SUPER RUGBY ROUND2 SUNWOLVES vs BRUMBIES ― 2018/02/26 07:04
勝てた試合だった...。
秩父宮に行ってきた。
SUPER RUGBYのSUNWOLVESにとっての開幕戦(SUPER RUGBY自体は、16日から始まってますからね)、ホームでのBRUMBIESとの対戦。前回の対戦は2016年5月28日、6対55と完敗でした。BRUMBIESは昨季オーストラリアカンファレンス1位、新生SUNWOLVESがどこまで通用するかに注目です。
SUNWOLVES、キックオフからアグレッシブに攻めてました、BRUMBIESに負けてませんでしたね。先制したのはBRUMBIES、一昨年、サントリーに加入するはずだったのに白血病の治療でかなわなかったリアリーファノ選手のペナルティーゴールだったのですが...。
この試合の最初のトライは、なんとSUNWOLVES、前半9分にペナルティーキックのラインアウトからモールで押し込んでのトライでした。観戦中は誰がトライしたのか分からなかったのですが、ウイングのサウマキ選手だったんですね。それにしてもいいモールでした。この日のSUNWOLVESのフォワードは、スクラム、モールとも完璧でした。
バックスは両ウイングのサウマキ選手とレメキ選手の走りが良かったです。特にサウマキ選手はボールキャリー111mとダントツ。2人は、スピードはもちろんのこと人にも強い、この日の試合もその実力を遺憾なく発揮してました。
タックルも良かったんですけどね...BRUMBIESの選手は体が大きいので、上下にダブルで行かないと、オフロードパスでつながれてしまいます。秩父宮FMでゲスト出演していたプロップの浅原選手が「上半身が抜けるとやばい」って言ってましたが、まさしくって感じでした。
タックルで目立ってたのは、フランカーのラブスカフニ選手。とにかく、走ってましたし、タックルしてました。大外でBRUMBIESの選手を何度も止めてました。ちなみに、スタッツを見たら、ラブスカフニ選手のタックル回数は22回でチームでダントツ。ちなみに、次に多かったのが17回でセンターのラファエレ選手。3位がフランカーの姫野選手で16回、次いで、14回でブリッツ選手とカーク選手の2人。バックローのメンバーが仕事してますな。
スクラム良かったですよ。昨季のように押されることもなく、BRUMBIESの反則を誘うこともありましたからね。フォワードコーチの長谷川コーチのスクラム理論が生かされてるんでしょうね。
前半は、SUNWOLVESの速いアタックにBRUMBIESが付いてこれないって感じでしたね。特に、タックル後の2人目のよりが早くて、BRUMBIESの選手が絡むことがあまりみられませんでした。
一方、BRUMBIESの攻撃はシンプル。縦に走って繋いでいくというもの。体のサイズを生かしてとにかく前に出る、日本で言うと明治大学のような攻撃で、サインプレーっぽいプレーや、キックをつかって繋げていくというプレーもほとんどありませんでした。
そういう意味で、戦いやすい相手だったと思うんですけどね...。
勝てた試合だったと思うんですよ、前半2本のトライと後半1本のトライは明らかにSUNWOLVESのミス。この日、SOで先発のロビンソン選手のキック、伸びもなくてコントロールも良くなかったのですが、前半2本のBRUMBIESのトライは、自陣からのロビンソン選手のキックでうまくゲームを切れなかったことが原因。ロビンソン選手、脳震盪で一時退場していたのですが、戻ってからも動きが良くなくて、代わりのパーカー選手が入っていたときのほうがテンポが上がってよかったので、そのまま交代でも良かったんじゃないかと思います。
後半1本目のBRUMBIESのトライは流選手のパスミス。ラックから出したボールがゴールポストカバーに当たって、それをBRUMBIESのクリドラニ選手が拾ってトライ。赤い三菱地所さんのポストカバーをきっと選手と間違ったんだと思います。SUNWOLVESのジャージ赤ですからね...。
あと、フルバックのエメリー選手のハンドリングミスが無ければね...確実にトライを1本取れた場面ありましたよね...。
後半、BRUMBIESがSUNWOLVESの速い攻撃に慣れてきて合わせられるようになってきたというか、ラックで絡むことが多くなってきました。そして、後半だけで3トライをあげてSUNWOLVESを突き放しました。下の写真のモールでの攻撃でSUNWOLVESがトライできていれば、結果も変わっていたかも知れません。結局、試合終了直前のペナルティーゴールで7点差まで追い上げ、ボーナスポイントの1点を獲得して試合終了。
25対32、ん~、ホント、勝てた試合だったと思うんだよな...。
今日の試合で面白かったのは、このスクラムのときの両チームのバックスのフォーメーション。
どっちもアタックのフォーメーションに見える...。
ちなみに、SUNWOLVESボールのスクラム、秩父宮FMも「どっちがアタックするのか分からない」って盛り上がってました。
まぁ、昨季のHURRICANES戦のようなやられっぱなしの試合にならなかったので、確実に進化してると思います。今週末のREBELS戦に今季初勝利を期待ですね。
ところで、SUNWOLVES、JAPANに繋げるってことだったんだけど、この日のゲームは、キックをあまり使ってなかったし、アンストラクチャーの状態からの攻撃というのもみられなくて、どちらかというと、セットからフェイズを重ねてゴールに迫るって感じだったんだけど、戦術変えたのかなぁ?
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