Final Pitch / Arch Echo2023/08/11 07:31

 来たね~、1曲目からARCH ECHOさんだよ~。

 ミニアルバムのリリースはあったけど、フルアルバムとしては前作から4年ぶりのリリース。でも、ARCH ECHO節は健在でした。なんていうのかなぁ、キラキラなキーボードに、パワフルで手数の多いドラムス、Djent感バリバリのギターに、ギターに負けないテクニカルなベース、ゴリゴリのプログレッシブ・メタル・フュージョンは、ARCH ECHOさんならではですよね。
Final Pitch / Arch Echo
 収録されているのは、以下の10曲。正しくは9曲収録で、10曲目はBANDCAMPでのダウンロードのオマケ。とにかく、上に書いたように唯一無二のARCH ECHOならではの曲が詰まってます。ゲストも豪華で、2曲目にはDream TheaterのキーボードのJordan Rudessさん、タイトル曲には、ボーカルにAnthony Vincentさん、ウインドでThe Mars VoltaのAdrián Terrazas-Gonzálezが参加してます。ちなみに、この曲は、ARCH ECHOさん初の歌入りの曲で、ボーナストラックは、この曲のインストでした。
 01 Angry Sprinkles
 静かなキーボードのイントロから激しいギターリフが始まり、とにかく高速で駆け抜けるって感じの曲、Richeさんのとにかく叩きまくるって感じのドラムがいい感じです。後半のゴリゴリ重低音もカッコいい。
 02 Aluminosity (feat. Jordan Rudess) 
 ちょっと、Polyphiaさんっぽいギターのイントロで始まる曲。中間部のギターソロは、ちょっとJeff Beckさんぽくもあるな。それに続く荘厳な感じのキーボードソロがJordanさんかな。スローテンポなのにハードで荘厳な曲です。
 03 Red Letter
 テクニカルかつハードな曲、これぞArch Echoさんって感じの曲です。Richeさんのベードラが目立ちますな。
 04 Final Pitch (feat. Anthony Vincent & Adrián Terrazas-González) 
 一転、歌入りってこともあってかPOPな曲調に、BメロでハードでDgentな感じが出てくるけど、全体にJourneyとかSupertrampみたいな80年代の香りがする曲です。
 05 Cloudsplitter
 続いて、メロウな感じのスローな曲。なのに、テクニカルなんだな。
 06 Battlestar Nostalgica
 スローな曲が続くな...フレットレスベースのメロディラインがカッコいいなって、思ってたら謎の変拍子が出てきたり、かなり複雑な構成の曲。
 07 Bet Your Life
 これもスローだな、イントロからギターが歌ってますよ。後半のピアノソロからキーボードソロでまた違った色合いの曲に、この曲も攻勢が複雑だ。
 08 Gold Dust
 09 SUPER SUDDEN DEATH
 のっけからグイグイくる感じがいい。これぞ、Arch Echoって感じの曲。
 10 Final Pitch (Instrumental)
 BANDCAMPのみのボーナストラックです。やっぱ、他の曲と比べてもめちゃくちゃPOPですな。Adriánのサックスソロもいい感じだね。

 プログレッシブ・メタルだけど、聴きやすいし自分は好きなバンドですよ。
 ちなみに、バンドのメンバーは以下。
 Joey Izzo - Keyboards
 Adam Rafowitz - Guitars
 Adam Bentley - Guitars
 Joe Calderone - Bass
 Richie Martinez - Drums

 9月には来日公演があるよね、しかも、ゲストがJack & Owane、これは観に行きたいよねぇ...。
 そうそう、YOUTUBEでアルバム聴けるので、是非、聴いてみてね。