RWC2019 決勝 ENGLAND vs SOUTH AFRICA ― 2019/11/03 07:11
横浜に行ってきた。
今回のワールドカップ、スタジアムでの観戦は、東京スタジアムで開幕戦のJAPAN vs RUSSIA、AUSTRALIA vs WALES、NEW ZEALAND vs NAMIBIA、ENGRAND vs ARGENTINA、準々決勝のJAPAN vs SOUTH AFRICAの5試合と、日産スタジアムでNEW ZEALAND vs SOUTH AFRICA、IRELAND vs SCOTLAND、JAPAN vs SCOTLANDの3試合の計8試合を観て、この日が9試合目で最後の観戦、テストマッチをこんなにたくさん楽しめるなんて、ホント幸せ...。
ENGLANDの23人はこちら。
01 MAKO VUNIPOLA
02 JAMIE GEORGE
03 KYLE SINCKLER
04 MARO ITOJE
05 COURTNEY LAWES
06 TOM CURRY
07 SAM UNDERHILL
08 BILLY VUNIPOLA
09 BEN YOUNGS
10 GEORGE FORD
11 JONNY MAY
12 OWEN FARRELL
13 MANU TUILAGI
14 ANTHONY WATSON
15 ELLIOT DALY
16 LUKE COWAN-DICKIE
17 JOE MARLER
18 DAN COLE
19 GEORGE KRUIS
20 MARK WILSON
21 BEN SPENCER
22 HENRY SLADE
23 JONATHAN JOSEPH
SOUTH AFRICAの23人はこちら。
01 TENDAI MTAWARIRA
02 MBONGENI MBONAMBI
03 FRANS MALHERBE
04 EBEN ETZEBETH
05 LODEWYK DE JAGER
06 SIYA KOLISI
07 PETER-STEPH DU TOIT
08 DUANE VERMEULEN
09 FAF DE KLERK
10 HANDRE POLLARD
11 MAKAZOLE MAPIMPI
12 DAMIAN DE ALLENDE
13 LUKHANYO AM
14 CHESLIN KOLBE
15 WILLIE LE ROUX
16 MALCOLM MARX
17 STEVEN KITSHOFF
18 VINCENT KOCH
19 RG SNYMAN
20 FRANCO MOSTERT
21 FRANCOIS LOUW
22 HERSCHEL JANTJIES
23 FRANS STEYN
ENGLANDもSOUTH AFRICAもほぼ準決勝と同じですね。ENGLANDはHEINZ選手とSPENCER選手が、SOUTH AFRICAはNKOSI選手とKOLBE選手がそれぞれ交代しました。KOLBE選手とJANTJIES選手のちびっ子コンビの活躍に期待ですね。
ホント、この瞬間は、一生に一度だよね。
この日は決勝、ということで、スタジアムもそんな仕様になってました。
とにかくディフェンスでした、両チームとも凄すぎます。
両チームともアタックも凄かったけど、トライまで持っていけるって思えなかったもんね。
で、やっぱりキックゲームになりますよね。反則をしたら得点を重ねられるって試合。無茶苦茶、緊張感がありました。
先制したのはSOUTH AFRICA、前半10分にペナルティーゴールで得点、その後23分にENGLANDも同じくペナルティーで追い付きました。そのあとも1本ずつペナルティーゴールを決めてシーソーゲームになると思いきや、前半終了間際にSOUTH AFRICAが立て続けに2本のペナルティーゴールを決めてリード。
前半は6対12とSOUTH AFRICAのリードで折り返し。
前半30分頃のENGLANDの攻撃、これをゴールを背にしてしのいだSOUTH AFRICAのディフェンスは本当に見応えがありました。
ENGLANDが厳しかったのは、スクラムとラインアウトのセットプレーで圧倒されちゃったことですね。ここで五分で闘えれば少し結果が変わっていたかもしれません。
両チームともキックで陣地を取ってから、ボールを動かしていくという攻撃の組み立て。前半、SOUTH AFRICAゴール裏だったからかもしれないけど、SOUTH AFRICAのキック処理は完璧でした。LE ROUX選手もPOLLARD選手も確実にENGLANDのキックを処理してました。これも勝利を分けたポイントかもしれません。SOUTH AFRICAはラインアウトで優位だったので、距離を稼げなくてもタッチで次の攻撃につなげられるチャンスがありましたが、ENGLANDは中途半端なタッチだとピンチになる可能性が高くて、どうしても深く蹴ることしか選択肢がなく効率よく相手陣で試合を進めることができず、どうしてもボールを動かすしかないって感じになってしまってました。そういう意味でも、SOUTHAFRICAの方が余裕を持っていたと思います。
このあとも、両チームペナルティゴールで点を上げていくのですが、常にSOUTH AFRICAがリードする形。ENGLANDが2本、SOUTH AFRICAも2本ペナルティゴールを決めて12対18となって、このままトライの無いまま試合が終わるのかと思いきや...
我慢比べに競り勝ったのは、SOUTH AFRICAでした。後半26分、ボールが大きく動く攻防のなかで、ライン際を駆け上がったMAPIMPI選手がENGLANDの裏にキック、これをAM選手が拾い、フォローしていたMAPIMPI選手にパスを戻して、そのままトライまで持っていきました。コンバージョンも決まって12対25、SOUTH AFRICAは13点差のリード。これで、ENGLANDはボールをまわしてトライをとりにいくしかならなくなりました。
このあと、ENGLANDのノッコンからカウンター、KOLBE選手が快速を飛ばしてトライを追加しました、コンバージョンも決まって12対32と突き放しました。
結局、ENGLANDはこのあとも追加点を上げることはできず、SOUTH AFRICAが3大会12年ぶり3回目の優勝を手にしました。
いや、ほんとにすごい試合でした。
それにしても、SOUTH AFRICAのチビッ子たち、DE KLERK選手(172cm)、KOLBE選手(170cm)、JANTJIES選手(160cm)は凄いね、大きな選手にもしっかりタックルに行ってとめるし、ワークレートも高い、スピードもあって間単には倒れない、DE KLERK選手は2人いるんじゃないかってくらいの動きだもんね。これって、日本人選手も世界と闘うときの参考になるんじゃないかなぁ。
それにしても、目の前でワールドカップの優勝チームがエリスカップを手にするところを見られるなんて夢のようです。
とにかく、無茶苦茶楽しい1ヶ月でした。
近くにSUNWOLVESの南アフリカ出身選手のヴィリー・ブリッツ選手、シェーン・ゲイツ選手(共にNTTコミュニケーションシャイニングアークスの所属ですね)、ゲラード・ファンデンヒーファー選手(クボタスピアーズ所属)が観戦されていて、SOUTH AFRICAの勝利に大喜びでした。
帰りにたまたま会えたので「おめでとう」って言ったら喜んでたな~。
とうことで、ワールドカップ終わりました...明日からトップリーグの開幕までロスがきちゃうのかなぁ...。
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