四畳半タイムマシンブルース ― 2022/10/06 07:02
自分にとってのヨーロッパ企画さんのルーツの「サマータイムマシン・ブルース」と、それつながりで原作小説を読んでアニメを観た「四畳半神話大系」の合体小説「四畳半タイムマシンブル~ス」のアニメが3週間限定劇場公開ということで観に行ってきた。
2年前、小説読んだときにアニメ化してもいいんじゃないかって書いたけど、実現しましたね。小説のドタバタがどこまで表現されているか楽しみ、まぁ、原案が原案だけに期待を裏切られることは無いと思いますけどね。
四畳半のメンバーがスクリーンで躍動してました。ディズニー+で先行配信してたけど、大きなスクリーンで観たほうが絶対楽しいと思いますよ(まぁ、ディズニー+契約してませんけどね)。ストーリーもネタもわかってるんだけど、やっぱり面白かったですね。テレビアニメほど小津に振り回されなかった「私」が、ちょっと残念でしたけど、まぁ、それはタイムマシンが補完したってことで。
ところで、ヨーロッパ企画の面々が未来の住人役で出演してたのはボーナスってことなのかな...。
ということで、やっぱり、ヨーロッパ企画のタイムマシンと四畳半神話は面白いですな。タイムマシンの映像関係集めようかなぁ...。
白いもちぐま、欲しかったんだけど売り切れてて無かった...残念(メルカリで倍の値段で売ってたけどね...こういうの何とかならんもんかね)。
あんなに優しかったゴーレム ― 2022/10/07 07:25
「四畳半タイムマシンブル~ス」を観た翌日、ヨーロッパ企画さんの第41回公演の「あんなに優しかったゴーレム」を観に東池袋のあうるすぽっとへ行ってきた。
前作の「九十九龍城」から約9ヶ月、こんなに早く生で公演を観ることができるとは思ってもみませんでした。
ところで、会場のあうるすぽっと、池袋だけに施設のあちこちにふくろうさんが...トイレの案内表示もふくろうさんでした。
「あんなに優しかったゴーレム」は、再演で前回は14年前、14年というと、様々なことが大きく様変わりしているはずなので、再演とはいえパワーアップしていると思います(とはいえ、前回公演を見てないけどねwww)。
あうるすぽっとのロビーには、ポスターの撮影に使用したゴーレムのミニチュアが展示されてました。ゴーレムの下の台は、神崎選手役の酒井さんが作ったそうです。
このゴーレムが今回の劇のキモですからね...。
その横には、舞台のミニチュア。制作は美術スタッフの長田さん、この精巧さはすごいですね。脚本の上田さんが毎回持って帰りたいっていっても断られちゃってるそうですwww。これは欲しくなる気持ちがわかります。
ちなみに表だけじゃなくて、裏もきちんと作られてます。
これが上手側で、
こちらが下手側。地下の裏側、こんな感じになってるんですね。
お話は、プロ野球選手の故郷訪問のテレビクルーが、その選手が子供の頃にキャッチボールをしていたゴーレムと出会うところから始まります。想像上のゴーレムが実在するってところからの展開が、さすがヨーロッパ企画さんって感じでしたね。実際にゴーレムに育てられた少女がいたらすごいことなんだけどね...そんなことも受け入れられちゃうところがヨーロッパ企画さんならではですね。
そして、とにかくゴーレムが優しいんだよね。ゴーレムの優しさのエピソードの一つ一つがちゃんと複線になってたりしてね。で、ゴーレムだけじゃない想像上の生き物がオチに繋がるなんてねぇ...思いもよりませんでしたね。
今回、7列目と比較的見やすい席だったこともあって、セリフも良く聞こえたし、演者の細かい表情も良く見ることができたし、これでもかってくらい会話が続く会話劇ってことで、そのセリフの応酬も楽しむことができました。今回のべらんめえなセリフでキーとなる役の土佐さん、要所でストーリーの整理をするセリフを担当した石田さん、テレビクルーのリーダー役でとぼけた雰囲気の諏訪さん、大人なディレクター役の中川さんとそれぞれの演者さんの魅力も堪能できました。そういう意味でも、ギミックや小ネタが多かった九十九龍城も面白かったけど、自分はこの劇の方が面白かったですね。ホント、もう一回、観たいって思っちゃいましたよ。
パンフレットの表はゴーレム(ちなみに、この画、初演のときと同じ構図なんだそうです)、裏表紙には想像上の生き物たち。裏表紙の生き物が重要な要素なんですよね...。
ホント、面白かったので、次回公演も絶対観に行きたいと思います。
