リポビタンDチャレンジカップ2019 JAPAN vs SOUTH AFRICA ― 2019/09/12 07:05
4年前の再現ってわけには行かないか...
現在ランキング5位のSOUTH AFRICA、そう簡単に勝てる相手ではありませんよね、JAPANとのポイント差は9.62。しかも、ラインアップを見ると、ベストメンバーで本気度が伺えます。まぁ、一方のJAPANも今現在のベストメンバーですけどね...。
JAPANのメンバーは以下。
01 稲垣 啓太 Keita INAGAKI パナソニック ワイルドナイツ
02 坂手 淳史 Atsushi SAKATE パナソニック ワイルドナイツ
03 具 智元 Jiwon KOO ホンダヒート
04 トンプソン ルーク Luke THOMPSON 近鉄ライナーズ
05 ヘル ウヴェ Uwe HELU ヤマハ発動機ジュビロ
06 リーチ マイケル ◎ Michael LEITCH 東芝ブレイブルーパス
07 ピーター・ラブスカフニ Pieter LABUSCHAGNE クボタスピアーズ
08 アマナキ・レレイ・マフィ Amanaki Lelei MAFI NTTコミュニケーションズシャイニングアークス
09 茂野 海人 Kaito SHIGENO トヨタ自動車ヴェルブリッツ
10 田村 優 Yu TAMURA キヤノンイーグルス
11 福岡 堅樹 Kenki FUKUOKA パナソニック ワイルドナイツ
12 中村 亮土 Ryoto NAKAMURA サントリーサンゴリアス
13 ラファエレ ティモシー Timothy LAFAELE 神戸製鋼コベルコスティーラーズ
14 松島 幸太朗 Kotaro MATSUSHIMA サントリーサンゴリアス
15 ウィリアム・トゥポウ William TUPOU コカ・コーラレッドスパークス
16 北出 卓也 Takuya KITADE サントリーサンゴリアス
17 中島 イシレリ Isileli NAKAJIMA 神戸製鋼コベルコスティーラーズ
18 ヴァル アサエリ愛 Asaeli Ai VALU パナソニック ワイルドナイツ
19 ジェームス・ムーア James MOORE 宗像サニックスブルース
20 徳永 祥尭 Yoshitaka TOKUNAGA 東芝ブレイブルーパス
21 流 大 Yutaka NAGARE サントリーサンゴリアス
22 松田 力也 Rikiya MATSUDA パナソニック ワイルドナイツ
23 アタアタ・モエアキオラ Ataata MOEAKIOLA 神戸製鋼コベルコスティーラーズ
やっぱ、和製バックローの徳永選手に期待しちゃうな、あと、アタアタ選手。アタアタ選手は、どのポジションで行くのかな?ウイング?、No.8?、センターなんかも面白いよね。
一方、SOUTH AFRICAのメンバーは以下。
01 スティーブン・キツホフ Steven Kitshoff ストーマーズ[RSA]
02 マルコム・マークス Malcolm Marx NTTコミュニケーションズシャイニングアークス/ライオンズ[RSA]
03 フランス・マルヘルベ Frans Malherbe ストーマーズ[RSA]
04 エベン・エツベス Eben Etzebeth ストーマーズ[RSA]/NTTドコモレッドハリケーンズ
05 フランコ・モスタート Franco Mostert グロスター[ENG]/リコーブラックラムズ
06 シヤ・コリシ ◎ Siya Kolisi ストーマーズ[RSA]
07 ピーターステフ・デュトイ Pieter-Steph du Toit ストーマーズ[RSA]
08 ドゥエイン・フェルミューレン Duane Vermeulen クボタスピアーズ/ブルズ[RSA]
09 ファフ・デクラーク Faf de Klerk セール・シャークス[ENG]
10 ハンドレ・ポラード Handré Pollard ブルズ[RSA]/NTTドコモレッドハリケーンズ
11 マカゾレ・マピンピ Makazole Mapimpi シャークス[RSA]
12 ダミアン・デアリエンディ Damian de Allende パナソニック ワイルドナイツ/ストーマーズ[RSA]
13 ルカニョ・アム Lukhanyo Am シャークス[RSA]
14 チェスリン・コルベ Cheslin Kolbe トゥールーズ[FRA]
15 ウィリー・ルルー Willie le Roux トヨタ自動車ヴェルブリッツ
