リポビタンD TOUR2021 JAPAN vs IRELAND XV2021/07/04 07:04

 JAPANにとっては2019年のワールドカップ以来の国代表とのテストマッチ、対戦相手のIRELANDとは、静岡のエコパスタジアムでの2019年9月28日の勝利以来の対戦になります。日本協会のニュースページを見ると、IRELANDは非キャップ対象試合らしいけど、まぁ、本番は2023年のワールドカップだからね。JAPANとしても国代表とのキャップをまだもっていない選手達(クレイグ・ミラー選手、森川 由起乙選手、長谷川 崚太選手、ベン・ガンター選手、ジャック・コーネルセン選手、荒井 康植選手、齋藤 直人選手、髙橋 汰地選手、シオサイア・フィフィタ選手、セミシ・マシレワ選手、
シェーン・ゲイツ選手、一部、先週のLIONS戦に出場した選手もいますけどね)を起用したいとこですね。

 先週の木曜日の夜、両チームのメンバーが発表になりました。当初、No.8の先発は姫野選手だったのですが試合前のアップのときに負傷し、タタフ選手がリザーブから繰り上がり、マフィ選手がリザーブに入りました。
 ということで、JAPANは以下の23人
 01 稲垣 啓太 パナソニック ワイルドナイツ(35)
 02 坂手 淳史 パナソニック ワイルドナイツ(22)
 03 具 智元 (14)
 04 ヴィンピー・ファンデルヴァルト NTTドコモレッドハリケーンズ(17)
 05 ジェームス・ムーア 宗像サニックスブルース(9)
 06 リーチ マイケル ◎ 東芝ブレイブルーパス(69)
 07 ピーター・ラブスカフニ クボタスピアーズ(9)
 08 テビタ・タタフ サントリーサンゴリアス(4)
 09 齋藤 直人 サントリーサンゴリアス(1)
 10 田村 優 キヤノンイーグルス(64)
 11 シオサイア・フィフィタ 近鉄ライナーズ(1)
 12 中村 亮土 サントリーサンゴリアス(25)
 13 ラファエレ ティモシー 神戸製鋼コベルコスティーラーズ(24)
 14 セミシ・マシレワ 近鉄ライナーズ(-)
 15 松島 幸太朗 ASMクレルモン・オーヴェルニュ(40)
 16 堀越 康介 サントリーサンゴリアス(2)
 17 クレイグ・ミラー パナソニック ワイルドナイツ(1)
 18 ヴァル アサエリ愛 パナソニック ワイルドナイツ(15)
 19 ジャック・コーネルセン パナソニック ワイルドナイツ(1)
 20 アマナキ・レレイ・マフィ キヤノンイーグルス(28)
 21 茂野 海人 トヨタ自動車ヴェルブリッツ(11)
 22 松田 力也 パナソニック ワイルドナイツ(24)
 23 シェーン・ゲイツ NTTコミュニケーションシャイニングアークス(-) 
 マシレワ選手、来ましたね、初キャップです。トライを獲ったらエガちゃんポーズをみせてほしいですね。ゲイツ選手も交替出場できれば初キャップ獲得です、3年前の大怪我からの復帰でここまで来られたのは、彼のファンとしては嬉しいですね。力強い走りを見たいです。齋藤選手が先発ってことは、前半からテンポを上げてくってことなのかな。