アサヒスーパードライ JAPAN RUGBY CHALLENGE SERIES 2022 JAPAN XV vs AUSTRALIA A 第1戦 ― 2022/10/08 07:38
先週の試合の録画やっと観れた...。
相手がA代表とはいえ、来年のフランスのワールドカップに向けての大切な試合。SUNWOLVESが無い今、あと2回のウインドウマンスでどれだけ強度の高い試合ができるかがキモになりますよね。若い選手にとっては、まさに大切な試合。
ということで、まずはAUSTRALIA Aとの3連戦の第1戦。
JAPAN XVのメンバーは以下。
01 クレイグ・ミラー 埼玉パナソニックワイルドナイツ(6)
02 坂手 淳史 ◎ 埼玉パナソニックワイルドナイツ(30)
03 木津 悠輔 トヨタヴェルブリッツ(5)
04 ジャック・コーネルセン 埼玉パナソニックワイルドナイツ(9)
05 サナイラ・ワクァ 花園近鉄ライナーズ(2)
06 下川 甲嗣 東京サントリーサンゴリアス(-)
07 ピーター・ラブスカフニ クボタスピアーズ船橋・東京ベイ(13)
08 リーチ マイケル 東芝ブレイブルーパス東京(75)
09 齋藤 直人 東京サントリーサンゴリアス(8)
10 中尾 隼太 東芝ブレイブルーパス東京(-)
11 シオサイア・フィフィタ 花園近鉄ライナーズ(9)
12 中野 将伍 東京サントリーサンゴリアス(5)
13 ディラン・ライリー 埼玉パナソニックワイルドナイツ(7)
14 ゲラード・ファンデンヒーファー クボタスピアーズ船橋・東京ベイ(3)
15 山中 亮平 コベルコ神戸スティーラーズ(24)
16 堀越 康介 東京サントリーサンゴリアス(5)
17 三浦 昌悟 トヨタヴェルブリッツ(9)
18 竹内 柊平 浦安D-Rocks(1)
19 ワーナー・ディアンズ 東芝ブレイブルーパス東京(4)
20 姫野 和樹 トヨタヴェルブリッツ(22)
21 流 大 東京サントリーサンゴリアス(27)
22 松島 幸太朗 東京サントリーサンゴリアス(44)
23 野口 竜司 埼玉パナソニックワイルドナイツ(14)
初先発のサントリーの下川選手に期待しちゃいますねぇ、昨季のLeague Oneの試合でもワークレートの高いプレーをみせてくれてましたもんね、サイズ的にもこの日先発のラピース選手、リーチ選手にも見劣りしないしね。で、そのラピース選手の怪我からの復帰もファンとしては嬉しいところ、怪我からの復帰といえば姫野選手もリザーブからとはいえ、ペネトレーターとして一暴れして欲しいです。。そしてもう一人の初先発のブレイブルーパスの中尾選手の先発も嬉しいですよね。国立鹿児島大学出身のLeague Oneプレイヤーであの猛者ぞろいのブレイブルーパスでレギュラーを張ってつかんだ先発ですからね、こりゃ、応援しないわけにいかないでしょ(ちなみに、この試合キャップ対象試合ではないのでキャップはもらえないんですよ...NZ代表戦までお預けですね)。で、バックスは松島選手の復帰も嬉しいですね。フランスでひとまわりもふたまわりも大きくなった体で、激しいプレーを魅みせてほしいですな。ちなみに、先発の総キャップ数は196、全体では322でした。
一方のAUSTRALIA Aは代表一歩手前と、代表経験者から構成されたチーム。AUSTRALIAも若手の強化が急務ですからね。
ということで、この日のメンバーは以下。
01 Matt GIBBON Rebels(2)
02 Lachlan LONERGAN Brumbies(4)
03 Tom ROBERTSON Western Force(24)
04 Nick FROST Brumbies(5)
05 Cadeyrn NEVILLE Brumbies(3)
06 Ned HANIGAN Waratahs(21)
07 Ollie CALLAN Western Force(-)
08 Langi GLEESON Waratahs(-)
09 Ryan LONERGAN ◎ Brumbies(-)
10 Ben DONALDSON Waratahs(-)
11 Filipo DAUGUNU Reds(5)
12 Bayley KUENZLE Western Force(-)
13 Hudson CREIGHTON Brumbies(-)
14 Suli VUNIVALU Reds(1)
15 Jock CAMPBELL Reds(-)
16 Billy POLLARD Brumbies(1)
17 Harry HOOPERT Reds(-)