16 ボンギ・ムボナンビ Bongi Mbonambi ストーマーズ[RSA]
17 テンダイ・ムタワリラ Tendai Mtawarira シャークス[RSA]
18 トレバー・ニャカネ Trevor Nyakane ブルズ[RSA]
19 RG・スナイマン RG Snyman Honda HEAT/ブルズ[RSA]
20 フランソワ・ロウ Francois Louw バース[ENG]
21 ハーシェル・ヤンチース Herschel Jantjies ストーマーズ[RSA]
22 フランス・ステイン Frans Steyn モンペリエ・エロー[FRA]/東芝ブレイブルーパス
23 ジェシー・クリエル Jesse Kriel ブルズ[RSA]/NTTドコモレッドハリケーンズ
トップリーグで活躍した、あるいはこれから参加する選手も多数いるので、チーム名をつけてみました。23人中10人も、もう、ほぼ半数です。日本のラグビーのことが分かっている選手が多いってことは、それだけでも厳しそうです。
ということで、今回は、日比谷公園のパブリックビューイングで観戦。キックオフ10分くらい前に、有楽町側から日比谷公園に入ったのですが、真っ暗でパブリックビューイングを行っている気配はまったく感じられず、不安になりながら野外音楽堂方面に歩いていったら、灯が見えてきました。着いたっと思ったらビヤガーデン。巨大モニターも見えず、もうあきらめようかなっと思い始めたときにやっと、モニターの灯を確認することができました。無茶苦茶、奥じゃないかぁ!!!
国歌斉唱で選手が君が代を歌う中、やっと会場に到着。もちろん、椅子席は空いてなく立ち見での観戦でした。
ワールドカップ本戦前と言うことで、両チームとも本番で使うであろうサイン攻撃など手の内を見せない中、かなりガチンコのフィジカル勝負となりました。JAPANと比べると一回りも、二回りも体の大きいSOUTH AFRICAの選手たち、マジで体当ててきてましたからね。出足も早いし、確実にJAPANの攻撃の芽を摘んでました。まぁ、JAPANも負けじとボールをすばやく展開していいところまでいくんですけどね、フィニッシュまで持っていくことはなかなかできませんでした。
課題のセットプレーは、スクラムは何とか頑張ってたんだけど、ラインアウトが苦戦してました。なんといっても、モスタート選手も、エツベス選手もほぼ2m、思いっきりプレッシャーかけられちゃてましたね。良かったのは、後半、バリエーションでボールを確保できるようになったことかな。
それにしても、ベストメンバーのSOUTH AFRICAは強い。ポイントにJAPANが人数をかけてきて、数的有利ができたと見ると一気に畳み掛けてくる。キックを多用してアンストラクチャーの状態から攻撃を仕掛ける。基本の攻撃を実践で確認しているという感じでしたね。数的有利を作って大外までボールを動かして、ウイングがフィニッシュするという教科書どおりのプレーを何度も披露してくれました。
JAPANは、フィニッシュまで持っていくことが厳しかったのですが、良い局面を何度か作ることができたので、ワールドカップ本番には、つなげられるんじゃないかな。特にJAPANとしての経験値の少ない、中島選手、北出選手、アタアタ選手にとっては、良い経験になったんじゃないかなぁ。アタアタ選手、ガチガチだったもんなぁ。一方、ミスもあったけど、徳永選手のスピードと体幹の強さは、この日の試合でもしっかり発揮できてましたね。
と言うことで、JAPANのトライは、ディフェンスから相手のミスを誘って切り返して、最後は松島選手がフィニッシュまで持っていった1本のみ。もちろん、田村選手のゴールも決まったので7点、零封だけは避けることができました。
ペナルティゴールを狙っていれば、もう少し点差を詰められたかもしれません。とはいえ、今回はトレーニングマッチ、勝ち負けも大切だけどプレーの精度をチェックするというのも大事だもんね。きっと、そういう監督の指示だったんだろうな。
41対7、それにしてもやっぱりSOUTH AFRICAは強いや、でも、後半、足が止まってたのは、初戦のNEW ZEALAND戦には不安が残っちゃいますね...。
パブリックビューイングのゲストは、元リコーの田沼さんと元明治監督の吉田さんでした。
ハーフタイムには、ノーサイド・ゲームの佐々一選手こと林家たま平さんも登場。
蒸し暑い中、立ちっぱなしはちょっとつらかったけど。楽しいひと時でした。
開幕まで、あと一週間、早く来週の金曜日にならないかなぁ...。
そういえば、福岡選手とマフィ選手の怪我が心配。