ノーサイド・ゲーム2019/07/28 07:05

 今話題ですからね...原作小説読みました。

 池井戸潤さんの小説は、2年前の「民王」以来、自分がラグビー好きだからということもありますが、この作品はやっぱり面白かったです。
ノーサイド・ゲーム
 企業ラグビー部を軸に、日本ラグビー協会から、社会人リーグ、企業チームのあり方までかなり突っ込んだ内容で、誇張されているところもあると思いますが、かなり、今のラグビー界をうまく表してるのではないかと思います。やっぱりね、完全なプロではありませんが、JリーグやBリーグの成功をみてると興行として赤字のリーグはいかがなものかと思います。先日、自分が見に行ったカップ戦の最後の試合の入場者数1,675人でしたからね。アストロズのように近隣の小学校でラグビー体験してもらったり、少年チームのコーチをしたり、さらにはチーム名から企業名を取ったチームもでて来たりと、現実のリーグでも動きがありますが、まだまだこれからですよね。ラグビー協会もヒゲの森さんが会長になったり、前ヤマハ監督の清宮さんがトップリーグの改革を行うって発言をしたり、あらたな動きもでて来ているようなので、現実世界も期待したいですね。
 また、国立競技場を満員にするような試合が見られる日が来ると、ラグビーファンとしては嬉しいですよね。
ノーサイド・ゲーム
 小説の方は、ラグビーだけではなく、社内の政治的な出来事など池井戸さんらしいエピソードも盛り込まれていて、テンポも良くてあっという間に読み終えました。勧善懲悪なので、なんとなく次の展開が読めるのですが、それを凌駕するテンポと行間があって飽きさせない内容でした。

 ちなみに、やっぱりラグビーの試合の描写が良くて、自分は目頭が熱くなってしまう箇所がいくつもありました。アストロズとサイクロンズの優勝をかけた一戦とか、移籍に伴う承諾書のエピソードとか、もう涙なくしては読めない...ホントに。

 ということで、例のドラマはまだ続くのでそっちも楽しみたいと思います。そうそう、このドラマ、映画にしても面白いかもね。

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