18 Archer HOLZ Waratahs(-)
19 Ryan SMITH Reds(-)
20 Brad WILKIN Rebels(-)
21 James TUTTLE Rebels(-)
22 Isaac HENRY Reds(-)
23 Mark NAWAQANITAWASE Waratahs(-)
フォワードはキャップ保持者が多いですね。ウォーターガッシュに在籍していたHANIGAN選手がいるのがちょっと嬉しいですね。キャップ数はJAPAN XVのほうが多いけど、SUPER RUGBYで揉まれてる選手たちですからね一筋縄ではいかないよね...。
前半、入りは良かったと思います。開始1分で山中選手の突進からペナルティを奪ってPGで3点。その後のリスタートのキックキャッチからのモールも良かったですよね。その後もオフフィートのペナルティにはなっちゃいましたけど、タックルからのオーバーも良かったと思います。中盤、かなり攻め込まれてしまっていましたが、タックルで良く止めていたと思います。20分頃のAUSTRALIA AのCAMPBELL選手の独走を一発でしとめた中尾選手のタックル上手かったですね。
一方、AUSTRALIA Aもポイントで必ず一歩前に出るフィジカルの強さが見られました。2軍とはいえ、SUPER RUGBYで揉まれている選手のプレーはやっぱり見ごたえがあります。これが、後半のJAPAN XVに響いてこなければいいんですけどね...。ちなみに、トライにはならなかったけど9分のAUSTRALIA Aのゴール前まで迫ったアタックはすごかったですねぇ。
前半、両チームノートライの9対6、JAPAN XVとしてはまずまずの出来だったんじゃないでしょうか...。目立ってたのは、上に書いた二人のほかに、リーチ選手、ラブスカフニ選手、下川選手の3列、特にリーチ選手は、また一回りからだが大きくなったんじゃないかな。あと、フィフィタ選手とライリー選手ですね。
後半の入りが課題のJAPAN VXですけど、立ち上がりは良かったんじゃないかなぁ。44分に22mライン付近でのスクラムから齋藤選手が動いてディフェンスを引きつけて山中選手、ライリー選手、フィフィタ選手とつないで左隅にトライ、これは、いい攻撃でした。
とはいえ、その後のAUSTRALIA AのVUNIVALU選手のトライに繋がる攻撃はパワフルで凄みがありましたね。これが、世界のラグビーって感じでした。
一方、流選手、姫野選手が交代出場した後の山中選手の幻のトライ(いや、どう考えてもノッコンだよねwww)までのJAPAN XVの攻撃もスピードもテンポも良かったんじゃないかなぁ。そして、ひさしぶり(2年半ぶり)の松島選手の登場、これは盛り上がりますよね。で、入ってすぐのファーストタッチがトライ、やっぱ、持ってる男は違います。ラストパスを投げた中野選手のタイミングもよかったと思いますけどね。
で、AUSTRALIA Aは取られたら取り返してくるってことで、縦に縦に体をぶつけて前に出るフィジカルを前面に押し出した攻撃で、交代出場したWILKIN選手が5ポインターとなりました。この時点で、JAPAN XVの動きが一歩送れるようになってきたように見えました。そしてこの後すぐAUSTRALIA Aはトライを追加。JAPAN XVのディフェンスのずれを突かれてあっという間に取られてしまいました。やっぱ2軍とはいえ強いですな。
60分を過ぎてJAPAN XVの動きが悪くなってミスが目立ってきました。一方、AUSTRALIA Aの選手はこの時間になってもタックルで倒されてもヒップスイングでボールをスムーズに継続していくという意識があって、見ていてむちゃくちゃ感心させられました。まぁ、トッププレイヤーこそ基本が叩き込まれているってことなんでしょうね。で、最後のダメ押しで後半交代出場のNAWAQANITAWASE選手(名前長いな...)に2本目のトライをあげられてしまいました。NAWAQANITAWASE選手、身長190cm、体重104Kgと大型バックス、で、スピードも半端無い、こういう選手がいると強いですよね。
22対34、負けてしまったとはいえ、いい部分もあったと思います。SUNWOLVESがなくなってしまった今、この強度の試合ができることはJAPANにとっては大事なことなので、しっかり分析して(当たり前ですけどね)次につなげてもらいたいと思います。
スタンドほぼ満席でしたね。入場者数19,729人、TEST MATCHじゃない試合でこんなに入るなんて...
