりの秩父宮です。張り替えた芝生、大学の試合でめくれまくってたけど...この日、2試合あるけど大丈夫かなぁ...。

 第1試合は、リコーブラックラムズとNTTドコモレッドハリケーンズの試合。ここまで、6勝3敗のリコー、ウインドウマンスのオープン戦は2敗と、調子が上がってないのでちょっと心配なんですけどね...。
トップリーグ 2017-2018 第10節
 序盤は、パンチの打ち合いという感じでした、しかも、かなりハードパンチでしかもノーガードって感じ。今季のリコーはとにかくタックルがいい、スタッツで確認したら、タックルの成功率83.7%はリーグ5位、しかも、かなりハードなタックルを毎試合見せてくれてます。この日は、そのためか傷む選手も多かった、HIAは3人、一試合で3人って、今まで経験ないなぁ...。
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 個人スタッツも確認したら、タックルのベスト10に3人もリコーの選手がいた。武者選手とマイケル・ブロードハースト選手とロトアヘア ポヒヴァ大和選手の3人。そして、今年のリコーがこれまでと違うのは、反則も少ないとこですね。特にラインのオフサイドはほとんどない。ということは、ゴール前の攻防に強いってことですね。これも確認したら、10節までイエローカード「0」枚なのはリコーだけでした。
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 ドコモは、この日も7節のときの試合と同様、激しいプレーをみせてくれてました。今季、下位リーグから昇格したとは思えない、充実した戦いぶりでした。この日も目立ってたのは、SUNWOLVESで活躍していたフィルヨーン選手でした。とはいえ、プレッシャーがあったんでしょうね...いくつか小さいミスがあって本人、悔しがってた場面が何度かありました。
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 そして、この日はSOだったミフィポセチ選手、108kgの体躯を上手く使ってボールキャリーをしてたんだけどね...。やっぱり、リコーのプレッシャーに簡単に動けていないって感じでした。
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 リコーは、セットプレーも良くて、ラインアウトもスクラムも安定していました。
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 今季のリコーはフォワードが良いですね。昨季までと違いセットプレーも、モール、ラックも安定してます。一番は、機動力がアップしたことかなぁ...あと、選手層の厚みがでましたね。どのポジションも先発で出てもおかしくない選手が複数人いて、かつ複数ポジションをこなせる選手もたくさんいます。今年は、これと、タックルの精度アップと、ディシプリンの向上が強さの要因だと思います。
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 銀行員から転身した中澤選手も前節からの出場ですが、安定したプレーを見せてくれました。トライもとったし、コンバージョンも決めたし、ハイパントも良かったと思います。
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 残念だったのは、久しぶりに出場の牧田選手のペナルティが多かったことかな...。ということで、ディシプリンをあげることと、得点力をアップすることで名門復活の日は近いと思います。ということで、これからも引き続き応援しますよ~。
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 34対12、リコーは勝ち点5も獲って快勝でした。でも、傷んじゃった選手の皆さん大丈夫かなぁ...かなり心配なんだけど。

 第2試合は、NTTコミュニケーションシャイニングアークスと神戸製鋼コベルコスティーラーズの試合。NTTコムはカンファレンスの上位に食い込むためには負けられない1戦。
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 1試合目に比べると、どちらもミスの多い試合でした。
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 特に、NTTコムの小倉選手のキックにキレがありませんでした。この日は、タッチキックのコントロールが今一でした。特にペナルティでのチャンスでミスが痛かったですね。
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 ということで、中々、リズムに乗り切れないNTTコム。一方、神戸製鋼もプレーが粗かったですね、反則が多すぎでした。公式記録で確認したらNTTコムの「6」に対し「15」。
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 スクラムは、NTTコムが頑張ってたんじゃないかなぁ...スタッツでみるとNTTコムはスクラム成功率で、ダントツのリーグ最下位。今季のこれまでの試合では、スクラムが安定しませんでしたが、この日は、重量フォワードを誇る神戸製鋼を何度も押し込んでました。
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 同じくスタッツを確認すると、両チームともアタックはリーグでも上位に位置するのに、ディフェンスがよくないですね。特にタックル成功率は、NTTコムが下から4位、神戸製鋼が3位でした。
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 そういう意味で、1試合目よりディシプリンの足りない大味の試合でした。
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 レフリングも今ひとつピットしないところがありました。危険なプレーがあったところで、アドバンテージを長めに取ったり、軽めのペナルティーなのに短かったり、安定してませんでしたし。最後にNTTコムが追いつくきっかけになった、ホーンがなった後の2枚のイエローカード。この時間帯で出すのであれば、同じような場面で出てもおかしくないところが何度かあったと思います。スクラムもね...何度か”回った”って判断で、神戸製鋼はお咎めなしでしたが、あれも、ちょっと「?」でしたね。
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 NTTコムは、シェーン・ゲイツ選手と石橋選手の両センターの動きが良かったと思います。2人とも、縦に力強い走りをしてました。この勢いを最後まで生かせなかったのが、この日のNTT コムでしたね。
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 最後の同点のコンバージョンを決めた小倉選手。プレッシャーあったと思いますが、先に書いたようにこの日は、プレー精度、今ひとつでしたからね、これくらい決めないとね。
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 28対28、何とか引き分けにできたNTTコムの皆さん、うれしそうでした。でも、この試合、もっと楽に勝てたと思いますよ...。
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 やっぱり、芝生はダメでした。スクラムが組まれるたびにめくれあがってました。足を引っ掛けて選手が転んだり、足を挫いたりしないか、心配しながら見てました。で、プレーが切れるたびに作業員の方が直しにピッチへ入ってくるのですが、選手やレフリーが手伝う場面もみられました。写真は、神戸製鋼のフルバック、元オーストラリア代表のアダム・アシュリークーパー選手。アシュリークーパー選手は積極的に芝生を直すのを手伝ってました。
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 世界的な選手なのにね...で、そんな選手に手伝わせるようなメンテナンスしてちゃダメじゃない?

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