Guardian Spirits of the Quantum Multiverse / Jack & Owane2022/08/14 07:39

 Jack GardinerさんとOwaneさんのコラボ作品第2弾。前作同様、80年代の日本のフュージョン(スクエアやカシオペアとかね)や、いわゆるクロスオーバーっていわれているような曲(リターン・トゥ・フォーエバーとかウェザーとかあのころ流行った音楽ね)のファンが好きそうな楽曲が並んでます。
 
 今回のアルバムタイトルは「Guardian Spirits of the Quantum Multiverse」、日本語にすると「量子宇宙の守護霊」って感じかな、で、ジャケットアートが前作同様、ちょっとB級SF映画っぽい、こういうコンセプトすきなんだろうな、このお二人。

 ということで、まずは聴いてもらいたいな、ご機嫌でカッコいいサウンドが詰まってます。もちろん、Jackさんのテクニカルなギターは大活躍してるし、Owaneさんアレンジのキーボード、ドラムにベースもこれまたカッコいいんだな。Youtubeで全曲聴けるので、ホント、マジ聴いてみてね。
Guardian Spirits of the Quantum Multiverse / Jack & Owane
 収録されているのは下記の6曲、3週間で曲を書いて、数ヶ月かけてアレンジと録音編集したって書いてあったな。それにしても、前にも書いたけど、Norwayと英国のミュージシャンの共作、インターネット時代だからこそできたアルバムだよね。そうそう、今回、3曲目のSwedish Coffeeは、初めてリアルで会って作ったって書いてあった。そろそろ、リアルで行き来できて制作活動ができるようになるんじゃないかなぁ...。
01 Action Boyz
 疾走感のあるイントロで始まる曲。テクニカルなギターや変拍子のリズムもカッコいいけど、中盤のスローテンポな部分の二人のギターが妙にエモかったりする。MVもカッコ良いから観てね。
02 Glitter
 ゆったりとした空間を感じる曲。テクニカルな部分だけじゃなくて、歌い上げるギターもいい感じだよね。この曲もMV観られるので、ぜひ。
03 Swedish Coffee
 今回初めて、リアルで会って作った曲。アル・ディメオラさんがいた頃のリターン・トゥ・フォーエバーを感じさせる曲。変拍子のユニゾンとメロディアスなギター、この曲、結構好きかも。
04 The Milkman
 スローなバラード。短い楽曲だけど、ストーリーを感じさせる曲だと思う。
05 Never Forever Together
 この曲もゆったりとしたリズムの曲、ギターは忙しいフレーズ弾いてるけどね。緩急のつけ方とエモいメロディがいい感じですよ。
06 Cosmic Crypto Quadrillionaires Club
 ゆったりとしたリズムで、ちょっとジャジーな感じの曲。メロディ楽器のカッコよさはもちろんだけど、自分はドラムスの細かいシンバルワークとかカッコいいアレンジが好き。

 パーソネルに書かれてなかったけど、たぶん、ドラムスのMaciej Dzikさん(なんて発音するんかな?)も参加してるんだよね。ギターだけじゃなくてドラムスもカッコいいよ。

 ということで、インターネット時代、日本の若いミュージシャンももっと世界のミュージシャンとコラボして欲しいなぁ...。