2022リーグワン 第11節 NTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安vsリコーブラックラムズ東京2022/03/29 07:05

 サクラの花も咲いて、ポカポカ陽気の中、夢の島陸上競技場に行って来た。
2022リーグワン 第11節 NTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安vsリコーブラックラムズ東京
 7戦して2勝5敗同士の対戦、どちらも勝利が欲しいところ。勝ち点では、シャイニングアークスが8、ブラックラムズが16、ここまでの得点は、シャイニングアークスが121点、ブラックラムズが182点、失点がシャイニングアークスが301点、ブラックラムズが256点で、得失点差は、シャイニングアークスが-180点、ブラックラムズが-74点と、ブラックラムズ優位。ただ反則数がシャイニングアークスが89個、ブラックラムズが93個とほぼ同程度。自分の戦前の予想は、ブラックラムズ優位だったんですけどね...反則で涙を呑むことになるとは...。
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 立ち上がりからホームのシャイニングアークスの方が勢いもあったし、プレッシャーも掛けてました。一方、ブラックラムズは反則がいつに無く多かった様に思います。そんな中で、開始3分にペナルティゴールでシャイニングアークスに先制されてしまいました。その2分後にも、シャイニングアークスのすばやい展開に後手になり、石井選手にトライを上げられてしまいました。このトライのラストパスを放ったシェーン・ゲイツ選手のランを栗原選手が前に出て止められていれば、いや、止められなくてもスピードを落とさせていれば流れが変わっていたかも知れません。
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 ブラックラムズも攻めこむのですが、シャイニングアークスの固い守りに中々ゴールラインを越えることが出来ませんでした。さらに、ミスや反則も多くて中々リズムを作ることが出来ません。シャイニングアークスのプレッシャーもあったと思うのですが、序盤で畳掛けられて少しあわてていたのかもしれません。そんな中、開始10分過ぎにシャイニングアークスゴール前でNo.8のブレア・カーワン選手が危険なプレーがあって退場となってしまいました。この場面、シャイニングアークスのリアム・ギル選手の微妙な動きとのタイミングで、カーワン選手の当たりが頭に行ってしまったって感じだったんだけど、昨今の判断だと、選手の安全面からこれは、レッド・カードだよね...。
 ということで、残り70分、ブラクラムズは、一人少ない14人で闘うことになってしまいました。
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 そもそも、立ち上がりから反則がいつに無く目立ってたブラックラムズ、14人になって、局面で不利な状況もあってか、攻めてはいるんだけど、ポイントでボールが上手くコントロールできずノッコンになってボールを相手に渡してしまったり、ノットリリースになる場面が増えてしまいました。結局前半だけで10個の反則、一方のシャイニングアークスは2個、結局、この差が最後まで効いてしまいました...。
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 シャイニングアークスは、ウイングの石井選手のランも良かったですね。スピードと体幹は完璧でした。POMに選ばれなかったけど、自分の中では、この日のPOMは石井選手でしたね。
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 あと、レイドロー選手もさすがのプレーを見せてくれました。絶妙な位置へのハイパント(これは、石井選手のスピードもあっての戦術だと思いますけどね)、相手のディフェンスラインを見てのゴロキック、絶妙なタイミングでのパス、どれをとっても一流のプレーでしたね。オフでは優しいお父さんの顔を見せてましたが、この試合では、ムチャクチャいやらしい顔してましたからね。その顔どおりのいやらしい嫌なプレーを随所で見せてました。
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 ブラックラムズはいつもどおり、アイザック・ルーカス選手が何度もいいプレーを見せていて、前半終了間際に抜群のスピードと絶妙なラインどりのランで、タックラーを振り切ってトライラインを越えました。このトライが後半に繋がってくれれば良かったんですけどね。前半は18対5、ブラックラムズにとっては厳しい折り返しになってしまいました。
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 後半、ブラックラムズも果敢に攻めるんですけどね、この日のシャイニングアークスのディフェンスを崩すことが出来ませんでした。何度もいいアタックでボールをつないでいくんだけど、どうしてもポイントで上手くボールのコントロールが出来なくてチャンスをつぶす場面が多くなってしまいました。
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 スクラムも有利に組んでいたのはシャイニングアークスでしたね。ブラックラムズは後半も終了間際になって、やっと押されてもまっすぐ下がって逆にシャイニングアークスの反則を誘うことが出来るようになりましたが、それまでは、いいようにやられてしまった感じです。
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 後半もシャイニングアークスは人数の有利さを生かして、ブラックラムズゴール前でフォワードが押し込んで、ロックの中島選手、フランカーのムーア選手と立て続けにトライをあげ、後半20分の時点で、35対5と30点のリード。
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 結局、ブラックラムズはシャイニングアークスのディフェンスを崩してトライを取ることは出来ず、ブラッキン選手のノッコンからのアンストラクチャーの状態から、ネタニ・ヴァカヤリア選手が切り返し、この日、最後尾から選手のポジショニングの指示を大きな声で出していたマッガーン選手が、ゴールポスト真下にトライをあげて、コンバージョンも決めて7点を返すのがやっと、ブラックラムズの反撃はここまで。一人少ないのはやっぱり不利で、体力を消耗して最後は足が止まって、シャイニングアークス陣から65m、石井選手に走りきられ追加点を与えてしまいました。
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 42対12、こんな点差になるとはね...この日のブラックラムズは、プレーの精度がいまひとつでした。交替出場の南選手の速攻や、スピードのあるランとか、セブンズから帰ってきた福本選手の献身的なプレーとか要所ではあったので、これは次節につなげて欲しいですね。ということで、バイウィーク開けには気持ちを切り替えてブルーレブスから勝利をもぎ取って欲しいです。
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 コイントスの場面、グレーのシャツがブラックラムズの武井キャプテン、背中を向けている梶原レフリーをはさんで、白いシャツがシャイニングアークスのゲイツキャプテンです。コイントスの場面を注意してみたのは、長いことラグビー観戦してるけど始めてかも...次も注意してみてみよっと。
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 怪我から復帰した西川選手。この日は、交替出場でプレー時間は10分、やっぱり先発で快足と人に強い当たりを見せて欲しいですね。
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 アイザック・ルーカス選手は、この日もアタックにディフェンスにと大活躍、体格のこともあって、トネ選手やフォワードの選手には、はじかれてしまう場面もあったけど、その勇気あるプレーは凄いと思います。ブラックラムズは、ホントいい選手を取ったと思います。それにしても、ラグパンが短いというかくくりで言うとワイルドナイツの堀江選手の仲間ですね。
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 シャイニングアークスからは、レジェンド、トンプソン選手。この日も後半残り10分から登場、70分の男ですね。彼が出てくるとチームは心強いですよね。
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 レイドロー選手は、試合中、ホントいやらしいというか、憎らしい顔してます。そうじゃないと、世界では通用しないってことですね。
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 今週末はバイウィーク、再来週末までラグビー観戦はお預けですね...Jスポで観ていない試合でも観ようかなぁ。