2022リーグワン 第1節 東京サントリーサンゴリアスvs東芝ブレイブルーパス東京 ― 2022/01/10 07:50
開幕戦、楽しみにしてたのになぁ...。
ご存知のように、新国立競技場で行われるはずだったクボタスピアーズ船橋・東京ベイ と 埼玉パナソニックワイルドナイツの開幕戦は、ワイルドナイツの選手のコロナウイルス感染のため中止になっちゃたんですよね。ということで、自分にとっては、この東京サントリーサンゴリアスと東芝ブレイブルーパス東京の1戦が事実上の開幕戦となりました。
開幕早々の府中ダービー、これは盛り上がりますよね。ここ数シーズン好調のサンゴリアスと、いまひとつ良い成績の残せなかったブレイブルーパス、とはいえ、同じ府中市をホームとしているチーム、ここは意地を見せた好ゲームを期待しちゃいますね。
序盤から熱いですねぇ...精度の高い闘いは本当に見ごたえありました。
で、やっぱり、ダミアン・マッケンジー選手の働きが効いてましたねぇ。開始5分の尾崎選手のトライも尾崎選手の走りがキレキレだったというのもありますが、マッケンジー選手が効いてました。そりゃ、マッケンジー選手とサム・ケレビ選手という2人の現役国代表がライン作っていればどうしたってマークはそちらに意識がむいてしまいます、当たり前ですよね。で、尾崎選手のキレキレの走りですからね。このパターンで、サンゴリアスは2つトライを奪ってました(1本目のトライのラストパスは、中村選手からでしたけどね。あと、もう1本のトライは、ラストパスは尾崎選手だったけどNo.8のマクマーン選手でした。そういえば、マクマーン選手も現役AUSTRALIA代表でしたな)。
あと、マッケンジー選手と田村選手でダブルスタンドオフでラインをひいてました。これが結構効いてたんじゃないかなぁ...来日してまだあまり日が経ってないのに、マッケンジー選手のスキルを取り入れた布陣に対応しているチームも、マッケンジー選手も凄いな。
それにしても、サンゴリアスは昨季のボーデン・バレット選手といい、凄い選手をリクルートしてきますな。
一方、ブレイブルーパスもフォワードの頑張りで2本のトライ、1本は、流通経済大学柏高校卒のロック、ワーナー・ディアンズ選手(まだ19歳ですよ、しかもJAPANのキャップ1つもってますからね。そうそう、このトライ、トップリーグもあわせて19歳8カ月28日と歴代最年少記録になりました。)、もう1本は、NEW ZEALAND出身で今季加入のジェイコブ・ピアス選手。ブレイブルーパスは、この2人のロックみならず、バックローはもちろんのこと、フロントローの3人も要所でよく走ってましたし、体ぶつけてました。
ブレイブルーパスは、いつものようなハンドリングミスは少なくてよかったんだけどな...といっても、ラインオフサイドの反則が目立っちゃってましたけど(マット・トッド選手、悪目立ちしていましたwww)。まぁ、そこが前半のあやだったんですけどね...サンゴリアスはトライ2本、ブレイブルーパスは3本、これだけみてもいい試合だったことはわかると思いますが、サンゴリアスが、ペナルティでトライを狙わずに、まるで、トーナメントのようにマッケンジー選手のキックで加点していたのが印象的でした。
ということで、前半は24対27で、ブレイブルーパスが3点リードで終わりました。後半もこのまま、締まった試合になると思ってたんですけどねぇ...。
後半、立ち上がりからサンゴリアスが爆発しました、10分までにトライ2本、前半のいいところがまったく無くてブレイブルーパスは防戦一方。13分にまたまたピアス選手がトライを返したのですが、このあとの20分間は、サンゴリアスの時間でした。交替で入った齋藤選手に始まって、テビタ・リー選手、最後はキャプテンの中村選手と、後半だけでなんと5トライ、試合時間残り10分で60対34と、なんと26点差。
このまま試合が終わるかと思いきや、トップリーグで優勝5回の強豪、やっぱり違います。ここまでは、ペナルティでリズムが作れなかったブレイブルーパスが怒涛の攻撃。34分にはディアンズ選手のこの日2つ目となるトライ、最後は、試合間際の全員モールでの意地のトライ。このとき、バックスのラインに残ってたのは2人だったかな。
ということで、ブレイブルーパスが14点差まで迫って60対46でノーサイド。パンチの打ち合いって感じの試合でした。とはいえ、大味な試合にならなかったのは、両チームのプレーがフィジカルの強度も、精度も高かったからだと思います。
まぁ、一ついうと、後半、ブレイブルーパスがペナルティでリズムを崩していたときにレフリーがコントロールできていれば、もっと締まった試合になってたかもしれませんね。
来週は、聖地秩父宮で、船橋ダービーです。この日、コベルコ神戸スティーラーズに1点差で勝利したNTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安(チーム名、長すぎだな...)と開幕戦が中止になった(これ、観たかったなぁ)クボタスピアーズ船橋・東京ベイの対戦、これも楽しみですね。
よく考えると、この3人が同じチームにいるってのも贅沢というか夢のようですね。
リーチ選手も目立ってました。コロナ禍なのでかなり控えめな「リーチ」コールがありましたねwww。
この日、ロックが大活躍ということで、JAPANのレジェンドロックのお二人。
このお二人がJAPANで大活躍していたのが、もうかなり昔のことのように感じます...。
さて、同じ日におこなわれた花園ラグビー場で行われた高校ラグビーの決勝は、東海大大阪仰星が国学院栃木に勝利して日本一となりました。高校ラグビーもレベルが高いですねぇ...彼らがこのリーグで活躍する日も楽しみです。