Live st Montreux Jazz Festival / Naoya Matsuoka & Wesing2020/05/18 09:29

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Live st Montreux Jazz Festival / Naoya Matsuoka & Wesing
 この日届いたのはこのBlu-ray Disc。
Live st Montreux Jazz Festival / Naoya Matsuoka & Wesing
 1980年、バンド仲間がこれコピーしようぜって2枚組みのアルバムを持ってきた。それが、このMontreux Jazz Festivalでの松岡直也&Weingのライブの模様を収録したアルバム。このアルバムに影響されてラテン音楽にバンドの舵を切った自分達にとって、記念すべき1枚となりました。その後、バンドを解散するまでの4年余り、このアルバムに収録されている曲をバンドのレパートリーとして数え切れないくらい演奏しました..ということで、思いで深いアルバムで、自分にとっては、青春の1ページを構成するアルバムの1枚です。
 で、このライブから40年、松岡さんが亡くなられて6年を経て当時の映像がリリースされました。これ、手にしないわけにいかないよね...。
Live st Montreux Jazz Festival / Naoya Matsuoka & Wesing
 1980年7月19日、スイスのCasino Montreuxで演奏された曲は、当時リリースされたばかりのSONからの曲を中心に構成されてました。メンバーは、バンドリーダーでピアノの松岡直也さんを筆頭に、ギターは当時マライアのメンバーだった土方隆之さん、ベースはこの後、松岡さんといえばベースはこの方の高橋ゲタ夫さん、ちなみに、このライブの前に高中さんのバンドで長髪に下駄っていういでたちでベースを弾いていたんですが、その後、その長髪をばっさり切って、テクノポップの流行に乗ってImitationというバンドにも在籍してました。もちろん、Orquesta Del Solにもね。で、その当時弾いていたベースがオベーションのマグナムベース、このベース今見ないよね...。ドラムスはザ・プレイヤーズに在籍していた渡嘉敷祐一さん。Wesingといえば、村上”ポンタ”秀一さんなんだけど、この頃、やんごとなき理由で参加できなかったと記憶してます。パーカッションは、ペッカーさんとマーティン・ウィルウェバーさん、このお二人もOrquesta Del Solに参加されてました。トランペットに武田和三さんと中沢健二さん、そういえば、当時のバンドメンバーに中沢さんのボーヤだったやつがいたな...。トロンボーンは粉川忠範さん、アルトサックスに山下達郎さんのバックでも吹いていた土岐英史さん。テナーサックスにギターの土方さんと同じくマライアに参加していた清水靖晃さんという11名。当時の日本のJAZZ、FUSION音楽シーンで活躍されていたそうそうたるメンバーですね。

 ビデオは、MCによるメンバー紹介から始まります。ほぼ、ライブ丸々収録されているって感じです。
 収録曲は以下の11曲
01 Theme(Stormy Weather)
 ( )にあるように、アルバムTHE WIND WHISPERSに収録されているStormy Weatherという曲のイントロのホーンのテーマ部分ですね。
02 Desafio
 WesingのファーストアルバムMAJORCAに収録されている曲。アルバムよりライブのほうが疾走感があってカッコいいです。ちなみに、DesafioってChallengeって意味のスペイン語です。
03 Penny Market
 このときの新曲です。土方さんのギターのメロディが美しい明るい曲です。この曲バンドで演ってたんだけど、自分の好きな曲でした。
04 Noche Corriend
 この曲から4曲は、SONに収録されている曲。この曲もスピード感あふれる曲で、ホーンのテーマのユニゾンがムチャクチャカッコよくて、清水さんのテナーサックスソロと土方さんのギターソロ、ロックしていてカッコいい。それにしても、テナーサックスソロのバックのベースのラインやっぱおかしいな...。
05 Mistica Latina
 ミドルテンポの曲。ギターのテーマがカッコいい。そんでもって、前の曲同様、清水さんのテナーサックスソロがカッコいいのだ。
06 Rap Out (Oye Baila Mi Son)
 パーカッションとドラムスのリズムで始まる、ヘビーな曲。この曲もギターとサックスがフューチャーされてます。松岡さんの魂のピアノソロ、土岐さんと清水さんのソロの応酬もカッコいい。
07 Adria
 アルバムでは、パイプオルガンがテーマを奏でる荘厳な曲なのですが、ライブでは、オリジナルの倍くらいのスピードでホーンがテーマを演奏します。ソロも確かアルバムではギターソロの後はオルガンソロでしたが、ここでは土岐さんのアルトサックスソロになっています。この曲もバンドで演奏してましたね、エンディングのホーンの高速ユニゾンがカッコいいのよ...難しかったけど。
08 Fall Forever
 ハーモニカのトゥーツ・シールマンさんとの競演アルバムKALEIDOSCOPEからの曲。もちろんトゥーツさんがスペシャルゲストで参加しています。松岡さんのピアノとトゥーツさんのデュオによるイントロから、全員が入ってのサンバのリズムに乗ってトゥーツさんがハーモニカを吹きまくるって曲ですね。もちろん、松岡さんもソロを弾いてます。この曲、自分が持ってるCDには入ってないんですよね...。ちなみに、ライナーノーツには当時、リハーサルなしのぶっつけ本番とのことだったんだけど、トゥーツさんとの息もぴったりでしたね。
09 Dried Flower & Dried Love
 この曲もトゥーツさんとの競演。ギターがテーマをとる曲なんだけど、ソロの途中からギターの音が出なくなっちゃうんだよね、それをすかさず松岡さんがフォローしてた。ちなみに、ホーンのメンバーは皆心配そうな顔してましたね。当時、アルバムに収録する際にオーバーダビングするかって話になったそうなんだけど、松岡さんがライブの臨場感を伝えるためにそのままでいくって判断したんだそう、それもカッコいいよね。
10 Fisherman's Break
 アルバムSONからの曲、この曲もトゥーツさんが参加しています。ゆったりとしたホーンのテーマのメロディが、綺麗で気持ちのいい曲です。テーマの後のブレイク部分のパーカッションとドラムスの絡みもカッコいい。
11 Que Pasa Amigo
 アンコールで、コンガのモンゴ・サンタマリアさんがゲスト参加の曲。ファーストアルバムに収録佐荒れている曲。モントゥーノのリズムがカッコいいムチャクチャラテンの曲です。モンゴさん最後、勢いあまって一音余計に叩いちゃったとずっと思っていましたが違いました...最後締めたんですね。

 あれから、40年経ってこの映像が見られるなんて本当に涙ものです。そうそう、KYLYNとか、カクトウギセッションのライブ映像なんて見られないかなぁ...。

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