ラグビー盛り上がってきてますねぇ、嬉しい限りです。
そうそう、松島選手の頭、ノアザミみたいだったな...。
さて、今日も14時から2戦目があるので、がんばってもらいたいですね。
お掃除くらいしか... ― 2022/10/09 07:03
お掃除くらいしかやること無いなぁ...。
ガラス面にコケが目立ってきたのでお掃除。生体もしばらくお迎えしていないので話題が無い...。
掃除直後は、水も濁ってるし、ディスクコーラルも縮んでます。
翌朝になれば水もキラキラ。
ディスクコーラルも全開。
なんか生体お迎えしようかな...。
九十九龍城 ― 2022/10/10 07:24
「あんなに優しかったゴーレム」の会場物販で、発売になったばかりの「九十九龍城」のビデオが販売されていたので買っちゃいました。会場で観た劇がどんな感じで映像になっているのかと特典映像を観たくてね。
一度観てるからネタバレしてるけど、やっぱり面白かった。というか、二度目のほうが面白さが伝わったかな...。なぜ一人何役も演じていることが複線になってることとか、こうして繰り返し見ることによって意味がわかってきたりとかね。まぁ、劇場で観たときは設定わかってないからね、というか、その設定が物語のキモだからね。上田さんの脚本は本当によく練られてるというか、複線の張り方が憎いよね。
ところで、劇場で見たときにオープニングのシーンでいまひとつ笑えなかったというか見入っちゃったんだけど、コメンタリー聞いたら、作ったご本人たちはここで笑いが来なかったのが不本意だったみたいですね、いやいや、観ているほうは情報を処理するのでめいっぱいだったんですよ。細かいシーンも多くて、上に書いたように、同じ役者さんが違う役を演じているのも最後の最後までちょっと意味わかってなかったと思うんだよね。これ、ゲームをやりこんでる若者はすぐ理解できたのかも知れないけど、自分のようなおじさん世代は何度も観てやっとわかったからね。たぶん、一緒に観た奥様はまだ理解できてないような機がする。ちなみに、セリフの設定だったり、細かい上田さんのこだわりもコメンタリー聞いてなるほどなって思ったもんね。
特典映像は、「特別番組 Road to 九十九龍城」「ヨーロッパ企画のVlog 出演者たち、九十九龍城を撮る Special Edition」「おまけトークショー」の3本、本編より長い134分というボリューム。トークショー以外は、既出の映像をまとめたもの(Vlogとかね)なので、観たことがあるものでしたが、こうやってまとめて観れるといいよね。一つの劇が生まれて、最終公演を迎えるまでのドキュメンタリーはやっぱ面白い。
それにしても、今回の舞台の作りこみはすごいな...あれを、講演会場ごとに組み立てて、バラしてをやっていくんだもんね。演者さんも舞台が終わった後に、バラしを手伝うのすごいと思います。
ということで、何度観ても面白いぞ、ヨーロッパ企画。
次は、先日観にいったゴーレムのビデオだな。これも待ち遠しいなぁ。