トップリーグ 2018-2019 リーグ総合順位決定トーナメント 決勝戦/3位決定戦 ― 2018/12/18 07:02
秩父宮に行ってきた。
今年はあっという間だったな...リーグ戦の決勝と3位決定戦、そして今年はこの試合が日本選手権の決勝を兼ねてるんですよね。
ということで、3位決定戦はトヨタ自動車ヴェルブリッツとヤマハ発動機ジュビロ、決勝戦は神戸製鋼コベルコスティーラーズとサントリーサンゴリアスの対戦となりました。
ということで1試合目はトヨタ自動車を応援。どっちもあまり好きじゃないんだけど、やっぱり姫野選手のプレーが好きなので応援したくなっちゃうんだよね。ちなみに、この対戦、昨年の日本選手権の3位決定戦と同じ、昨年はヤマハが28対10で勝利しました。今年はトヨタ自動車イケイケなので、今年はいけるんじゃないかなぁ。
で、前半は結論から言うと、「トヨタ自動車はプレーが雜」。
せっかく、いいタイミングで攻めてるのにノッコンしたり、ゴール前でヤマハの攻撃をしのいでペナルティーをもらったのに、速攻でキックを蹴ってカウンターでトライを取られたり、身長差で有利なラインアウトでタイミングが会わずミスしたり正直残念な感じ。
ディフェンスラインを形成するのも早いし、出足も揃ってて良かったんだけどなぁ。プレーの雑さのせいで楽に試合を進めることができなかったですね。
トヨタ自動車で良かったのは、マレ・サウ選手。アタックでもディフェンスでも目立ってました。とにかく最後まで諦めず、しつこく食い下がるプレーが良かったですね。
で、結局のところ、最後までトヨタ自動車は「雜」でした。後半のヤマハの清原選手のトライの時もにゴールキックが蹴りやすい位置にグランディングされちゃいましたし、キックのチェイスを何度もきちんとしてなかったし、ジェイミー選手はセブンズのプレーのようにボール離しちゃってましたし、とにかく「雜」でした。
ヤマハも決していいできではなかったと思いますが、最後の最後、試合巧者の部分がでて勝ちきりました。トヨタ自動車は基本からやり直しですな。2年続けて残念でした。
12対15
これで延長戦になったら辛かった。
2試合目は神戸製鋼を応援。なんといっても、優勝したら久しぶりだもんね。そんな瞬間ちょっと見てみたいよね。この試合いろいろ見所あるよな、スタンドオフはカーターさんとギタウさん、これプレディスローカップじゃんね。前回も書きましたが、センターは神戸のクーパーさんとバックマンさんの世界選抜に対するのは、梶村選手、村田選手の日本勢、そもそも、サントリーさんは純和製バックスだからね、これは絶対面白いと思いますよ。
なんて思ってたんだけど、神戸製綱強すぎだわ、付け入る隙がない...フォワードでは、中島イシレリ選手がフィジカルにものを言わせて攻撃もディフェンスも大活躍、攻めては前にでて、守っては攻撃を押し返して
バックスは、クーパー選手、バックマン選手、フレイザー選手の外人勢がしっかり仕事をしてサントリーは思うようにプレーさせてもらえませんでした。
前半は22対5、サントリーは攻撃でも前に出られない、ディフェンスでも押し込まれるていいとこ無し。サントリーはギャンブルするくらいしかチャンスがない感じでした。
で、後半も神戸製綱デーでしたね。サントリーが神戸製綱のゴール前に迫ったのは自分の記憶では2回くらい...。あとは、圧倒的に神戸製綱でした。
とにかく、ボールが止まっている時間が少ない。サントリーがノッコンをすると、そのボールをすぐ拾ってカウンター。ポイントができたあとにボールが動き出すと止まらない、ミスも無い、この日の神戸製綱は文句の付け所がありませんでしたね。
前回の対戦のときにも書いたけど、ダン・カーター選手が加入した効果は絶大ですね。すべての選手がフォローに走る、ボールを常にダイナミックに動かすという意識が徹底されてましたし、反則をしないという規律面での徹底も素晴らしいものがあったと思います。言ってはなんですが、自分の神戸製綱のイメージは反則の多い、プレーが雑なチームだったのですがイメージ変わりました。
来年、カーター選手がいなくなっても、これがチームカラーとして定着すれば7連覇を越えることができると思います。
55対5、まさかこんなに点差が開くとは思いませんでした。神戸製綱はトップリーグ優勝は開幕年以来の15年ぶり、日本選手権は18年ぶりの優勝、しかも、その時はサントリーとの両チーム優勝でした。
そういえば、神戸製綱は外国人だけでなく、この日フルバックに入った山中選手と元サントリーの日和佐選手は目立ってたし、活躍してましたね。残念ながら流選手は日和佐選手に完敗でした。
サントリーも悪くなかったんだけどな、少なくとも攻撃は徹底的に研究されて、封じられてましたね。特に流選手のタイミングとバックスのラインの動きは完全に読まれてました。ギタウ選手と松島選手が、気を吐いてましたが、周りがそれに対応しきれず、かつ、組織力が向上した神戸製綱の前ではどうしようもないって感じでした。
さて、ここから沢木監督がサントリーをどうステップアップさせるのか、むちゃくちゃ興味があります。
ということで、今季の順位は以下、
優勝 神戸製鋼コベルコスティーラーズ
2 サントリーサンゴリアス
3 ヤマハ発動機ジュビロ
4 トヨタ自動車ヴェルブリッツ
5 NTTコミュニケーションズシャイニングアークス
6 パナソニック ワイルドナイツ
7 クボタスピアーズ
8 リコーブラックラムズ
9 Honda HEAT
10 NECグリーンロケッツ
11 東芝ブレイブルーパス
12 キヤノンイーグルス
ここから下は入れ替え戦です。
13 宗像サニックスブルース
14 日野レッドドルフィンズ
15 豊田自動織機シャトルズ
16 コカ・コーラレッドスパークス
パナソニックは6位という結果だったし、上位のチームの力の差はなくなってきているような気がします。そういう意味で、来季のトップリーグも楽しみです。
<おまけ>
朝早く家を出て、おなかがすいたので、秩父宮でお昼ご飯。ラグビーセットだったかな。コロッケと焼おにぎりのセット。
パッケージがかわいいですね。ラグビーボールに見えるようになってます。
ちなみに、裏はJAPANカラーとラグビー選手のシルエット。美味しかったけど、残念だったのは冷めてたこと...温かいの食べたかったなぁ...。
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