トップリーグ 2018-2019 リーグ戦 第4節 1日目2018/09/28 07:05

 雨が降る中、秩父宮に行ってきた。

 先週の金曜日は、事務機ダービーこと、リコーブラックラムズとキヤノンイーグルスの一戦。地下鉄外苑前駅には、この日の対決のポスターが貼られてました。RED or BLACK、REDがキヤノン、BLACKは我らのブラックラムズです。ちなみに、このポスター、REDとBLACKの位置が入れ替わったバージョンもあります。
トップリーグ 2018-2019 リーグ戦 第4節 1日目
 もちろん、応援するのはリコーブラックラムズ。今季副将の松橋選手、この大型バッジをアプリで読み込むスタンプラリーをリコーテントでやってました。
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 力の拮抗した両チーム、キックオフからピリピリした緊張感のある試合。前半、有利に試合を進めたのはキヤノン。正直リコーは防戦一方で、なかなか自陣を出ることができませんでした。それでも、前季よりディフェンスが良いリコーは、堅いディフェンスでキヤノンにゴールを割らせませんでした。
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 前半9分に均衡を破ったのは、キヤノン。JAPANの田村選手がリコーのディフェンスの隙を突いてゴール前に迫り、最後は技ありのフリップパスでフルバックのフレッド・ゼイリンガ選手のトライを演出しました。この後も、そのゼイリンガ選手のキックやラン、フォワードでJAPANのアニセ・サムエラ選手の前進で何度となくリコーゴール前に迫ってました。
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 リコーは規律のあるディフェンスでキヤノンの猛攻を凌ぎ、安定したセットプレーのフォワード、スピードのある両ウイングの走りで、24分にティム・ベイトマン選手のトライとルーキーの堀込選手のコンバージョンで同点に。その後、前半終了間際に堀米選手がペナルティゴールを決めて10対7で折り返し。
 それにしても、両チームともディフェンスが凄かったな...しかも、規律があって、反則も少ない。この日は、リコーが10、キヤノンが8だったのですが、どちらかというと勢いでという反則が多くて、オフサイドやノットリリースザボール、ホールディングなど自ら注意することによって回避することのできる反則は少なかったですね。これって、凄いことだと思う。特にリコーは前季からものすごく規律が上がっていると思います。
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 後半、先に得点したのはキヤノン。でも、フォワードとバックスのバランスのいいリコーが徐々にゲームを支配しだします。特にフォワードが良かったですね、セットプレーで圧倒していました。後半11分のロトアヘア アマナキ選手のトライもゴール前のラックからでしたからね。これでリコーが5点のリード、この後も、両チームとも厳しいディフェンスを繰り返す試合運びとなりました。
 試合が動いたのは後半24分、キヤノンの猛攻を堅いディフェンスで凌いでいたリコーでしたが、キヤノンがバックスに回したボールに対し、タックルに入ったフルバックのロビー・ロビンソン選手のプレーがインテンショナルノッコンと認定され認定トライとなり逆転されてしまいました。さらには、そのロビー選手にイエローカードが出されシンビンへ。残り15分でリコーは2点差を追う展開。
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 でも、ここからのリコーの攻撃が凄かった。バックスが1人少ない中、キヤノンゴール前に迫り、フォワードの近場の攻撃で、キヤノンをゴール前に釘付け。フォワードたちが本当に塊となって攻撃を繰り返して、まるで、「ロビーの穴は、俺たちが埋める」といわんばかりの攻撃。トライには至らなかったものの、ペナルティーゴールで再逆転。このときのフォワードに「漢」を見ましたね。久しぶりにラグビーの試合で、感動して涙が出そうになりました。
 リコーはこの後も試合終了間際にペナルティーを得て4点差にして、最後は、マイボールをフォワードが確実にボールをキープして逃げ切りました。
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 21対17、痺れるようないい試合でした。

 キヤノン、良かったんだけどなぁ。後、一歩でしたね。ジャン・デ・クラーク選手とSUNWOLVESのエドワード・カーク選手。カーク選手、後半28分からの投入だったんだけど、もっと早く出しても良かったんじゃないかな?
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 「頂点」狙えるよ。
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 本当に「チーム」を感じさせる試合を見せてくれました。リコーのメンバー、仲がよさそうだもんなぁ...やりきった「漢」たちは、ホントいい顔をしてました。
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 そういえば、ルーキーの堀米選手もいいプレーしてたな。ランも良かったし、フラットで速いだけど柔らかく捕りやすいパスで、何度もチャンスを演出してました。これからが楽しみな選手だ。

 そうそう、スタンプラリーでもらったのはこの帽子。
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 ブラックラムズエンブレム付きのオリジナルバケットハット。帽子似合わないけど愛用しちゃうよ~。