ゲームウォーズ2018/05/01 07:03

 観る前に読んじゃった。
 スティーブン・スピルバーグ監督の最新映画「レディ・プレイヤー1 / Ready Player One」の原作小説。

 2041年、荒廃した現実世界の住人は、仮想世界「OASIS」に居場所を求めていた。ある日、その「OASIS」の開発者のジェームズ・ハリデーが、自身が隠したイースターエッグを見つけたものにすべての遺産を渡すという遺言を残して亡くなった。ここから、そのイースターエッグをめぐってユーザーとその遺産を手に入れようとする企業との闘いが始まるという話。
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 映画にするために書かれた小説といってもいいかもしれないな。序盤は、ちょっとまったりした感じで、中々進まなかったんだけど、後半は畳み掛けるように物語が進んで、一気に読むことができました。
 あわせて、日本のアニメ、マンガ、特撮などのポップカルチャーの登場人物や超人やロボット、例えば、ウルトラマン、マジンガーZのミネルバX、ライディーン、エヴァンゲリオンの初号機、ガンダムのRX-78、メカゴジラの機龍なんて、マニアじゃなくても日本人ならはずせないロボットたちや、自分はゲームマニアじゃないので分からないけど、ゲームマニアにはたまらない(たぶんそうだと思う)ゲームそのものやそのキャラクター、SF映画のキャラクターや乗り物などがたくさん出てきます。そりゃ、仮想世界の話だからね、オタクカルチャー爆発って感じでした。そうそう、映画には日本が誇る世界のアイドルキャラクター、ハローキティが登場してるんですよねwww。
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 モンティ・パイソンの映画「モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル / Monty Python and the Holy Grail」なんて、日本じゃマニアしか知らないんじゃないのって感じの作品まで引用されてたりします。自分は、先に書いたようにゲームはあまり分からないけど、映画やヒーロー物に関しては嫌いじゃないので、楽しく読めました。残念だったのは、仮面ライダーや戦隊ものが入ってなかったことかな...。
 作者のアーネスト・クラインさんは1972年生まれってことなので、リアルで知らないものもあると思うけど、きっと、ポップカルチャー好きなんだね~。ところで、これ、小説はいいけど映画化のとき、権利元との交渉大変だったろうなぁ...。

 ということで、早く映画、見に行かなくっちゃ...映画観なくても、この小説はお勧めですよ、だって、日本や海外のポップカルチャー云々は別にして、純粋に小説として面白いもの。もっと話題になっても良かったんじゃないかなぁ...。

 ところで、Kindleで読み始めたときは、上の画像の表紙だったけど、読み終わってこのブログを書くのでチェックしたら、映画のポスターの表紙になってた。
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 自分は、前の表紙の方が好き。それよりも、洋書版の積み上がったトレーラーのデザインの方が好きだな。
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 2012年のものも最新のものもカッコいいと思う。
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 表紙って、そのまま使えないのかな?版権の問題?