 01 Dave Kilcoyne (Munster/UL Bohemians)(43)★
 02 Ronan Kelleher (Leinster/Lansdowne)(11)
 03 Finlay Bealham (Connacht/Buccaneers)(14)
 04 Ultan Dillane (Connacht/Corinthians)(18)
 05 James Ryan ◎ (Leinster/UCD)(35)★
 06 Peter O’Mahony (Munster/Cork Constitution)(75)★
 07 Josh van der Flier (Leinster/UCD)(31)★
 08 Caelan Doris (Leinster/UCD)(7)
 09 Jamison Gibson Park (Leinster)(9)
 10 Joey Carbery (Munster/Clontarf)(22)
 11 Jacob Stockdale (Ulster/Lurgan)(34)★
 12 Stuart McCloskey (Ulster/Bangor)(4)
 13 Chris Farrell (Munster/Young Munster)(14)
 14 Jordan Larmour (Leinster/St Mary’s College)(29)
 15 Hugo Keenan (Leinster/UCD)(11)
 16 Rob Herring (Ulster/Ballynahinch)(21)
 17 Ed Byrne (Leinster/UCD)(4)
 18 John Ryan (Munster/Cork Constitution)(23)
 19 Ryan Baird (Leinster/Dublin University)(3)
 20 Gavin Coombes (Munster/Young Munster)(-)
 21 Craig Casey (Munster/Shannon)(1)
 22 Billy Burns (Ulster)(6)
 23 Shane Daly (Munster/Cork Constitution)(1)
 スターティングメンバーのキャップ数は357、JAPANは334、23人で比べてもIRELANDが416で、JAPANが416なので、ほぼ5分って感じです。23人中、前回のワールドカップで対戦した選手は5人、そういう意味では、毎年6NATIONSで強度の高いTEST MATCHを経験できるのは選手にとってアドバンテージがありますね。ちなみに、その6NATIONSで、2020年、2021年ともに3勝2敗で3位でした。
 IRELANDは主力がライオンズに行っているとはいえ、前回のワールドカップの試合のように簡単に勝たせてもらえるとは思えません。2017年の試合のようにやられっぱなしだけは避けたいですけどね...。

 最初の得点は、開始3分の田村選手のペナルティーゴール。JAPANは、先週より入りがいいんじゃないかな。アタックでも先週のような高い当たりからチョークタックルを受けるようなことは見られませんでした。
 一方、IRELANDはフィジカルで来ますね。前半8分のトライも体を当てて、内、内で攻めて来てのトライ、JAPANは一人目をタックルできちんと止めないと難しいです。
 JAPANは、その後すぐにゴール前のペナルティのラインアウトからのモールでトライ。その後も、自陣からのハイパントをマシレワ選手がキャッチしたポイントから出たボールを回して反対側のフィフィタにボールが渡り大きくゲイン、最終的にトライにはなりませんでしたがいい攻撃でした。
 IRELANDはラインアウトでのノットストレートや、アクシデンタルオフサイド、縦へのキックが長すぎてゴールラインを割るなど、細かいミスが多かったですね。とはいえ、JAPANのキック処理のミスを突いてトライまで持っていくところはさすがでした。一瞬のチャンスをものにする集中力はやっぱり違います。
 前半は互角だと思います、JAPANのスピード、IRELANDのフィジカルって感じかな。この後、JAPANはラファエレ選手、IRELANDはBealham 選手とそれぞれ1本ずつトライを獲って、17対19、IRELANDの2点リードで折り返しました。
リポビタンD TOUR2021 JAPAN vs IRELAND XV
 後半、最初の得点はJAPAN、ポイントから前に出た田村選手のグラバーキックをサポートしていたフィフィタ選手がキャッチしてそのままトライ。JAPANは後半の立ち上がりも好調に攻めてました。
 IRELANDも負けてません。ペナルティーのラインアウトから、縦に体をぶつけてvan der Flier選手がトライ。スピード対フィジカルって様相は後半も変わりません。獲っては取り返すという展開、やっている選手は大変だと思いますが、見ているほうは面白かったです。
 JAPANの攻撃いいですね。IRELANDのキック処理で、マシレワ選手、マフィ選手、フィフィタ選手とボールをつないで最後は、この日初先発の齋藤選手が代表初トライ。IRELANDの選手より数的有利な状況を作ってのトライで、JAPANのよさが光ったプレーでした。
 でもね、やっぱりホームアドバンテージのあるIRELAND、上手いです。最終的に8点と1トライ、1ゴールでは返せない点差を作って、最後は余裕を持って試合を終えました。
リポビタンD TOUR2021 JAPAN vs IRELAND XV
 31対39で、IRELANDに負けちゃいました。

 ん~、後半は反則でリズムを崩しちゃったって感じですね。というか、ちょっと、JAPANに厳しめの笛だったような気がします。まぁ、後半、疲れからか動きが悪くなったとも言えますけどね。
 でも、JAPANは本当に強くなりましたね。秋はエディ監督率いるENGLANDとのテストマッチが控えてるし、2023年のワールドカップへの強化を上手く進めてほしいです。