第58回全国大学ラグビー選手権大会 準決勝2022/01/08 07:26

 今年も初詣に行くことにしたので、国立にはいかずTV観戦。

 第1試合は明治大学vs東海大学の試合、準決勝でのこの2校の対戦は56回大会以来、明治大学が勝つと2大会ぶり、東海大学は5大会ぶりの決勝進出となります。
 どちらも、大型フォワードを擁して力と力のぶつかりになるのは必至ですね、案の定、序盤からガチンコ勝負でどちらも引かない展開。両チームともディフェンスが良かったですね。あとはスクラムかな、これも、Jスポの解説の菊谷さんがお話しされてたように、試合を通してガッツリ組む場面はほとんどなく、駆け引きだけで毎回勝負が決まっていたって感じでしたけどね。でも、どちらかというと勝ってたのは明治大学かなぁ...東海大学もディフェンスの飛び出しは良かったんだけど、芯を捕らえられない場面が多かったように見えました。先制点は東海大学のペナルティゴールでしたが、セブンス代表の石田選手のキレのあるランを使った攻撃で東海大学のディフェンスを切り裂いた明治大学が3トライ、3コンバージョンの21点で、18点のリードで折り返しました。
第58回全国大学ラグビー選手権大会 準決勝
 このまま、後半も明治大学の試合になるかと思いきや、前半立ち上がりに東海大学が、フォワードとバックスを絡めて縦に横にとボールを動かし明治大学のディフェンスを翻弄して連続で2トライを決めて点差を詰めました。これで東海大学が勢いを取り戻して、後半14分に1トライをあげて、24対21と逆転しました。動きの良くなった東海大学、このままいくかと思ってたんですけどね、明治大学も負けてませんでした。後半21分にペナルティゴールで同点に追いつくと勢いを取り戻し、後半26分にはスタンドオフの伊藤選手が個人技でゴールラインにボールを持ち込み意地のトライ。このトライ以降、明治大学の動きが良くなり、32分にも追加トライ。東海大学の猛攻を堅守で守り抜いて、2トライ2ゴール以上の点差を守り抜いて勝利しました。
第58回全国大学ラグビー選手権大会 準決勝
 試合としては面白かったんだけど、結局、明治大学の強さが際立った試合でした。

 現場で観戦していた友人から送られてきた画像。
第58回全国大学ラグビー選手権大会 準決勝
 それにしても、明治大学、強かったですね。

 第2試合は、久しぶりに対抗戦グループで優勝した帝京大学と、関西の雄、京都産業大学の試合。京都産業大学は第43回大会以来の準決勝です。帝京大学の黒のセカンドジャージは初めてみたのでちょっと新鮮、天理大学が出てきたのかと思っちゃいましたwww。
 試合は、帝京大学が早い仕掛けで先制トライ。帝京大学は20分にもトライをあげて10対3でリード、このまま、帝京大学が逃げ切るかと思いきや、序盤から縦に強い選手を走らせて積極的に前に出ていた京都産業大学が前半30分以降に2つのトライをとって10対23と13点のリードで折り返しました。京都産業大学はゴールの精度が高かったですね。前半、帝京大学はゴールは決められず、一方、京都産業大学は、3つのペナルティゴールと2つのコンバージョンを決めたので、この点差となりました。で、よく考えたら、京都産業大学の監督は、「スーパーブーツ」の異名をとった元JAPANでトヨタ自動車でプレーされていた広瀬佳司さんだったんですね、で、ゼネラルマネージャーが元JAPANの元木由記雄さんで、フォワードコーチが同じく元JAPANの田倉政憲さんという、我々世代には夢のようなスタッフの指導を受けてますからね。一方、帝京大学もフォワードコーチに元JAPANでパナソニック(自分のイメージは三洋だな)の相馬朋和さんに、元サントリーの阮申騎さん(阮さんは明治大学OBでしたね)とこちらも我々世代には、夢のような布陣。そういわれれば、京都産業大学はスクラムが強かった記憶があったけど、この日の試合も、スクラムでの駆け引きがバチバチで凄かったですもんね。あと、京都産業大学はフォワードの2人とセンターの留学生がいい動きをしてたし、バックロー陣が豊富な運動量で活躍してました。特にNo.8の藤井選手が人に強いプレーを見せてくれてました。
第58回全国大学ラグビー選手権大会 準決勝
 後半早々に帝京大学が1トライを返して、ジリジリと点差を詰めていきます。一方、京都産業大学はキャプテンの平野選手がトライを返して意地を見せました。平野選手は、プロップながらスクラムだけじゃなくて、ランも切れ味もスピードもあっていい選手です。リーグワンでの活躍も期待されますね、何でもHONDA Heatに所属するみたいなので、1部リーグ昇格に向けて活躍してもらいたいと思います。
 後半20分からは帝京大学の時間でしたね、試合時間のこり10分の時点で、トライとペナルティゴールで同点に追いつきました。帝京大学はプレッシャーも凄くて、京都産業大学はオフサイドの繰り返し、後半だけで12個の反則。同点に追いついた帝京大学は落ち着いたプレーで後半38分にトライを奪って7点差として、そのままノーサイド。京都産業大学の後半の選手交替以降、帝京大学が有利に試合を進めるようになりました。そういう意味で、選手層の違いが出ちゃったのかなぁ...とにかく、京都産業大学は、反則でリズムを壊して自滅しちゃったって感じかな...。
第58回全国大学ラグビー選手権大会 準決勝
 とはいえ、この試合は見ていて無茶苦茶面白い試合でした。

 ということで、明後日の決勝にコマを進めたのは、明治大学と帝京大学となりました。対抗戦では、7対14と帝京大学に軍配が上がりましたが、明治大学も調子を上げているので面白い試合になると思います。

 昨日、リーグワンの新国立での開幕戦が中止になっちゃったから、今日の味スタの東京サントリーサンゴリアスと東芝ブレイブルーパス東京が自分の開幕戦です。思いっきり楽しんできま~す。

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