トップリーグ 2018-2019 リーグ総合順位決定トーナメント 1回戦 ― 2018/12/03 07:03
秩父宮に行ってきた。
この日は、今年の総合順位決定トーナメントの1回戦。1試合目がホワイトカンファレンス8位のコカコーラレッドスパークスとレッドカンファレンス5位のNECグリーンロケッツ、2試合目がレッドカンファレンス2位のサントリーサンゴリアスとホワイトカンファレンス3位のクボタスピアーズの試合。コカコーラとNECは負けると入れ替え戦が待ってます、本来ならNECはこんな位置にいるチームじゃないんだけどね...。
NECはベストメンバー、コカ・コーラはJAPANのセンター陣のラファエレ選手、トゥポウ選手が不在の布陣、これがどうでるかなぁ...。
立ち上がりからコカ・コーラが良いテンポで攻撃してました。なんて思ってたら、最後はペナルティ。受けるNECも攻撃はテンポよかったんだけどね...やっぱり、最後はペナルティ。両チーム、ディシプリンがなぁ。ということで、前半12分までボールは良く動くけど得点はない状態。
ゲームを動かしたのはNEC、ペナルティでゴールを決めてまずは3点。そのあともコカ・コーラゴール前のラインアウトからモールで持ち込んで、モールに参加したウイングの後藤選手がトライ。続いてゴール前にボールを運んで最後はラックからヒギンボッサム選手がトライとNECがリード。
コカ・コーラもキックパスで副島選手がトライをしたのですが、前半終了間際にライン際でNECの釜池選手がボールをうまく残して、最後はドナルド選手が技ありのキックパスで後藤選手がトライをあげて、NECが24対5と大量リードで前半終了。
後半、立ち上がりはコカ・コーラの時間でした。No.8のトゥぺ選手のサイドアタックからNECゴール前に、この後の攻撃もテンポがあって良かったんですけどね、最後はゴール直前のノッコンで終了。
NECはピンチをしのいで、コカ・コーラゴール前にテンポよくボールを運んで、最後は再びヒギンボッサム選手がトライ。
コカ・コーラ良いんだけどなぁ...なんか、フィニッシュまで持ってけない。でも、この後、さっきゴール前でノッコンしたマーシャル選手が2本のトライを決めて追い上げたんですけどね。だめ押しでNECの釜池選手が、抜群のスピードと前傾姿勢でコカ・コーラゴールに駆け抜けて突き放しました。
43対17、こんなに差がつくとは思わなかったんだけどなぁ...コカ・コーラ、なんかもったない。
結果、次の結果に関わらずコカ・コーラは入れ替え戦ということになってしまいました。ホント、なんかもったない。
NECもかつての強さがないよなぁ。良い選手揃ってるんだけどな。
2試合目は、クボタもサントリーもベストメンバー、面白い試合になりそうです。
ちなみに、クボタは社員の動員をかけていたようで、クボタ陣営は隅までオレンジのチームカラーの観客で埋め尽くされていました。
クボタは気合い入ってるけど、空回りぎみかな...つまらないミスが多すぎる、ラインオフサイドやダイレクトタッチとか多すぎだな。
一方、サントリーはかたい、シンプルに縦をついてくる、フォローが厚いので前に出れる。クボタはそれに対応できないって感じでした。30分までにサントリーは3トライ、クボタは得点無し。とにかくサントリーはフォローが厚い、ポイントにあっという間に人が集まってくる。
クボタのチャンスは30分過ぎてから、サントリーのペナルティからゴール前に迫り、最後はスクラムからフェルミューレン選手がサイドをついて、最後はフランカーの末永選手がトライ。でもこのあと、すぐサントリーにペナルティゴールを返されてしまいました。
25対7、第1試合と似たような結果ですが、中身は全く違って質の高い試合でした。40分があっという間でしたね。
後半立ち上がりに得点したのはクボタ。自陣22m付近からファンデンヒーファー選手が抜け出して、最後はゴール前のラインアウトからのモールからまたまた末永選手が抜け出してトライ。
この後も、ターンオーバーしたクボタがゴール前までボールを運んで、最後はオーデンタール選手がトライ。と思いきやTMOで、その大分前のオーデンタール選手のノッコンをとってスクラムで試合再開。これ得点だったら面白かったんですけどね。
後半はクボタがサントリーを押してました。ハーフタイムでうまく切り替えたんだろうな。明らかに前半と違うチームになってましたね。
で、特に動きが良かったのが、フルバックのファンデンヒーファー選手、何度もゲインを切ってましたし、キック処理も良かったですね。そして、後半30分過ぎには自らトライ。ゴール隅に飛び込んだのですが、すぐにグラウディングせず、ポスト近くに回ってトライ。残念なのは、ここでコンバージョンを決められなかったこと。
試合終了間際にもスタンドオフの川向選手がトライを決めてコンバージョンも決まって2点差まで追い詰めました。
試合終了のホーンが鳴ったあとも、クボタがボールをキープし続けたのですが、最後、サントリー陣内のラックでボールがこぼれ松島選手が蹴りだして試合終了。ここで、サントリーが反則したら逆転の局面で、2点を守りきりました。
28対26、サントリーは後半、ペナルティ1本のみ。クボタの後半の善戦がわかるかと思います。トライ数で言うとサントリー3本に対しクボタは4本、幻のトライが決まってたら勝ってました。ただ、前半の反則が勝敗を分けたって感じです。
負けはしましたが、後半の攻撃にビジョンに映った監督のフラン・ルディケさんも笑ってましたね。
クボタ面白かった、来季に期待したいです。
サントリーはやっぱりサントリーだった。試合巧者って感じだったなぁ。
今週末、サントリーはヤマハ発動機ジュビロとクボタはNTTコミュニケーションズシャイニングアークスと秩父宮で対戦します。これ、見ないわけにはいかないな。
クボタの応援Tシャツもらったので来週もそれで応援するか、NTTコミュニケーションズの応援をするか迷う...。