カラクリ ― 2023/04/21 07:00
今回は『現代カラクリ』のタイトルで、からくり作家のK.$uzukiさんとのコラボ展示でした。

4畳半程度のスペースの真ん中にテーブルがあって作品が展示されてました。

BBコリーさんの作品は、電子系の作品が多くて(細かい紙細工やイラストの作品もスゴイんですよ。ちなみに、知り合いになる前にTwitterでお菓子のパッケージで精巧なショベルカーを作ったり、透明なフィルムで本物そっくりなパッケージのコピーを作ったりしているのを見て世の中にはスゴイ方がいるんだなって思ってたんだよね)仕組みもスゴイんだけど、そのアイデアの独創性というか発想が面白い。

これは、お金で時間を買える時計「タイムisマネーATM」。どういう作品かというと、コイン投入口にお金(もちろんコインね)を入れると1円1分、時計の時間が戻るというもの。下の動画は、10円入れて10分時間が戻るところですね。1日の時間が足りないという人もお金があれば、時間を買える(戻せる)ってことなんですね。
この発想スゴすぎない?

で、こちらは、時間の進み具合を操作できる時計「ツイスタイマー」。メトロノームのリズムで時間を刻む時計です。

上の動画のように早く進めたり、下の動画のようにゆっくり進めることが出来ます。これで、実際に時間戻せたり、進み方を変えたり出来るとドラえもんの道具みたいだね。

デジタルな砂時計の「時場」。30秒計なんだけど、落ちてくる砂でデジタルで時を表示する砂時計って、説明を書くだけでいったい何?って感じだよね。いや、マジそれにしても発想がスコすぎるよ。

ここからは、K.$uzukiさんの作品。K.$uzukiさんの作品は、ギアを組み合わせて複雑な動きをするオブジェですね。これは、「ホムンクルス」という作品で、スイッチを入れると二つの目玉がクルクルと回るもの、目玉の動きがキモカワイイ。

こちらは「歯と花のからくり」。歯車の葉?歯?がパクパクと動いて、赤い花がゆっくり開くもの。歯車の造形美がすばらしい。

この作品を動かすことは出来なかったのですが、その造形美がマジすばらしい。ちなみに、ハンドルを回すと5つの花がそれぞれの周期で開いたり閉じたりするそうな。ちなみに、タイトルは「秩序ある無秩序」。斜めに組み合わせた歯車もちゃんと機能するってことを表現しているとのこと。

異能なお二人の作品、K.$uzukiさんの緻密で様式美の作品と、BBコリーさんのデジタルなのにユーモアのある作品のコントラストも面白いですね。
ぜひ、Twitterをフォローして、展示があるときに実物を見てもらいたいと思います。