トップリーグ 2021 第5節 2日目2021/03/28 07:33

 秩父宮に行ってきた。
トップリーグ 2021 第5節 2日目
 ホワイトカンファレンス5位のリコーブラックラムズと、6位のキヤノンイーグルスの対戦、いわゆる複合機ダービーですね。キヤノンも好きだけど、応援するのはリコー。初戦のパナソニック戦では、55対14と大敗したけど、そこからは、ヤマハ発動機に勝利、負けたとはいえ、NTTドコモとは1トライ差、神戸製鋼とは1点差と大きく崩れることのない戦いを見せてくれました。特に前節の神戸製鋼戦は、見ているこっちも涙が出てくるような魂のこもった試合を見せてくれました。この日も朝から、そんなプレーを見せてくれることを期待しながら秩父宮へ...。
トップリーグ 2021 第5節 2日目
 どちらもアグレッシブに動いてるんですけどね...立ち上がりからミスが目立ちました。特にノッコン、そしてノットリリースザボール、ハンド、オーバーザトップとポイントでの反則も多かったですね。で、攻撃がミスで終わるので、両チームとも攻めてもなかなかリズムに乗れない...。
トップリーグ 2021 第5節 2日目
 なんかね、タックルや接点でいいプレーが何度もあったんだけど、なんかピッとしない感じ。先制のトライも、リコーの2回の反則でゴール前に迫ったキヤノンのラインアウトモールでのもの。自陣で2回反則しちゃうと、トライに持ってかれちゃいますよね...。
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 で、この後、一進一退が続いて...て書くといい勝負のように聞こえるけど、両チームともミスでどうも、スッキリしない感じ。タッチキックがタッチを切れない、ダイレクトタッチになると、キックで陣地を稼ぎたいのにどうもうまくいかない。
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 大事なところでのノッコン、ラインアウトでマイボールがクリーンにキャッチできない。何なんだろうなぁ...接点ではいいプレーがあるんですよ。元JAPANのブロードハースト選手をはじめリコーのフォワードの選手、何度もいいタックルしてたんですけどね。
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 そんな中でも、リコーのスタンドオフのアイザック・ルーカス選手が一人気を吐いてました。というか、両チームの選手全員を合わせても、彼が抜きん出てたんじゃないかなぁ。チャンスとみると果敢にランで仕掛けて、必ずラインを切ってくる。決して体は大きくないですが、簡単には倒れない。体幹がとんでもなく強いんだと思います。後半29分のトライも、一人で行き過ぎたって思ったけど、タックルを振り切って前進して、最後はタックルを受けながらもトライまで持っていった、意地もあるんだろうけど、スキルとフィジカルがあるからなんだろうね。
トップリーグ 2021 第5節 2日目
 で、リコーは前半13分にウイングのセブンズフィジー代表のネタニ・ヴァカヤリア選手がゴールポスト真裏にトライ。これも、アイザック選手がランでキヤノンのディフェンスを崩したところからのトライ。
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 そして、前半の最後にはホーンが鳴ったあとのキヤノンのペナルティーからマイボールラインアウト、最後は、ロトアヘアアマナキ大洋選手がゴールポスト真下にトライ。これも、アイザック選手の技ありのキックからのトライ。アイザック選手のいいところが出てましたね。
 試合内容はピッとしない感じだったけど、点差的には競った内容で面白いといえば面白かったかな。リコーは前半終了間際の得点で後半に向けていい感じで終われた...とこのときには思ったんだけどね。
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 前半終了間際のトライで勢いづいたリコーが後半立ち上がりもいい感じでした。しかも、スクラムで圧倒。そういえば、ミスが多くて忘れてたけど、前半もラインアウトはいまひとつだったけど、スクラムは勝ってましたからね。
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 で、後半最初に得点したのはやっぱりリコー。ラインアウトモールを押し込んで、ルーキーの武井選手のトライ。ここまではね、良かったんだけどな...。
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 キヤノンの田村選手のゲームメイクだな...ここから、キヤノンのバックスが機能し始めました。今年は、セブンズから15人制に軸足を移すって宣言したフルバックの橋野選手が快足を飛ばしたり、本来センターなのにこの日はウイングに入っていたマイケル・ボンド選手が大きくゲインしたりとバックスの動きが俄然良くなってきました。
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 そんな中で19分に、そのボンド選手、その5分後にはNo.8のコーバス・ファンダイク選手が続けてトライ。これで、キヤノンが21対21と同点に追いつきました。
 リコーはちょっと、脚が止まってきましたね。タックルが一歩遅れてくるようになってきちゃいました。
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 リコーは、個々はアグレッシブなんだけど、スタミナがね。そこがこれからの課題かな。先日の神戸製鋼戦のような集中力が常に継続できれば、もっと強くなると思うんだけどな。
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 キヤノンは、リザーブのJAPANの田中選手、そしてパワフルでスピードのあるサウマキ兄弟が出てきて勢いをつけ、結局、アイザック選手が作ったリードを、サウマキ兄選手のスピードでひっくり返されちゃいました。ここで、同点、この後、終了間際の田村選手のペナルティゴールで3点のリード、そのまま逃げ切られちゃいました。
トップリーグ 2021 第5節 2日目
 ん~、悔しいな。28対31、リコーの勝利を確信してたんだけどな。いや、絶対、リコーの試合だったのに...やっぱ、田村選手や田中選手の経験値がキヤノンにいい影響を出してるな...。これで、NTTコムから移籍したアマナキ・レレイ・マフィ選手が入ってくると思うとちょっと悔しいなぁ。
 リコー、リーグ戦残り2試合、絶対勝利でがんばってくれー!
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 秩父宮ラグビー場のサクラも満開でした。
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 ということで、ラムまるくんとサクラの2ショット。

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