第58回全国大学ラグビー選手権大会 決勝 ― 2022/01/12 07:59
伝統の紫紺のジャージが躍動するか、真紅の強豪が復活するか、どちらにしても楽しみな一戦。今年は、ヨーロッパ企画さんの劇をとったので、Jスポオンデマンドでの観戦でした。
帝京大学、強かったですねぇ、前半、まさかこんな展開になるとは思いませんでした。パワー、スピードともに明治大学を上回ってました、といっても、ホント少しの差なんですけどね...。帝京大学は、接点で必ず一歩二歩と前に出てましたし、13分の白國選手がトライを獲ったときのスピードとステップのキレは、半端無かったですね。
明治大学も決して悪くは無かったと思うんですけどね...ディフェンスでは帝京大学のプレッシャーに遅れをとり、アタックでも帝京大学ディフェンスをこじ開けることが出来ませんでした。
前半、終わってみれば、明治大学は無得点、帝京大学は4トライの20点で折り返すことになりました。
後半、最初に得点したのは明治大学、帝京大学ゴール前のラインアウトモールからフッカーの田森選手が抜け出してトライ、ゴールも決まって7点を返しました。これ以降、しばらくの間、帝京大学のプレーがバタバタと落ち着かない時間が続いて、後半26分に帝京大学の奥井選手がトライを獲るまでは、互角の勝負が続きました。やっぱ、決勝まで来る2校、競った展開になるよね。
このあと、35分に明治大学がペナルティからの速攻で、ゴール前のラックから持ち込んでトライを奪いました。とはいえ、反撃はここまで、結局、27対14で帝京大学が勝利を手にして、帝京大学にとって10回目の学生日本一となりました。後半の帝京大学のスクラム凄かったもんねぇ...。
この試合、これからが楽しみな選手がたくさん出場してましたな。明治大学の田森選手、伊藤選手、石田選手、雲山選手、帝京大学の江良選手、細木選手、高本選手、二村選手、谷中選手はリーグワンでの活躍を期待しちゃいますね。3年生以下の選手が活躍していた帝京大学は、来年も行けそうですな。
そういえば、26年間、帝京大学を指導してきた岩出監督が退陣を表明されました。優勝10回、かつて、なかなか勝ててなかった帝京大学ラグビー部を名門に育てた功績はすばらしいものだと思います。本当にお疲れ様でした。