A TOKEN OF HIS EXTREME2020/10/20 07:54

 買おうかなって言ってから一年経っちゃった...。

 ZAPPA師匠のビデオ”A TOKEN OF HIS EXTREME”やっと手に入れた。ん~、何で買ってなかったんだろう?
A TOKEN OF HIS EXTREME
 今回、HALLOWEEN 81を買って、このCDに収録されているステージが1981年のハロウィンコンサートで、そのステージのビデオの”THE TORTURE NEVER STOPS”を引っ張り出して観たんだけど、そのときに師匠のビデオを整理して、このビデオを買ってないのを思い出したんだよね。ということで、Amazonでポチした、最近は、Amazonでも師匠の商品が結構充実してるんだよね...一時期はどこにも売ってなくて探すのに苦労したもんです。

 ビデオに収録されているのは、1974年のThe Mothers Of Invention、メンバーはZAPPA師匠がギターと歌、歌とテナーサックスがNapoleon Murphy Brockさん、キーボードとボーカルがGeorge Dukeさん、パーカッションのRuth Underwoodさん、ベースがTom Fowlerさん、ドラムスがChester Thompsonさんという布陣。このメンバーの演奏も抜群ですよね。アルバムでいうとOver-Nite Sensation(1973)、Apostrophe (')(1974)、Roxy & Elsewhere (1974)、One Size Fits All(1974)のころで、思いっきり油が乗ってるときだよね、で、You Can't Do That On Stage Anymore Vol. 2. The Helsinki Concert(1988) っていうコンサートを丸々収録したアルバムも師匠が存命の間にリリースされてたよね。前にも書いたと思うけど、師匠、この頃のThe Mothers Of Invention好きなんだよね。
A TOKEN OF HIS EXTREME
 で、ビデオの中身は、The Mothers Of InventionとBruce Bickfordさんのクレイアニメーションとで構成されてます。
01 The Dog Breath Variations / Uncle Meat
 頭から、Bruceさんのアニメと演奏が重なってるので、演奏だけみたいって人には残念な感じかも...でも、演奏はバッチリ、ZAPPA師匠のスティックさばきも観られます。
02 Montana
 この曲は、演奏中心ですね。ギターソロに入る前に師匠がタバコを投げるのがカッコいいんだけど、時代だよね...今なら絶対無理だな...もちろん、ソロもカッコいいよ。そういえば、Tomさんのベースがプレベじゃなくてアレンビック(だと思う)なんだけど、音がタイトで自分は好き。
03 Earl Of Duke
 GeorgeさんのFinger Cymbalで始まる曲。っていうか、Georgeさん結構、雑に叩いてたのね...スティックがたまにマイクに当たってたwww。Georgeさん大活躍、おしゃれなエレピのソロから始まって、アバンギャルド(これ死語かな?)なシンセサイザーのフリージャズ、で、バンドのカッコいいアンサンブルから、最後は再びシーケンサーによるフリーな感じで、最後も軽快なジャズで締めると...いろいろ盛りだくさんな曲。
04 Florentine Pogen
 アルバムOne Size Fits Allに収録されている曲。ドラムのイントロが妙にカッコいい。この曲は、パーカッションのRuthさんが大活躍だな。とにかく、忙しくパーカッションのセットの中を動き回ってる姿を見ることができます。師匠のギターソロもカッコいいんだけど、映像が映らないのはなぜなんだろう?あと、Chesterのゴリラがカワイイぞ。
05 Stink-Foot
 師匠のソロがカッコいいんだけどな...ソロの途中で、”BEYOND THE FRINGE OF AUDIENCE COMPREHENSION(聴衆の理解の限界を超えて)って出て、いきなり切れるのなんかね...
06 Pygmy Twylyte
 この曲もRuthさんとChesterさんが大活躍、師匠はやっぱリズム楽器好きなんだね。で、ギターソロもカッコいいんだけど、師匠とTomさんのユニゾンのところで同じポーズをとるのなんかカワイかった。師匠も若いときはお茶目だったのね。
07 Room Service
 Napoleonさん大活躍の曲。師匠とのルームサービスの寸劇、英語がちゃんと理解できたらきっと面白いんだろうなぁ。
08 Inca Roads
 いや~、カッコいいの一言だね。Georgeさんのボーカルに終盤のキーボードソロ、極めつけは師匠の長尺のギターソロ、そして、そのソロのバックのベースライン、もう文句のつけようの無い一曲。
09 Oh No / Son Of Orange County
 NapoleonさんのOh Noいいな、歌美味いしなぁ...Georgeさんとのハモリなんて最高だ。
10 More Trouble Every Day
 84年以降の高速バージョンもいいけれど、自分はこのくらいのテンポのほうが好き。これのギターソロもカッコいい。
11 A Token Of My Extreme
 Joe's Garageの曲、もうこの時点で出来てたのね...。やっぱ、おしゃれだな。
A TOKEN OF HIS EXTREME
 カッコいいんだけど、良く考えたらThe Dub Room Specialの1974年バンドの映像長い盤だね。まぁ、カッコいいからいいけど。

 ところで、今回Amazonで買ったんだけど、輸入盤でリージョンが1だった(アメリカとかのやつね)、日本はリージョン2、ん~、いちいち切り替えるの面倒だよなぁ。ちなみに、Media Playerは4回までしか切り替えないって出たんでどうしようかなぁ...。