SUPER RUGBY ROUND16 SUNWOLVES vs BRUMBIES ― 2019/06/04 07:26
秩父宮に行ってきた。
いつものいちょう並木側に着いたら、なんかいつもと違う雰囲気...。
この日は、「秩父宮みなとラグビーまつり2019」が行われていて、出店が出てたんですね。ちなみに、昨年は参加できなくて、一昨年はSUNTORYとWARATAHSの試合が行われて、それは見に行きました、SUNTORYがもう少しでWARATAHSから勝利をつかめそうだったんですよね。
この日の、対戦相手のBRUMBIESはSUNWOLVESが参加しているオーストラリアカンファレンスの首位、前回の対戦は零封ですからね、勝利するのは難しいと思いますが、やっぱり期待しちゃいますよね、国内最終戦ということで選手たちも気合い入ってるでしょうから。最後ってことで、みんなで寄せ書きしたビッグジャージも写真に撮っておきました。
キックオフからBRUMBIESがSUNWOLVESゴールに迫ってました。でも、この日のSUNWOLVESのディフェンス、よかったですよ。特にセカンドローとバックローのタックルがよかったですね。ロックののアボット選手が10回、ロウ選手が13回、フランカーのカラ・プライヤー選手が13回、徳永選手が11回、No.8のガンター選手が9回と、この日、5人合わせて56回のタックル。チーム全体のタックル数が126回ですから、この5人で半分弱のタックルをしたことになります。
もちろん、バックスもよくて、ハーフ団のタックルが凄く目立ってて、ブース選手、パーカー選手ともに9回、パーカー選手は、体は小さいのに、ポイントにも頭から入っていくし、内側に切れ込んでくる選手には真っ直ぐ入っていくし、まるでフランカーのようにタックルを連発していました。もちろん、センターのエメリー選手もバーリー選手も要所でいいタックルを決めてました。前の試合より明らかに気合が入ってましたね。ディフェンスは技術もあるけど、気持ちが大きいですからね。
でも、やっぱりBRUMBIES、試合巧者なんだよね、特に昨年、豊田自動織機でも活躍したリアリイファノ選手は、うまいですね。ひきつけてのパス、SUNWOLVESの選手が内側をケアして集まってきていると大外に振るなど、先週のクーパー選手と同じようにゲームをコントロールしてました。
やっぱり、ポイント近場でゴリゴリされるとフィジカルで負けてる分、人数を掛けなければならなくて、外に降られると取られちゃいますね...。前半のトライはそんな感じで取られちゃいました。
オーストラリアのチームは、ニュージーランドや南アフリカのチームと違って、思いっきり強いって印象ないんですけどね。でも、やっぱり力の差があるんかな...。まぁ、あとはレフリングだよね。特にスクラムは、SUNWOLVESが弱いって印象があるので、相手が回してるのにコラプシング取られちゃったりしたこと、少なからずあった。ペナルティー→ゴール前へのタッチキック→ラインアウト→モール→トライってパターン、この試合でも何度もありました。モール、きちんと組まれたら反則以外で止められませんからね...。
アタックは、先制トライを上げたサウマキ選手と、トライ一つとブース選手のトライへのラストパスを渡したマシレワ選手がよかったですね。二人とも、スピードもあるし、人にも強い。サウマキ選手は、マシレワ選手のトライまでの一連の攻撃の中で、オーストラリア代表のスペイト選手に真っ向勝負して弾き飛ばしてましたし、トライしたマシレワ選手もハンドオフで2人の選手をかわしてましたからね。
それにしてもリアリイファノ選手、やっぱうまいなぁ。ワラビーズに再度召集って話もあるみたいだし、秋のワールドカップでも活躍が見られそうで、楽しみです。
後半、SUNWOLVES頑張ってたんですけどねぇ。ペナルティから得点されてしまうという悪循環にはまってました...。しかも、攻め手がなくてなかなか前に進めない。インプレーのキックも効果的でない状況が続いちゃってました。ん~、インプレーのキックが効果的でないとチェイスしなければならない分、疲れるだけですからね。この日は、そういう意味でそんなキックが多かったなぁ。
で、後半もよかったのはマシレワ選手。ボールを持って、前にいたのがフォワードの選手と見るや縦に切れ込んで、ディフェンスの裏に出て、後は、フォローしててしていたブース選手がトライを決めました。この一連の流れは技ありでしたね。
下の写真がその一連の攻撃の写真。
マシレワ選手が裏に出てブース選手にパス。
ノーマークのブース選手がBRUNBIESのゴールラインに向けて走る。
BRUNBIESでディフェンスに走っているのはリアリイファノ選手。
ゴール前直前で、リアリイファノ選手が追いつきましたが...。
トライ!
目の前ですからね、これ盛り上がりました。
怪我から復帰の徳永選手のワークレートが高かったですね。アタックで、ゲインはあまりなかったですが、ボールタッチの回数は多かったですし、ディフェンスは上に書いたように11回。秋のワールドカップでの活躍も楽しみです。
ゴール前での攻防。ここで取って帰れないのがね...SUNWOLVESの弱みかなかぁ...。ここで取れると試合が楽になるんだけどね。
ということで、19対42。
6トライも取られちゃってるような感じなかったんですけどね。3トライも差がつくような力の差があるようには感じないのですが...この違い何なのかなぁ...。
ところで、写真を見ていただければお分かりかと思うのですが、スタンドはほぼ満席。大学ラグビー以外で、これだけの観客を呼べるチームはないんじゃないか?こんなに人気があるのに、来年までしか見られないなんて...でも、チームが継続している間は応援し続けますよ。